古本食堂に出てきたので、読んでみました。
室町時代の御伽草紙を谷崎がアレンジしたもの。他の作家のもあるようです。
今回は中央公論新社の谷崎全集14巻を読みました。創業130年のメモリヤルイヤーで刊行したようです。
文体は今とは異なりますが、歌舞伎をみているような感じでまあまあ読みやすかったです。
ただ、古本食堂のなかでいいと言っていたところが、私にはどこだかわからなくて、もう1回古本食堂をよみたいなあと思いました。
谷崎というと長編小説で男女の話が多い気がしていましたが、この話は御伽草子をモチーフにしているだけに、読みやすかったです。
ただ、現代とは異なるので、なるほどとは私はならなかったです。
全集なので、他の作品も掲載されており、読んでみようと思います。