都道府県対抗の全国駅伝、1月15日には京都での女子駅伝が開催されていました。
1月22日、広島での男子の駅伝が3年ぶりに開催されました。
通称「ひろしま駅伝」、正式には「全国都道府県対抗男子駅伝競走大会」です。
2021年は中止、2022年は広島県にまん延防止措置が適用されていたため男子のみ中止でした。
長いブランクをあけての恒例の駅伝でしたが、中学生から社会人まで入り混じっての駅伝は他にはあまり例がなく、都道府県対抗という点でも面白みがあります。
前回(2020年1月)は長野県が優勝でしたが、今回も長野県が優勝。
アンカー、最終7区を走ったのは、地元、佐久長聖高校出身、立教大学の上野『監督』でした。
立教大学を55年ぶりに箱根駅伝に出場させた名監督として話題でしたが、37歳ながら現役の『選手』として活躍している、という点でも注目されていました。
長野県は6区までトップで襷をつないでいて、2位以下に約1分差をつけていました。
社会人や大学生のエース級が揃う最終7区でしたが、上野監督が逃げ切る形で終わりました。優勝インタビューで本人も述べていましたが、以前にも本大会に出場、最終7区を走ってトップでゴールテープを切ったことがあるようです。
2位は埼玉県で、アンカーはヤクルトの荻久保、3位は東京都で、アンカーは創価大学の嶋津。いずれもアンカーの追い上げによるTOP3入りでした。
全国男子駅伝では、中国電力の岡本選手の「ごぼう抜き」も有名であり、今回も鳥取県の3区を務め10人抜き。これまでのトータル追い抜きの記録を124から134に伸ばしたようです。
岡本選手は現在38歳。37歳の上野監督とともにベテランの貫禄を見せつけてくれてくれました。
来週の日曜、1月29日は大阪国際女子駅伝です。