まさかず@ウガンダです。
久しぶりの日記になってしまいました。
今回は先週訪れたタンザニアのザンジバル島についての旅行記を書こうと思っています。
彼女がウガンダに来てくれたこともあって、久しぶりの休みを満喫してきました。
ザンジバルってどこやねん!wって話だと思いますが、アフリカには「こんな島もあるんだよ」と知って頂ければ嬉しいかなと思います。
旅行記と言っても「どこ行って何をした」みたいなことは書きません。
僕が感じたことと、日本人ホテルオーナーの三浦砂織さんとのお話を基にザンジバルという島について自分なりにいくつかの視点でまとめたいと思います。最後まで読んで頂ければ幸いです。
まずザンジバルの概要ですが、アフリカ東海岸のインド洋上にある島です。

(http://www.zanzibar-paradise.com/index.htmlから)
この島はかつては奴隷・象牙・香辛料貿易の拠点であったり、その昔はオマーン帝国の支配下に置かれていたため、イスラム色の強い島です。今はタンザニア本土と合併してタンザニア連合共和国を形成しています。
しかし、白いサンゴ礁と青い海等の自然と、オリエントとヨーロッパが混ざりあった建築物から世界遺産に登録され、多くの観光客が訪れています。
僕もこの島のビーチを見た時、まさに「天国」にいるような気持ちになりました。




(ストーンタウンの街並み)

(夜には魚介の屋台が出現します)
こんな感じがザンジバルです。
さて、本題です。
僕が感じた「ザンジバル」と「この国の行く末」を考えてみようと思います。
僕はいつも旅先でその国の優れている点や問題点を見つけて、その国の"像"を頭の中で作ります。そしてその国がどんな道を行くのか勝手に想像してしまいます。
前回は南スーダンについて書きました。読んでいない方がいれば是非。
(南スーダンの行く末を考える:http://ameblo.jp/tabio1007/theme-10042618406.html)
(1)観光ビジネスの光と影
私見ですが、僕は観光というものをとてもリスクの高いビジネスとして捉えています。それは「受け身ビジネス」だからです。結局、お客さんが来ないとたちまち衰退してしまうことは日本のさびれた温泉街を見れば分かると思います。お客さんが来るか来ないかは景気や流行のようなものによって決められるので、マネージしづらいビジネスだと思います。
ギリシャの危機を見れば分かりますが、あの国は観光しか産業がなく、観光に依存した社会になってしまったことと、その観光の発展の限界が見えたことが危機を招いた一つの要因だと思います。あの国に投資をしようとする人はもう少ないと思います。観光に依存する国より、何か製品を作って世界に売り込む国の方が投資に関しては魅力的でしょう。
しかし、ザンジバルはその点に関して今のところ問題ないと思われます。
これからは欧米人の観光客だけではなく、アフリカの富裕層を取り込めるからです。
ウガンダの富裕層も休暇をザンジバルで過ごしている人は少なくありません。マケレレの学生レベルでもザンジバルと言えばリゾート地というイメージは定着しています。また中国人観光客も多く見かけました。
今はタンザニア本土からの定期便も増え、観光客は増加傾向にあるようです。
この期を逃すまいと南ア資本や中国資本はこぞって流入しています。まだまだ投資・発展の伸び白はいくらでもあります。
現状では観光をもっともっと伸ばしていくしかないかもしれません。島全体の発展という意味では。
(2)では何が問題なのか?
問題は「観光業によって得られる恩恵がザンジバル人にもたらされるのか」という一点に尽きると思います。
例えば、僕が泊まったホテルではフロントや会計等の仕事は全部本土から来たタンザニア人がやっていて、ザンジバル人は掃除やベッドメーキングだけと、完全に仕事の内容が別れていました。
砂織さんと話していて思ったことはザンジバル人は働き者ではあるが、基本ができないということでした。一番の問題は「英語」と「計算」ができないということでしょう。
計算に関して言うと、僕も経験したのですが、夕食の会計時、請求書を見て、僕がぱっと計算して59000ねと言うと、そのザンジバル人は「ちょっと待って、計算するから」と言い、計算機を取りだし「45000だね。」と言ってきました。何故こんな単純な計算を計算機を使って間違えてしまうのか不思議なのですが、こんなことは日常茶飯事なようでした。
また砂織さんのお話でITを大学で勉強して卒業した人がいたそうですが、その人はパソコンがほとんど使えなかったそうです。
僕は全て教育のせいなのかなと思ってしまいます。教育の"質"の問題です。
私が簡単に判断してしまうことは間違っていますが、英語と計算はビジネスにとっては最も基礎な部分なので、それが劣っているとなると本土の優秀なタンザニア人を連れてきた方が効率的になってしまいます。
どうにかして教育の質を向上させ、優秀な人材を輩出することがザンジバル自治政府のすべきことだと思います。
ザンジバル人が観光業で自立するためにも、ザンジバル人が自分の島で取り残されないためにも、教育は最優先事項です。
(3)ザンジバルで生きる日本人
長くなってしまいましたが、最後にホテルオーナーの三浦砂織さんについて少しお話させて頂こうと思います。
「私はザンジバルの綺麗な景色と人々の優しさが好きなの。だからここに住むことを決めたし、ここでなら何かできるかもしれないと思った。」とここに移り住んだ経緯を話してくれました。
でも実際にこの島で、現地の人を雇うとなると本当に難しいようで、最近、手塩にかけて教育したザンジバル人がやっと仕事ができるようになった時に、ホテルの物を盗んで逃げて行ってしまったそうです。本当に大変だったようでしたが。
「立ち直るのに時間がかかったけど、今はまた一からやるしかないでしょ。」
と笑顔で言う砂織さんは本当に素敵でした。
最後に「このザンジバルで何を望みますか?」と聞きました。
砂織さんが言ったのは「平凡な生活。」
「毎日問題だらけだから、朝起きても、昼になって、夜寝るまで問題が起きないようにザンジバルのみんなともっと頑張っていきたい。」と言っていました。
僕は砂織さんのような、現地で、現地の人々と一緒に頑張っている方を本当に尊敬してしまいます。
話していて、何かもう、僕が何年経っても追いつかないような強い意志と覚悟を感じるんです。
それはきっと僕にはまだないものだからかもしれません。
この旅行を終えて彼女と話したことがあります。
「何年後になるか分からないけど、必ずまた来ようね。」と。
それだけ良かったんです。
僕はこれでこの先1年間休みを取らなくてもやっていけると思いました。
今日からまたいつも通りイケイケで頑張ります!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
コメント頂ければ嬉しいです。
まさかず@ザンジバル
*もしザンジバルを訪れた際には是非砂織さんのホテルでご飯でも。
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