二日目の午後は、楽しみにしていた「酒井ワイナリー」へ。
ウッディーファームを後にし、岸平さん、城戸さんとともに赤湯に向かいました
ワイナリーに到着すると、前日のセミナーでもお会いしていた一平さんがお出迎え。
一平さんの顔を見ると、なぜかほっとしちゃうんですよね~
見学の前に、まずはみんなで一平さんおすすめの洋食屋さんでランチを。
カレーとナポリタンが美味しかったです
畑の話、格付けの話、コンクールの話などなど、ここでも面白いお話がたくさん飛び出しました。
岸平さん、城戸さん、一平さん…よく考えたらすごいメンバーだったなー
ランチの後は、仕事に戻る岸平さんにお別れをして、まずは噂の急斜面畑を見学に。
「上に登っちゃうと何も見えないんで」
と、まずは傾斜の下から拝見。
うわっ!と声が出てしまうほどの急斜面
傾斜40度以上になるところもあるんだとか。
この斜面で作業をするなんて、考えただけでも目がチカチカしてきます。
「ここでの仕事に慣れてると、地面が平らだっていうだけで仕事が楽ちんに感じるんですよね~」
と。
そりゃそうでしょうとも
そして、こちらが畑の上から見た景色。
うん。
眺めは素晴らしいけど、確かにここからじゃ畑の様子は全く見えませんね
降りて行くにも、足がすくみます。
入り口には、酒井ワイナリーのマスコット(?)、草を食べてくれる羊くんたちが
子供たちも大喜びで、羊たちに草を食べさせてあげていました。
羊くんたち、近くで見るとほんとにかわいい
でも、名前はつけていないんだそうです。
情が移ると潰せなくなるから…とお姉さん。
そうですよね。そのあたりは、さがのプロ意識です。
「超」がつくほど自然派志向の一平さん。
畑(=一つの作物のみを植えて育てる)という人間が作りだした不自然な環境の中で、
いかに自然の生態系に近づけられるかをいつも考えているといいます。
「そのうちボルドー(ボルドー液)も自分で作れないかなと思ってるんです。」(一平さん)
「ははははは」(城戸さん)
「震災でガソリンがなくなったとき、本当に困った。だから万が一の時のためには、やっぱり馬を飼うのが一番だなあと。」(一平さん)
「むりむりむりむり」(お姉さん)
・・・本気とも冗談ともつかない訥々とした口調で語る一平さんに、
笑っていいのやらうなずいていいのやら
でも、「羊を飼うって言った時も、みんな無理だって言ったんですよ。」の一言に、
次回訪れた時は確実に馬がいるに違いないと思ったのでした
「自分たちは百姓だから。」が口癖の一平さん。
文字通り百の命を育てる。葡萄だけというわけじゃなく、そこで育つ山菜も採るし、羊も潰して出荷する。
自然とともに生きようとする信念は、他の誰よりも強いのではないでしょうか。
畑から戻り、次は醸造所の中を見せていただくことに。
重厚な扉の向こうには、樽や一升瓶に入って出荷を待つワインたちが静かに眠っていました。
熟成の仕方などについても、城戸さんからいろいろとアドバイスを受けたという一平さん。
その意気込みと信念で、これからも酒井ワインの品質は上がり続けていきそうです
最後は赤湯の駅まで送っていただいて、別れを惜しみつつ山形を後にして東京へ。
酒井さん、城戸さん、岸平さん、本当に本当にお世話になりました!!
旅のお供とお土産にぴったりのひとくち小瓶。
赤湯に行かれる方は、ぜひ駅の売店をCheck!!
♪♪その⑥に続く♪♪