「逆転しない正義とはなにか」ということを戦後考えらていたというやなせたかしさん。
そのやなせさんの一つの答えがみんなが知っていて、大好きな「アンパンマン」。
その絵本の第一作がこちら
絵本ナビあんぱんまん | やなせ たかし | 動画あり | 絵本ナビ:レビュー・通販
紆余曲折あって、誕生したという、今では誰もが知るヒーローは最初の絵本ではひらがな。
この絵本には既存のヒーローものについての、やなせさんの考えも書かれています。
確かにいわれてみれば、ヒーローものの多くは、誰かを助けてくれるけど、建物壊したりもしていて、それを直す人って誰だっけになったりします。何かを直すって大変。それが大きいものであればあるほど。災害が起こった時になかなか建物が復興できないこともわかる気がします。
災害は自然に起こるものなので、やむないとしても、人口的に勝手に壊すのは、それがだれかのためだとしても、他の誰かのためにはならない。正義というものが真の意味でどういうことかを教えてくれる1冊だなと思います。
朝ドラのなかで、寛先生の言ったこの言葉が好きです。
「泣いても笑うても日はまた登る。絶望の隣はにゃ……希望じゃ」