京都を訪れる理由の内に、友人の展覧会があります。
彼は、京都で初めて就職した会社にいました。
同じ美術系だったこともあり仲良くさせていただきました。
クールで寡黙でユーモアがあり真っ直ぐな男で、
出町柳のリンゴでよく話を聞いてもらいました。
彫刻と言ってもいろんな表現方法がありますが、
彼は版画でした。版画と言っても立体で、
当時は版画で立体ってなに?まったくイメージがつきませんでしたが、
今思えばこういうことがやりたかったんだと腑に落ちました。
精力的に展覧会をこなし、レベルアップしている姿を見ていると、
とても誇らしいです。
須崎喜也は、木版画の立体化を通じて昔の日本文化を探究する気鋭のアーティストです。
木版の彫りそのものをシリコンで型取りする立体化の手法は、
凹凸が反転することにより、「表立っていない裏の部分」への関心と符合し、
その作品は独特の毒を内包しています。
彼の考え方を聞いて、彼の魅力的な部分に気付いてもらえたらぜひ注目してみてください。
2021年11月2日~7日
京都東山にある、KUNST ARZTで行われた個展 「武型」(たけかた)
中に入るとその世界観に引き込まれます
とても精細だけど荒々しくそして神々しい
版画は平面という価値観が変わります
須崎喜也の次回の展覧会も決まっています!
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館にて開催される、
「MIMOCA EYE/ミモカアイ」にて入選が決まっており、
展示されます。
会期は2022年11月20日~2023年2月26日です。

























