旅のカンヅメ      

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  たま~に出かける旅行の思い出しノート         

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もうこれは小旅行。
歴史遺産をしっかりとこの目で見る為の旅行なのでこっちのページに。

再来週に名古屋からブログ友達が子供達を連れてほけいどうに来る。
旅の前半は家族4人で色々車で回るらしい。
で、22日にお父さんが一人先に帰り、友達と子供と一緒に会う約束をしたのよ。
札幌クラシックが好きな子なので是非生クラシックを味わってもらおうと
22日夜はベタですが札幌ビール園をセッティング。

ほんで23日はおでぃとしよう!と言う事になったんだけど…
娘ちゃん→北大総合博物館
息子ちゃん→小樽総合博物館&手宮線跡
という要望に是非答えようではないか!と盛り上がり
だーさまが息子ちゃんと一緒に鉄同志小樽組に、
私とぷるちゃんと娘ちゃんで札幌組と二手に分かれて行動する事に。

で、メールで何度かやり取りするうちに手宮線跡とは今観光名所になっている
中央通から花銀に至るまでの散策路かと思っていたら
どうやら手宮駅跡でもある総合博物館から南小樽の手前の函館本線に合流するまでの
(いや終点は小樽駅でよかったのかもしれないけど)手宮線跡全部なのであることに気づく。
どぇ~!!ディープ~!!

ちなみに他にも「いしかりライナーに乗りたい」というがあったんだけど
とかく観光客は快速でバビューンと移動したい札幌~小樽間。それを区間快速ですか!!
これは銭函~南小樽までの海の眺めを知らないと言えない要望ですわね…
シブイ!シブすぎる!お母さんのぷるちゃんは「小鉄です。」と言ってたけど
いいえ!立派な鉄でございますことよ。

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ちなみに地図で見るとこうなる。現在の地図では載っていないので
こないだ買った小樽市鳥瞰図(吉田初三郎著作:昭和11年)で見るとこれ。
青いラインでトレース(トラックパッドでやったのでズレていますすみまん。)したのが
昭和60年に廃止された手宮線。

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ちなみにもっとちなむと元々今の小樽港よりずっと西、手宮の海から石炭を船に積む為
桟橋?って言うの?この絵のように高架にして上から石炭を船に積み入れたらしいよ。
この橋が残っていたら最高だったのにね。(桟橋は明治時代に廃止。)
総合博物館内の模型で詳しく在りし日の姿を見られます。
模型とあなどるなかれ、スバらしい出来。

でね、そういえばあの散策路の前後がどうなってるか、思い出そうとしても
どうにも思い出せない事に二人して気づいた。
ネットでリサーチする二人。
小樽市のHP見てもいまいち…JRから手宮線跡を買い取ったはいいがその後整備するつもりが
どうも頓挫しているらしい。が、今どんな状態かが全然どこにも載ってない。

他の情報をリサーチするも、埋め込まれてしまった?線路が外された?
怪情報があるばかりではっきりせん…一部私有地として立ち入り禁止なのはわかったので
一応電話では「散策路しか見られないかも、だわ。」とお伝えしていたんだけど…
うちの鉄は諦めていなかった…

「明日ロケハンしようと思う。」とメールが入ったのは金曜日。
え~?ひねりは要らないよ?息子ちゃんの要望を聞いてあげればいいんだよ、と返事したが。
帰って来ただーさまに聞いたら、いつも車で行くのでバスとかも確認したいらしいのと
何より手宮線跡がどこからどこまで辿れるか確認したかったらしい。
「オレ一人で行って来てもいいけど?」
ム。…実はワシも気になる。もしかして全部辿れるならワシも見たい!

というわけで~!昨日ロケハン敢行と相成ったのでございました。
朝早く出るつもりが私は夢見が悪くて7時に起きちゃった。
だーさまはなぜか頭痛(考えすぎた?)で6時半の目覚ましを消して寝坊。
どうやら偏頭痛らしく、アマージとイブプロフェンを分けてあげたんだが。
やっとこ準備して10時ちょい前に家を出た。

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珍しくだーさまの方が偏頭痛を抱えて。
JR札幌駅にて。10:27発のいしかりライナーに乗る。
駅についてしばし電車などを眺める…雨が降っている事に気づく。がびーん。

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快速に乗らなかったからか、珍しく2番ホームに着いた。
駅の窓に飾ってあるランプがこっち側から見えるんだねぇ。今まで気づかなかった。
ここでレンズを取り替えようとしてパンケーキの方、ベンチから落下さす。
がびょーん。やっつまった…と思ったらちょいキズで済んだ。(レンズでなくて枠。)
コンデジを全損させるアタイにしては微なキズ。(だーさまにとっては悲鳴級。)

