こんにちは。
さわやかな風にのって、知らない街ヘ 旅に出てみたくなりますね。
今回は、銅版画の詩画集 (地球の子守唄) から、作品をいくつかご紹介します。
この作品のイラストは、ギャラリーにも載っています。
月夜の遊戯<ゲーム>
月のかさなる夜
オルゴールの 音色にさそわれ
人形たちが動きだす
ぜんまいじかけの 空のうえ
夜があけるまで 戯れて
やがてもどっていく
時のかなたへ…
月光の輪舞曲<ロンド>
耳をすましてごらん
たしかに 心にひびく 音がある
閉ざされた空間のなかで
月だけが かがやいている
耳をすましてごらん
魂の底に ゆらゆらゆれる音がある
小さな影が重なりあって
大きなハーモニーを奏でる
耳をすましてごらん…
たとえば それは
たとえば それは、薔薇色のほお
たとえば それは、かわいた涙
銀色の雲 ただよう想い
かさなる音は 時をつむぎ
そんな音色が はずんでとんで
ころがりおちる 青空のしたを
たとえば それは、とおい記憶
たとえば それは、ひとひらの恋
たとえば それは、ふかい孤独
たとえば それは、あふれる涙
指のあいだを こぼれておちる
砂のように みえない光
そんな音色が きらきらとんで
はじけてきえる 青空のかなた
たとえば それは、こわれた時計
たとえば それは、虹のかけら
そんな音色が ひかってとけて
やがてこだまする 青空のはてに
たとえば それは、風のささやき
たとえば それは、いつかみた夢


