シャトータケダがやってくる☆ | 喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々*

喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々*

新たなステージへと歩み始めた喜八郎。
その道のりは意外と長く険しいものに…?こうなったら、焦らず騒がず機を待つべし。
黙々と復活の機会を待ちながら、日々料理の道を究めるべく精進する喜八郎の奮闘記!

いよいよ佳境に入ってきました!


何事かと申しますと、

9日に迫った「タケダワイナリーメーカーズディナー」の準備です。


今回は、『シャトータケダのヴィンテージ比較』キラキラというとんでもなくハイレベルなお題をいただいているのでガーン

喜八郎も私も緊張感マックスです。


用意していただいたヴィンテージは、シャトータケダの01、04、05、07

タイプが似ている01と05、04と07を組み合わせ、それぞれに合う料理を二皿用意します。


お値段的にも全て事前に試飲するわけにいかないので、

とりあえず現行ヴィンテージの07を入手して味わいを確認。


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

…確認してよかった汗


予想以上の繊細さ、完成度の高さ。

細くつややかな糸がピンと筋を通していて、柔らかな果実味がそれを嫌みなく包み込む。

とてつもなく難易度の高い姿勢でさりげなく舞台に佇む、細身のバレリーナみたいなワイン。


ボルドータイプとかブルゴーニュタイプとか、そういう言葉で表現できるものではなくて、

ああ、日本の「グランヴァン」とはこういうものか、と思わせてくれるワインです。


この1本からその他の3ヴィンテージのイメージを膨らませつつ、

岸平さんご本人から伺ったテイスティングのイメージ、そして鹿取みゆきさんやその他名だたるテイスターの方々のコメントを参考にしつつ、メインとなる二皿の構想を固めました。


料理のイメージを岸平さんにお伝えし、大体のOKをもらってまずは一安心。

あとは、ワインと料理がどちらも主張しすぎず、お互いのよさを引き立てあうようなマリアージュに仕上げていかなくてはいけません。


お越し頂いた皆様にも作り手の方にも、

そのワインの新たな魅力を発見してもらえるようなマリアージュを実現したい。


そんな気持ちを込めて、今回も全力を尽くします。


どうか、シャトータケダの魅力が伝わる素晴らしい会になりますように!