「こーこーじーって知ってるか」
(知りまへん。こうこうや(好好爺)なら知ってまっけど)
「いやーおれなあ、わかったわ。ちゃうねん。ちゃうねんで。」
「なにがちがうんですか。」
「疲れるねん。どうでもよくなるねん。
だから怒ったりもせえへんようになったんや」
「えーつまり年を重ねて寛容になるというより、
疲れてそうなったということですね」
「そうやねん。だから気にせんでええんやで」
ああ、そういうことか。
昨日の夜、これはやばいと思い事務長にメールをした。
「言い過ぎました。後悔しています」
即、返ってきた。
「全然気にしてまへん。明日からも頼んます」
またやってしまったって後悔が
怒りの根本をもみ消す。
焦燥感と絶望感だけは残る。
事務長の言葉に救われている場合じゃない。
