先週の土曜日は、韓国版ミュージカル『マリーアントワネット』を観ました
韓国に観劇に行けない今、配信サービスは本当に楽しみの一つです
マリーアントワネットは、2年前の9月に韓国で観劇したのですが、その際のマリーアントワネット役は、今回の主演のキム・ソヒョンさんでした
今回の配役
マリーアントワネット:キム・ソヒョン
フェルセン伯爵: ミン・ウヒョク
オルレアン公: キム・ジュンヒョン
この作品は遠藤周作さんの『王妃 マリーアントワネット』を原作としており、脚本・作詞がミヒャエル・クンツェ、作曲がシルヴェスター・リーヴァイさんで日本発のミュージカルです。
韓国忠武アートセンターで観たマリーアントワネット
一昨年に観た際のキャスト表
ソヒョンさん演じるマリーアントワネットは、感情の変化や自分の置かれている立場の変化によって声や、立居振る舞いの変化がとても素晴らしく、韓国ミュージカル界を代表する女優さんだなって、改めて感じました
ウヒョクさんは、テレビドラマにも時々出演していて、観ていたドラマのあの人がウヒョクさんだったんだと後で知り、ちょっとびっくりしました
韓国あるあるなんですが、ミュージカル俳優さんたちもかなりの頻度でドラマに出ているので、そこは日本とはちょっと違いますね(最近では、山崎育三郎さんや井上芳雄さんもドラマに出るようになりましたが)
韓国ドラマで人気の『秘密の森』のチョ・スンウさんもミュージカルでも絶大なる人気があるそうですよ❤️
キム・ジュンヒョンさんの声は素晴らしく、ストーリーに重厚感が出ますね本当に素敵な声です勿論演技も素晴らしいのですが
マルグリットの女優さんの名前は、ごめんなさい。わからなかったのですが、この方も本当に歌が上手く、韓国のミュージカル俳優さん達の層の厚さには、いつも驚かされます
演出的には、日本の初演より色々な関係性がはっきりしていて、余分な部分も削られスッキリしているような気がします。
日本発のミュージカルがこんなに素敵な作品になっている事が、とても嬉しく誇りに思います
マリーアントワネットの生まれ故郷である、ウィーンを拠点に仕事をしていらっしゃるクンツェさんとリーヴァイさんが作品をつくっている事も、ヨーロッパの世界観がよく出ていて良いのかもしれませんね
観終わった後にマリーアントワネットとルイ16世の子供であるルイ17世のその後を調べてみると、彼は早世しており、短いながらかなり過酷な人生だったようです。
娘の方は、天寿を全うしており、母の生まれ故郷であるオーストリアで穏やかな余生を過ごしたようで、なんだかホッとしました☺️
一度、現代のフランス人はフランス革命をどのように考えているのか、オーストリア人はオーストリア出身のマリーアントワネットをどのように感じているのか、なんだか聞いてみたい気がしますね