遊覧船に乗って 香住海岸の奇岩や洞門も巡ってみたかったけど
雨も降りだし 遊覧船のお客さんが5人以上集まるとも思えなくて
急遽 予定を変更し 香住(香美町)は通過することにした。
お天気や列車の時刻と相談しながらの旅だったので
実際に歩いた順番とはちょっと違うけど
記事は これまでどおり 西へ西へと 山陰海岸を辿ることにする。
竹野駅と浜坂駅の間は JRの山陰海岸ジオライナーに乗った。
ジオライナーは 世界ジオパークに認定されている
山陰海岸ジオパークにアクセスできる臨時快速列車で
豊岡と鳥取の間を走っていて 途中は
城崎温泉 竹野 香住 餘部 浜坂 岩美だけに停車する。
土日と祝日だけの運行だ。
鎧駅と餘部駅の間の余部鉄橋も ジオライナーで渡った。
2010年に 新しくコンクリートの橋に変わったということもあり
乗っていると あたりまえに どうってこともないけど
41メートルの高さの かつての朱色の橋脚の余部鉄橋を
列車が走る風景は どんなにか美しかっただろうと思う。
初代の余部橋梁が完成したのは 1912年1月13日。
100年以上も前だ。 造った人たちの努力が胸にジンとくる。
初代のものが3本だけ 新しい橋の橋脚に残っている。
JR山陰本線の駅でいうと 竹野までが豊岡市で
佐津 柴山 香住 鎧 餘部が 香美町で
久谷 浜坂 諸寄 居組が 新温泉町で ここまでが兵庫県。
新温泉町というのもすごいけど 新温泉町には湯という町名まである。
列車の本数が多くないので 列車の時刻と相談して
浜坂駅で ジオライナーから普通列車に乗り換えることにした。
改札を出て列車をお待ちください というアナウンスがあって
ラッキーだった。 浜坂駅前をしばらく散策できる。

浜坂駅。 カニが やたらと目につく。
浜坂港は 松葉ガニの漁獲量日本一だ。
ホタルイカの漁獲量も日本一だ。
但馬御火浦(みほのうら)も ダイナミックだ。

浜坂駅前の足湯。 ここにも カニ。
浜坂温泉の歴史は新しくて 発見されたのは1978年だけど
旅館や民宿だけでなく 一般家庭にも配湯されて
配湯戸数日本一だ。
76度の熱々の温泉だ。 気持ちいい。
浜坂駅の真ん前。
浜坂温泉郷と湯村温泉の看板が並んでいる。
湯村温泉は 浜坂駅から 南に バスで25分。
吉永小百合さんの夢千代日記の舞台だ。
夢千代日記は 1981年に放映されたNHKテレビドラマで
今さらながら あらすじを読んでみると
胎内被曝し 白血病であと3年の命と宣告された夢千代が
母の残した山陰の小さな温泉町の置屋を 女手ひとつで切り盛りし
その温泉町に 神奈川県から殺人犯を追って刑事がやって来て
春を望み 幸せを夢見る人たちの 人間模様が
夢千代の病床日記で綴られて どこまでもどこまでも昭和だけど
なんといっても吉永小百合さんなので 今も湯村温泉は人気がある。
原作と脚本が早坂暁さん 音楽が武満徹さんというのも 豪華だ。
1200年前に開湯された 98度の荒湯があふれ出る
春来川には 夢千代橋もかかっている。
ところで 夢千代日記は 余部鉄橋を走る列車の中から始まって
雪景色の余部鉄橋が美しい。 写真で見ただけだけど。
景色がドラマにぴたりとはまっている。





