こんなに小さなレストランですが、なぜか時々、有名なMOFの方などがお見えになります。
その中でも、たぶん一番最初にグラースを訪れてくれたのが彼。
ジュラのMOFショコラティエ、エドワール・イルサンジェです
初めて彼に会ったのは、もう10年前になるでしょうか。
伊勢丹のサロン・デュ・ショコラに出店していた時からの付き合いです。
気さくで明るく嫌みのないエドワールは、ショコラティエからもスタッフからも大人気
いつも会場のムードメーカーのような存在でした。
グラースをオープンした時は、来日中の忙しい時間をさいて食事に来てくれて、
美味しいジュラのワインを紹介してくれたり、食材を紹介してくれたり、
事あるごとに気にかけてくれる大切な友人です
銀座にブティックを構え、来日する機会も増えているようで、
一昨日の夜も、担当通訳ご夫妻と奥様を引き連れて突然来店してくれました
今ではすっかり「高級ショコラティエ」として定着した感のあるイルサンジェですが、
本人には至って変化なし
常に冗談を飛ばしながら、楽しく美味しそうに食事とワインを平らげていく姿は、
「素朴で無邪気な田舎の職人」そのままです。
奇をてらいすぎない彼のショコラは、本当にしみじみとした美味しさがあるんですが、
やっぱりショコラにも人柄ってでるよね~と、ここでも改めて感じてしまいました。
ショコラティエきってのワイン好きでもあるエドワール、
年明けには、地元の作り手「フィリップ・ボールナール」を引き連れてやってくるからね!と、
明るく手を振って帰って行きました。
素朴で男らしい(?)イルサンジェーのショコラ、
みなさまもぜひお試しを!