思わぬところに宝を見つけた思いである。

興禅院 

由布院盆地の「市の前通り」から少し入ったところにある興禅院。曹洞宗の禅寺でかつては境内に教会があったというのにも驚くのだが、そればかりでない。かなり珍しいというか貴重な石像群にあふれているのである。

あ 

山門には真っ赤に染められた仁王像。これだけでも充分珍しいのだが、実はこれがイエスキリストをあらわしたカクレキリシタン像だというから驚きだ。

うん 
 
足元の柵を見ると十字架でつくられている。

柵 

高ぶる気持ちを鎮めながら山門をくぐり境内をじっくり観察した。いたるところに石仏や石像が立っている。

釈迦如来を中心に並ぶ「十三仏」。仁王像からしてキリシタンなんだから、ここにも何か隠されているんじゃないかと目を凝らしてみる。

十三神像 

一番右端に名札のない怪しげな石仏を発見。
これだこれだ。きっとマリア観音だろうとか勘違いしてしまいそうないでたち。

八幡菩薩像 
 
帰宅後ネットで調べたらなんと「八幡大菩薩立像」だった。最初に神様(応神天皇)と仏様が融合した宇佐神宮の御神体ではないか。(。-_-。)

こっちが正しいマリア様だった。

素人目には、よく分からない。

マリア観音 

さらには「十六羅漢」。これがたまらなくイイ味を出している。
 
傑作 

天を見上げる 
 
妙な顔 
 
なにがなんだか。

楽しい。

楽しすぎるぞい。

さらには

禅海と弓 
 
どうやらこのお寺は青の洞門を彫った禅海さんの得度したお寺であったらしい。逸話が多すぎて混乱しそうだが、それよりもお隣の「お弓さん像」が女装した石橋貴明みたいで笑えた。

おゆみ 
 
 こんなユニークな石仏・石像がたくさんあるお寺って、そうはないものだ。

流石、由布院。

実は、これ以上に面白い像が隣接したお墓にそびえていたのだが・・・バチが当たりそうなので紹介は控えたい。興味のある方は、是非訪ねて実際に見ていただきたいと思う。




でわ!