久しぶりに本を読みました
数年前までは、舞台を観に行けなくなっても、本だけは手放せないと思っていた私ですが、眼鏡がないと本が読みづらくなってからは、電車で読む事がほとんど無くなり、スマホでニュースやら海外の情報やらを読むことが多くなり、それさえも最近は殆ど同じ記事ばかりで、飽きてきていました
あんなに通った本屋さんも回数がすっかり減り、自分でもちょと自分にがっかりしているところに、この本と出会いました（笑）
来月、久しぶりに韓国にミュージカルを観に行くことになり、旅行雑誌を見に丸善に行ったところ、「祖母姫、ロンドンへ行く」という本が目に入りました📕
最初のページを読むと、なんだか面白そうです
字も大きので、電車でも👓なしで読めそうです
1日で読み終わりました
著者がまだ若い頃に、８０歳を超えたお祖母様と2人で出かけたロンドン旅行の話です
我が家でも、数年前、母が85歳で無くなる半年ほど前に、私がウィーンにいた娘の所へ遊びに行く際に、母が何度も「私もウィーンに行きたいな〜」って言っており、私もなんとか一緒に行けないかと模索していたのですが、その頃は母もかなり体調が良くなく、車椅子を押して、荷物を持ってどうやって行こうかと思い悩んだ末に、諦めた顛末がありました
それが、今もちょっと心に残っており、あの時無理をしてでも母を同行したら、大変だったけど、母も心残りがなかったかしら、なんて思っていました
なので、この本はとても面白く、時々ほろりとして（こんなに贅沢な旅行は私にはできないのですが）、ちょっと愛しく、蘊蓄のあるお祖母様の言葉など、なかなか余韻が残る本でした📕
やっぱり、本って面白い