シェーク裏裏の主に中陣を得意とするドライブマンとカットマンのダブルスの相性はあまりよろしくない。基本的にダブルスではつなぐ意識とパートナーの邪魔にならないことが重要である。また,ダブルスでは2人を被らせて得点を狙われることが多い(注1)。これは右利き×左利きで組んだ場合ある程度解決される。動画1の最初のダブルスは右シェーク裏裏×右のカットマン(両選手とも大学関東1部クラスの実力)である。上のような得点パターンで考えると,右利きのバック側にボールを集められ,その後にフォアサイドに逃げていくボールを打たれると右シェーク裏裏×右のカットマンの両方の選手が被ってしまった後になかなか難しくなる。後,カットマン×ドライブマンは互いの長所をつぶしあうのであまりよくない(注2)。これは左シェーク裏裏×右のカットマン場合も同様だと思う(後で)。強いカットマンの数は限られているので学生では攻撃マン(ほとんど前陣異質)と組まざるをえない場合があり仕方ないが。

(動画1)

 そういったカットマン不足のためカットマンが攻撃マンと組む場合は動画2の右シェーク裏裏の選手でも小柄で主に前陣が主体の場合や動画3の(女子でよくある)前陣の異質で互いにプレー領域が違う選手同士で組んでいる。この場合は中陣から後陣を動くカットマンとプレー領域が異なりお互い動くとき邪魔にならないため一応何とかなると思う。

 動画4ではカットマンの佐藤選手と左シェーク裏裏の早田選手がダブルスを組んでいるが,若い選手はパワーがないため大人の選手とプレーするときは前陣プレーをすることが多い。カデットの時代は早田選手は前陣でプレーをしていたので佐藤選手と組むことができた。(今は中陣でプレーをしているので組めないと思う←丁寧選手のアドバイスから。)

 (動画2)

 

(動画3)

(動画4)

 リオ五輪の福原選手/伊藤選手に関しては両選手とも右利きであるから,上で指摘してように重なってしまうという問題が発生する。しかし,福原選手/伊藤選手やみうみまのダブルスのように小柄な選手同士ではダブルスで動くときの円の弧の長さが短いので,高速で動くことができ選手同士が動きが合わなくなったり重なってしまう問題が解決できるのかもしれない。(筆者は前陣速攻の左利きなので組んだことがないので断定はしずらい。)もちろんしっかり練習しなければいけないが。

 動画6の陳幸同選手/孫穎莎選手ペアも右シェーク裏裏の選手同士のペアであるので選手同士が被ってしまう問題が発生するが,福原愛選手/伊藤美誠選手ペアと同様小柄な選手であるため動く円の弧の長さが短いので一応ダブルスを組むことができるペアになる。朱雨玲選手や陳夢選手も同様。一方男子選手の場合は女子選手と比べても体も一回り大きくなってくるので厳しいかもしれない。

 団体戦になると左利きは通常右利きとダブルスを組めるので右右左だと最低2種類以上のダブルスはほぼ確実に組むことができオーダーで相手をかく乱できるので有利だと感じる。また,利き腕が同じでも前陣×中or後陣も有利である。ダブルスでは相性の問題として球質が自分に合っていて打ちやすかったりもするので自分に良く合うペアは実際に組んで練習したときからある程度分かるのかもしれない。(水谷選手/大島選手ペアは2017年の全日本で優勝した際に練習でも負けたことがなかったといっていたし。)もちろん,左×右でも合わないことがあるので右左に加え,前陣×中陣or後陣というのも意識するのは大事。なので左右のダブルスや前×中陣or後陣のダブルスもペア同士の相性が重要になるのはいうまでもない。陳/孫選手のように小柄同士で組めるペアがあれば今の伊藤選手/平野選手のように小柄な前陣の選手同士でもお互いにやりたいことが合わなくなるとうまくいかない場合がある。

(動画5)

(動画6)

(注1)卓球に関する色んな人の意見や考え方http://www.oetakkyu.sakura.ne.jp/iken-daburusu.htm

(注2)ご婦人の方とのダブルス  http://takkyujinja.syoyu.net/tech/boubles

(注3)小柄な選手はダブルスに有利?http://naruko-takkyu.net/65829491/