あと3日 | 喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々*

喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々*

新たなステージへと歩み始めた喜八郎。
その道のりは意外と長く険しいものに…?こうなったら、焦らず騒がず機を待つべし。
黙々と復活の機会を待ちながら、日々料理の道を究めるべく精進する喜八郎の奮闘記!

早いもので、外苑前グラースの営業もあと3日となりました。


ここ数日は、常連のお客様や友人たちが駆け付けてくれて大忙し。

本当に、みんなに愛されていたお店なんだなあと嬉しくなりました。


実のところ、場所や物にはあまり執着のない私なのですが、

この場所を離れるにあたって唯一気がかりだったのが、お店の前の植え込み。


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

3年間、四季折々に楽しませてくれた木々たちには、心からの愛着があります。

やっぱり生き物ですからね。



先日、ようやく時間が取れたので、下草をごっそりカットしたり余分な枝を切り整えたりと、

最後のお手入れをしてあげました。


秋口に差し掛かり、姫リンゴが色づいて、白椿の蕾も膨らんできています。


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*


名残のブラシノキもいくつか咲いていて、

季節外れのニオイバンマツリまで、なぜか花を咲かせてる(笑)


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*


枯れてしまったかな?と心配していたレモンの木も、

よく見たらしっかり脇から新芽が伸びている。


こんな狭いプランターの中でも、しっかり根を張って命をつないでいるんです。

本当に、彼らの健気な生命力には、何度励まされたかわかりません。


移転の際には頑張って連れて行こうかとも思ったのですが、

新しい借主さんが大切に育ててくださるというので、このままここで育てて頂くことにしました。


これから先もこの子たちは、この場所で、たくさんの人たちを癒してくれることでしょう。

私も、折に触れて様子を見に来てしまう気がします。


あと三日。


彼らのパワーをたっぷりもらって、最後まで最高のおもてなしをしたいと思います!