徳島県西阿波地域へ視察に行った時に、最も印象に残った郷土料理「そば米汁」。

家でもつくってみたいと思い、材料となる「そば米」をサービスエリアの売店で購入した。

 

 

 西暦610年頃、石臼が高麗(中国)から伝わるまでは、日本人に蕎麦を挽いて粉にするという習慣はなく、「麺食」よりもむしろ「粒食」で食べることが一般的だったという。

 そんなわけで「そば米」はある種、原始的というか蕎麦本来の食べ方というべきか。

 蕎麦の実は扱い方が難しいらしく、一度茹でた実を乾燥させて、程良い頃合で皮をむくんだそう。思った以上に手間ひまかかっているのだ。

 

 「そば米雑炊」を作ってみる。

 最初のうちは一人前に最適な量が分からなかった。「そば米」は2度茹でねばならない。下茹でをしてザルにあげ、水で良く洗う。その間にもう一度鍋に火をかけて、根菜や干し椎茸を鰹出汁で煮込む。火が通ったところで「そば米」を追加、酒と醤油などで味付けをする。

2度煮込んでいる間に「そば米」はどんどん膨張していくので、50gほどの「そば米」が気づけば、丼いっぱいになってしまう。

 「そば米汁」で味わうなら、15g~20gでも充分だろう。

 

雑炊っぽく卵と刻みネギを入れてみた

 

 簡単に作れて野菜もとれるし、あたたかい汁物は朝食にピッタリ。

 次回、四国に行ったらたくさん買ってこようと思う。

 

 

 

 でわ!