小樽駅を出ようとすると結構な降り。
「アナタがついて来たからじゃない…」「濡れ犬!」
「とりあえずバス乗っちゃおう!」ってことで目の前の中央バスターミナルへ。
3番乗り場から祝津行きのバスに乗る…がぎゅうぎゅう。
雨降ったから~?と思ったけど終点(折り返し)の水族館でほとんど降りたから
やっぱ水族館目当ての観光客か…となりにはタイから来たらしいご夫婦。
(語尾のカ~♪&カップとガイドの文字でわかった。コウプクンカ~♪)

あとはロシア系の方達…が、アジア系の顔しててロシア語話してるからモンゴル?
混んでいたので一番後ろの席に座ったんだけど、真ん中が空いてて、とっても体格の良い
ロシア系のおじさまが「いいっすか?」的な顔で来たので「ど~ぞ~。」と詰めてあげた。
が、座ったら足ドガーンと開くのってどうよ。
あああ右太ももに触るおじさんの温もりがイヤ…なのでだーさま側にどんどん寄る…
とまた更に足を開くおじさん。温もりが…しくしくしく。

そして体臭が…うちの患者さんにもロシア系の方何人かいたのよね。
いや、おしなべてロシアの方が臭い訳じゃないの。独特なの。同じニオイがするの!
それがアタシは苦手なの!やっぱヴォトカ?なのかしら?
そんなわけで定期的にだーさまの肩に鼻くっつけてニオイを嗅いで
バスに酔わないように努力するアタシなのじゃった。

で、なんで折り返したかというと、総合博物館に着いた時にはまだ雨が降っていて
「今振ってるけどもうすぐ止む!折り返したら絶対雨が上がる!」とだーさまが言ったから。
というわけでぐるりと戻って総合博物館到着。
トイレタイムのあと手宮線の始点に向かう。(総合博物館の手宮口のこと。)

3

ぐにゃり。
こちらが手宮口側の総合博物館内の線路の終点。
中ではアイアンホース号が走っております現役です。

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で、こちらが道路を挟んで見える手宮線跡。
線路、あるやん…これは案外見られるかも?
駄菓子菓子見ておわかりのように私有地の為立ち入り禁止。
「無理矢理入れるけど私有地だしね~。」
というわけで一本向こうの道道454線に入って家々の合間からチラ見する。
横道があると入って線路を見てみる。

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イタドリ&雑草わっさ~!
ここが一番繁ってたかな。
でも見えるのよ!あるのよ線路!取り外されても、埋められてもいないじゃない!

また454号線に戻ってテクテク。
錦町エリアは専門学校の実習でも通ったことがあるのでちょっとわかる。
「あ!○し歯科だ!ここの先生はね、同期の○いこちゃんが不倫してたく○×△先生のとこに
実習行ってたんだけど、そこに勤めてた先生が開業した歯科~。」
などと余計な情報を教えてだーさまの頭痛を悪化させる。

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道端のかわゆいお花。

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もひとつ横道入ったとこからの線路。
先ほどの所より雑草に埋まってない。
やっぱりイタドリが邪魔だな~。根っこすごいしな、あれ。
枕木とかを破壊してないか不安。
でも結構見られるねぇ。古い街並も残っていてここをガタンゴトン走ってたかとしみじみ。

そして!住所が錦町から稲穂に入ってしばらく横道がなかったんだけど
駐車場とかから除き見えてたんだけども!
道道820号線とぶつかる手前のところでわ~!!!

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入れるよ!しかもなんか少し整備されてるよ!

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入って東側(手宮口側)を見る。
ああ…あの先で工事が頓挫しているわけだね…
言っていい?!
小樽市のやることは○ソだな!こんな立派な歴史遺産をほかしておいてカジノだと?
バカが!

