生成AIやポケトークその他の「ツール」が発達した時代に、翻訳や多言語性はそれら「ツール」に頼るのか、それともなお、自分自身の「語学力」を磨くのか。今はまだ過渡期で、「答え」が出ている状況ではない。
それだけに、この選択は、個人にとりそれなりの重大な岐路に立たせるものではないか。


(ちょうどタイムリーに、日経年頭の特集で、ポケトークと、英会話コーチングの社長同士の対談が載ってるのを見かけた)

 

 



自分の結論はこうだ。
1自分個人の語学や語学力向上に興味を持たない人は、「ツールだけ」に割り切る
2語学を伸ばしたい人は、ツール活用により、更に語学力を「自分に合わせてカスタマイズ」しつつ加速させられる

一応、自分はこの2に当たる。
旅ではっきり気づいたのは、ポケトークにせよ、chatGPTにせよ、代わりに会話してくれるだけでなく、自分の語学力を非常に早く効率的に高めるツールとしても活用できる。
「どっちか」と特に限定する必要なく、使えるものは使えば良い。
(友達は、韓国に商品仕入れに行くときに、韓国語をまるで解さず学ばず、グーグル翻訳のみに頼っていた。彼は1だ)


chatGPTが語学や翻訳にも活用できることは多くの人が知り、また既に活用している人もいる筈だ。これとポケトーク両方、更に何でもいいが(youtube上の英会話学習用の)スクリプトなどを組み合わせると、
・シチュエーション単位の、具体的かつ精細・深度のある会話を、自然な会話で無限に創出出来る
ということなのだ。

 

実際の生活シーンや業務現場で、AIやロボットに完全に置き換わるまでには、ジャンルや業界業務の相違もあり、相当の時間がかかるとみている。また、全部が人間から置き換えられるわけでも、それが適当なわけでもない。

「語学力のある人」への信頼感というのは、すぐに0にはならないだろう。

が、相対的に、次第に価値下落していくことも間違いはない。

 

ツールは今後も活用していく。し、自らの語学力も、差当りはレベルアップを目指す。

が、総体的な「言語戦略」はまだ手探りの状況ではある。

楽しみながら、それを更新していきたいと考えているところだ。