二十六聖人殉教記念館 
大分市丹生の小原という集落で出土した貴重なキリシタン遺物が長崎市西坂にある日本二十六聖人記念館で展示されていることをご存知だろうか?

記念館内観 
どうしてこのようなところへ流出してしまったのか、経緯は分からないが、丹生地区にはキリシタン墓も発見されているので、大分市民としては寂しい思いである。

説明版 
丹生コレクション 
長崎県指定文化財として保護を受け、丁寧に保管・展示されているのがせめてもの救いであった。
遺物は木彫りの聖母像をはじめ、ロザリオやメダイ、十字架などお祈りに使う道具と共に瓶に入れ、土の中に埋められていたという。
このように40~50年前、県内のキリシタン遺物がかなりの数で県外へ流出、或いは紛失してしまったらしいという事を、野津町にあるキリシタン記念資料館館長である平山喜英氏の著『大分県きりしたん文化の遺跡と遺物』を読んで最近知った。

見れば見るほどに素晴らしい遺物ばかりで、『丹生コレクション』との名称も誇らしげに思えて、なんだか悲しいばかりなのであった。





でわ!