ここのところ、ムーミンシリーズを読んでいます。
現在読み終わったのは
・ムーミン谷の十一月
・小さなトロールと大きな洪水
・ムーミン谷の惑星
現在読み途中が
・楽しいムーミン一家
ムーミンシリーズを大人買いしたので、順番に読んでいますが、先日新聞の書評で紹介されていた「トーヴェ・ヤンソン ——ムーミン谷の、その彼方へ」
楽天ブックス楽天ブックス: トーヴェ・ヤンソン - ムーミン谷の、その彼方へ - 冨原 眞弓 - 9784480839084 : 本
なんとなく、ムーミンシリーズの著者であるトーヴェ・ヤンソンにも興味をもっていたので、読んでみました。
そもそも現在読んでいるムーミンシリーッズ以外と登場人物が個性的すぎる。しかもムーミンはなにかあると「ママがなんとかしてくれる」という言う(笑)ほのぼのしたイメージしかなかったので、なんか知っているムーミンと違う気がするような気もしたけど、よくよく考えてみれば、初期のアニメシリーズってあまり覚えていないかも。90年代のほうはみていなかったし。
なので、今読んで感じたムーミンシリーズの登場人物たちは、こうやって生まれてきたのかと思った。
お母さん大好きなトーヴェ。たくさんの手紙が残っているようです。また周りには芸術家が多いので、個性の強い人たちが多かったみたい。
そして、ヨーロッパの方に私がいつも感じる大陸でつながっているからこその、日本との違い。気軽に他国へ行くことも(実際にはそうではなかったかもですが、日本人の私からするとハードルが低い気がしました)、何かあったら、もめごとの脅威を感じることも。日本とはちょっと違うだんなといつも思います。
北欧も平和なイメージで洗練されたようなイメージをもっていましたが、いろいろあるんだなと思いました。
1人でパリに長期滞在したりして、とても行動力があるように見えるけど、周りの人(深く付き合った人)が太陽に思えて、自己肯定ができるのが、ずいぶんあとだったりしたようだったのが、意外だなと思ったりしました。
ずっと葛藤も感じながら生きていたのかとも思いました。
もう少しムーミンシリーズを書いているころのことが詳しくしれるとよかったなと思いますが、あまり資料が残っていなかったのかなとも思いました。(この本の多くは手紙などからたどっていたので、ちょうどそのころのものは少なかったのかも)
いずれにしても、これからまだまだムーミンシリーズを読み進めるなかで、また違った感じをうけるかもしれないなと思いました。

