11月2日(木)

戸倉上山田温泉をチェックアウト後、小布施に行きました。

小布施のハイウェイオアシスでリンゴを買いました。

信州に行った時は必ず寄ります。これが主目的でもあります。

前回行った時は、リンゴにはまだちょっと早くて、シャインマスカットなどの葡萄と栗だけでした。

今回は、お目当てのリンゴ「秋映」はもう終わっていて、シナノスイートやメイゲツ、シナノゴールドがたくさん出ていました。

嬉しくなって山ほど買いました。

買い物を済ませて、小布施の街を散策することにしました。

小布施の町のマンホールは、北斎が屋台の天井に描いた男波の絵でした。

旅行直前の10月29日の読売新聞の日曜版(よみほっと)が小布施でした。

グッドタイミングで読んでいました。

以前来た時は、葛飾北斎の天井絵で有名な岩松院へ行って、そばに福島正則の墓があることと、「日本丸」の槍を賭けた黒田武士の話を知りました。北斎館には行っていません。

小布施は人気観光地で混雑しているだろうと思って北斎館へ行ったら、案の状、数台しか止められない駐車場は満車。

受付で聞いたら、３館共通入場券を買うと「中島千波館」「高井鴻山記念館」も見られて、中島千波館には無料の駐車場があると教えてくれました。３館は歩いて回れるそうなので、まずは中島千波館に行きました。

中島千波は、一昨年亡くなった、桜が大好きな同い年の友人が大好きな画家でした。

「30万円で中島千波の桜のリトグラフが買えるから買いたい」という友人に、「一人暮らしなんだから、そんなのにお金を使わないで老後の資金にした方が良んじゃないの？。画集でも買ったら？」と言った事が今でも悔やまれてなりません。

こんなに早く亡くなるんだったら「買えば！」と言ってあげればよかった。

そんな思いを抱いて中島千波館へ。

お父さんも画家だったそうで、10歳の時にお父さんを描いた絵は実に素晴らしかったです。

奄美大島の田中一村美術館で見た、一村の子供の時の絵の時も思ったのですが、絵の才能は、小さいときからあらわされるんだと思いました。

桜の絵もたっぷり見て、帰ったら友人のお墓に持って行って見せてあげようと図録も買って、北斎館へ行きました。

北斎館入り口

北斎の姿が刻まれています。

北斎は、80歳を過ぎてから小布施に来たのだそうです。

北斎館入り口のメタセコイアの木にはびっしり実が付いていました。

始めて見ました。

北斎館から路地を通って高井鴻山記念館へ向かいます。

、

高井鴻山記念館の文庫蔵２階には、佐久間象山などと激論を戦わせたという座敷に、木製の火鉢がありました。

天才佐久間象山が触ったであろう火鉢、しっかり撫でてきました。

廊下は、北斎も佐久間象山も歩いたことでしょう。

高井鴻山

床の間

小布施の街を堪能して、十割蕎麦を食べ、中央道を通って帰宅しました。

中央道からの富士山。

何度も何度も通っている中央道。

つい先日も、ただのバスツアーで通ったばかり。

ずっと富士山が見えていました。

こんなにずーっと見えていたなんて、今の今まで、私は後部座席で居眠りばかりしていたに違いありません。

陽が暮れるのが早くなって、久しぶりに夜の高速道路を走って帰宅しました。

楽しい3日間でした。

ずっと運転してくれた妹と、いつも旅行に誘ってくれる妹の旦那さんに感謝です。

旅の最終日は小布施