臼杵市のもうひとつの顔といえる造船業。
臼杵造船所には従業員約160名、協力会社を含めると、500名を超える人々が働いているので、その家族の生活を守らねばならないということを一番大事にしているらしい。
そうした企業風土なので浮き沈みのある造船業以外に橋梁や可動橋、水門など建設工事業も行いながら安定を保持しているとのこと。知りませんでした。
大分市立稙田中学校が11月に修学旅行で訪れる予定で、本日はその下見も兼ねて、ほんまもん観光人の取材をさせていただいた。作業着にヘルメット、口にはマスク、首にはタオルを巻いて、長い工場敷地を歩く。船旅が大好きな私にはたまらない企業見学である。
初めて見る造船所内の光景に興奮しながら、パシャパシャ写真を撮りまくった。
造船業の現場は見応え充分
二相ステンレスを用いた造船技術は世界でここだけらしい
もともとは臼杵鉄工所として1919年に創業、造船業は戦後になって始めたらしい。臼杵の地の利は、リアス海岸内にあり、波が穏やかで風の影響も受けにくいことが造船に向いているとのご案内してくださったのは、取締役造船本部長で工学博士の緒方洋典さん。
主力商品であるタンカーの国際航路や積み荷など興味深い話しも聞けた。
為替変動が大きなリスクになり兼ねないので、海外企業との取引きは手堅く円建てで行っているらしい。
造船中の最上階デッキまで登ってみた。結構な高さである。
臼杵港を出るフェリーもここで造られた
最上デッキから臼杵城址を眺める
11月に引き渡し予定の船をバックに
臼杵造船所のキャッチフレーズは、
「臼杵から七つの海へ。」
いやいや、存分に楽しませて頂きましたわ。
でわ!