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ミツウマゴムだよ~ん。

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一応整備されているうえにこういうモニュメントもある。
なんだ!まだまだ見られるじゃん!
でも観光客より地元民のショートカットに使われてるっぽい。
またそのイキフンがよい。

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鉄が線路を愛でながら歩く。

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途中のさくらんぼの木。
実が真っ赤になっていた。
そしていつもの中央通に出た。
ここまでで約40分?写真撮りながらだからチャキチャキ歩くと30分くらいか。

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同じ目線の女の子が居た。
うんうん、線路をまっつぐ撮りたいんだよね、うんうん。

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「あのおにいさんのプリケツをお前の望遠でアップで撮れ!」とだーさまに命令したのに
嫌がったので隠し撮り。日焼けがすごい件。
そして子供がじゃれついたら、色がそんなに増えてないのに鮮やかな写真になった件。

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ここからは観光名所になっているので容赦なく歩かれるので砂利を追加した模様。

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脇の民家の庭のあじさいがもうちょっと。

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古い電柱&電灯がすっくとくもり空に。

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レトロな看板とハト。

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あらスズちゃん♪

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ふくふくぅ♪

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そして花銀側の遊歩道の終点。
架道橋になってい所は取り払われ、道路の向こうに微かに線路が残る。
ここをまっすぐ行くと南小樽駅への函館本線と並ぶ線路に繋がる、はず。

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と思ってたら札幌から来た電車が見えた!だーさまが連写!
昔と今が交差する不思議な一瞬。
でも手前の線路は柵に隠れているという残念な写真。

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下に降りて架道橋橋脚の壁を見る。
何かをひっぺがした跡のレンガが赤い。

「やっぱり端から端まで歩いてよかったね♪」
「何時間かかった?」
「う~ん、実質1時間半くらいかなぁ。物思いに耽る時間含めて。」
駅に戻る時間を入れて2時間というところでしょうか~?

ところでお腹減ったんですけど…この時既に1時すぎ。
「戻るか…」よこちょの道に入ってテクテク。お。
お好み焼き屋さんはっけーん。
「入る?」
「入るか!」

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花。
豚玉、ふんあり豚玉、オレンジジュース、メロンソーダを注文。

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正しいメロンソーダ!
や…先週総合博物館の運河館に行ってさ、クリームソーダがあったので頼んだら
ソーダがメロン味…リアルメロン味!メロンはいいけどメロン味は嫌いなの…
「うまい!本物だ!」
「普通は逆を喜ぶよね。」
「そうお?」
メロンソーダがメロン味なのは嘘だと思う。

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ぶった~♪

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じう~♪
かき混ぜ方が甘かった…なんかアタイの割れる。でもうまかった!

店を出ると外は雨じゃった…
もちっと景色撮るか?とか言ってたのは断念。雨宿り兼ねて一路都通へ。
「あまとうもロケハンしてく?」
「それ、予定に入ってないから。」
「でもほら、札幌組はビッセ店行くからさ。」

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こじつけであまとうへ。
店のイキフン変わらず…でもシートが張り替えられてた!
前はビロードのふかふか部分が全部剥げてたのよん。

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ロケハン♪ロケハン♪言いながらクリームあんみつをオーダー。
全部のせ的な、うまうまな一品。でもお腹いっぱーい。
だーさまいちごのクリームぜんざいSとコーヒー。
やっぱこの牛乳ソフトじゃない昔っぽい濃厚なソフトクリームと餡が絶妙ねぇ。

そんで小樽駅に舞い戻り、電車を見るとおお、いしかりライナー。
車窓にかじりついてさっき見た花銀のところの終点の線路の途切れた所から
南小樽駅手前の線路が残っているのを二人でガン見。
お、おもしろ~い!いや~手宮線好きだったけど、ここまで深く見たことなかったわ。
息子ちゃんに感謝ですわ。

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そして南小樽駅のなんかを宣言してる看板。
ガクブチみたいのに入っててガラスかアクリルのカバーがされてるのに
蔦がその中まで入り込んで枯れてまた今年も入り込んでるご様子。
また枯れるまでなにを宣言してるのか全然わからない件。

だーさまは偏頭痛がまだ続いてた。だってサングラスしないしおやつってチョコ食うし
あまとうでもちゃんとソフトクリーム食うし(チョコ、アイスは偏頭痛時はやめましょう。)
曇っててもアノくらいの明るさは偏頭痛にはだめよ?素人め!
そんでもって二人してものっそい達成感で安心して張碓駅跡を確認した後
銭函駅あたりから寝落ち。

ふっと目を覚ましたら札幌駅のホームに電車が滑り込んでる時じゃった。
よかった~。乗り過ぎなくて。ま、苗穂か白石でも大丈夫なんだけどね。
帰って来てもう一回アマージとイブプロフェンのませて寝かせ、私は晩飯支度。
あ~楽しみだ~、楽しみだ~。

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晩飯の用意が終わってベランダに出たらくもり空を割って夕陽が見えた。
ああ、天使が降りてる、絶対。