こんにちは、旅職人です。
今回は“神々が集う地”として知られる島根県を旅してきました。
神話の舞台となった地を歩きながら、自然と歴史の神秘に包まれる3日間。
静けさの中に深い物語を感じる、心に残る旅になりました。
■ 1日目:出雲大社で“ご縁”を感じる
島根といえば、やはりここ。
最初の目的地は出雲大社です。
長い参道を歩きながら、木漏れ日が降り注ぐ中で感じる清らかな空気。
境内に入ると、荘厳な注連縄(しめなわ)と大きな拝殿が迎えてくれます。
「縁結びの神様」として知られるだけに、参拝する人々の表情もどこか優しく、温かい雰囲気。
おみくじを引くと「良縁あり」と出て、なんだか幸先の良い旅の始まりになりました。
昼は「出雲そば」。
三段重ねの割子そばを、薬味とつゆで少しずつ味を変えながら楽しむのが出雲流。
シンプルなのに深みのある味わいでした。
■ 2日目:松江で水の都をめぐる
2日目は県庁所在地の松江へ。
宍道湖を望む街並みは穏やかで、どこか懐かしさを感じます。
まず訪れたのは松江城。
黒い板張りの外観が堂々としていて、現存天守の中でも特に風格を感じる名城です。
天守からは宍道湖が一望でき、夕暮れ時には湖面が黄金色に染まりました。
夕方は「堀川遊覧船」に乗り、城下町をぐるりと巡ります。
橋の下をくぐるたびに船頭さんが歌う“松江小唄”が静かに響き、
まるで時がゆっくりと流れているような心地よさでした。
夜は「宍道湖七珍」と呼ばれる湖の幸を使った料理を堪能。
特にシジミ汁の旨味が絶品で、体の芯まで温まりました。
■ 3日目:石見銀山と温泉の癒し
最終日は少し足を伸ばして石見銀山へ。
かつて世界に名を馳せた銀の産地で、今は静かな山間にその遺構が残っています。
石畳の小道や古民家カフェが並び、まるで時間が止まったかのよう。
散策のあとは玉造温泉へ。
「美肌の湯」として有名な温泉で、湯上がりの肌が本当にすべすべ。
旅の疲れを癒しながら、静かな時間に身をゆだねました。
■ 旅を終えて
島根は、派手さはないけれど、静かな魅力が心に染みる場所。
神話と歴史、自然と人の温かさが一体となった“日本の原風景”のようでした。
またいつか、ゆっくりと宍道湖の夕日を眺めながら過ごしたいです。
🖋 旅職人のひとこと
「島根は“心が浄化される場所”。
訪れるたびに、静けさの中で新しい自分に出会えます。」