疲れているとき。
弱っているとき。
この石と目が合うと、うっかり涙がこぼれそうになる。
母のひざに顔をうずめて、おいおい泣く幼子のように、すべてを投げ出して、懺悔してしまいたくなる。まるで、逃げ続けるのに疲れて自首する寸前の犯罪者のように。
生まれたままのピュアな自分に戻って、泣き疲れて眠ってしまうような感覚。寝て起きたら、まっさらな自分に還っている。
この苦しい人生で背負ってしまったすべての荷を下ろして。もう一度、素直な自分になって、歩き出すために、慈愛に満ちた優しい女神の元で一度休ませてもらう。
無条件の、愛の石。
誰もが恋い焦がれ、追い求め、もがき、傷ついて、それでもなお、手を伸ばさずにはいられない。無条件の、愛。
人は、本物の受容に出会ったとき、もう虚勢は張れない。その人のあり方が、佇まいが、どんな言葉よりも雄弁にその人のエネルギーを語っている。
手放す愛。
そして、受け入れる愛。
何も言葉を発せずとも、全てを許している。
人間でありながら、その領域にたどりつくことは、常人がエベレストを登るくらい難しい。
モルガナイト、深いなぁ。
あんまりにも好きすぎて、うまく言葉にできないや。



