さて、水道水が安全そうだから、水道水を使うことにした場合。
水道水をそのまま使うのではなく、浄水器を通して、有害物質等を除去できれば、より安心できますよね?
ということで、浄水器にはどんな方法があるのか調べてみました。
- 活性炭方式
- 水の中に含まれる不純物(特に有機物や塩素)が活性炭に吸着する(くっつく)、という性質を利用したフィルターです。
- ヨウ素、セシウムもある程度除去できる、という計測結果があるようです。
- とはいえ、あくまで「くっつく」ことにより取り除く、という原理ですので、一部は、くっつかずに、そのまま通過してしまう部分も出てくるのかな・・、という気がします。
- 中空糸フィルターによるろ過
- ものすごく細いストローに水を通すことで、水とそのストローよりも小さい粒子だけが通り抜け、ストローより大きい粒子を取り除く、というフィルターです。
- メーカーにより異なるのでしょうが、0.1ミクロン以上の粒子を除去する、といったようなものがあるようです。ストローですから、それより大きい粒子は確実に通れません。
- ただ、ヨウ素・セシウムよりは大きい穴のようですので、ヨウ素・セシウムの除去効果はないでしょう。中空糸は、実際には、活性炭方式と組み合わされることが多いようです。
- おおむね2ナノメートル(=0.0002ミクロン)の穴が空いている膜に水を通すことで、それより大きい粒子を取り除くフィルターです。
- 中空糸フィルターよりもさらに細かい粒子を除去できます。この処理を施すと、「ほとんど純水」ができます。
- ヨウ素・セシウム粒子の大きさはこの穴の大きさよりも大きいので、(理論的には)ヨウ素・セシウムをほぼ除去できるはず。
こうやって比較すると、原理的には、ヨウ素・セシウムを避けたい場合には、逆浸透膜方式の水を選ぶのが一番安全、ということになりそうです。
さて、ということで、逆浸透膜方式の水を入手できる方法をいくつか挙げます。
方法その1 近所のスーパーで入手
近所のスーパーで逆浸透膜方式の水を配布していれば、それを入手しましょう。
その近所に住んでいるようならば、その水を入手するのが一番安く、手っ取り早いです。
調べてみたら、少なくとも、下記店舗で、逆浸透膜方式の水(RO水と呼ばれています)があるそうです。
- RO PureWaterが導入されているお店(詳細はこちら)
- いなげや(114店舗)
- 相鉄ローゼン(株)(23店舗)
- ピーコック(13店舗)
- イオン(12店舗)
- 富士シティオ(10店舗)
- 大阪屋ショップ(6店舗)
- ダイエー(5店舗) ※ダイエーは下のAqua Street導入店舗もあります
- オザム(5店舗)
- JAおきなわファーマーズマーケット(3店舗)
- (株)JA経済連(1店舗)
- AQUA Streetが導入されているお店(詳細はこちら)
- ベルク(86店舗)
- ダイエー(22店舗)※その他店舗でも設置店ありそうな雰囲気です
- ザ・ガーデン(16店舗)
- イトーヨーカドー ※具体的な店舗名記載なし
- オダキューOXストアー(7店舗)
- ジョイフル(5店舗)
- カルフール(4店舗)※その他店舗でも設置店ありそうな雰囲気です
- 京急ストア(4店舗)
- 西友(2店舗)
- おどや(5店舗)
- マルヘイストア(9店舗)
- ベルナ(3店舗)
- トップマート(2店舗)
- マルフジ(2店舗)
- スーパーハルタ(2店舗)
- トウズ(3店舗)
- ライフ(2店舗)※その他店舗でも設置店ありそうな雰囲気です
- 生鮮市場(2店舗)
- スーパー高橋
- 天満屋 広島緑井店
- 塚本ストア
- 大近 寝屋川店
- フクミツ グアム店
- デリカコスモ 愛宕山グリーンヒルズ店
- スーパーフレッシュイイダ
- スーパーフェニックス 足立扇店
- 松坂屋ストア
- スーパービックハヤシ店
- スーパーカドヤ 茨城町店
- サカエ 阪神西宮店
- ショッピングセンターレイ
- 京葉アポロ双葉台SS店
方法その2 ウォーターサーバ等を導入
近所のスーパーで入手できない、という場合は、逆浸透膜方式により生成した水を、別途入手してもらうしかありません。
入手方法としては、ウォーターサーバを設置し、水のタンクを購入するタイプと、浄水器を導入し、自宅の水道水に逆浸透膜のフィルターをかけて、純水を作るタイプの2つがあります。
おすすめNo.1 ウォーターサーバータイプ アルピナウォーター
商品名 | 費用項目 | 単価 |
---|---|---|
アルピナウォーター | ウォーターサーバ代 | 毎月600円 |
水の最低注文単位・金額 | 初回 48リットル 3,980円 2回目以降 36リットル 2,985円 |
アルピナウォーター は単価が安いのが魅力です。
ウォーターサーバを置くスペース(高さ1,000mm、幅300mm、奥行き360mm)があれば、これが一番おすすめです。
おすすめNo.2 ウォーターサーバータイプ AWウォーター
商品名 | 費用項目 | 単価 |
---|---|---|
AWウォーター | ウォーターサーバ代 | 毎月840円 ※ボトルを回収しないワンウェイ方式の場合 |
水の最低注文単位・金額 | 24リットル 2,520円 |
AWウォーター は、単価は、やや高いですが、最低注文単位が小さいので、あまり水を使わない、という家庭には、こちらがいいかもしれません。
ちなみに、私の家では、4人家族、炊事用+飲用に使用で、だいたい1ヶ月に20リットル前後使用しています。
ウォーターサーバを置くスペースは、一番小さいサイズだと 高さ800mm、幅340mm、奥行き372mmですので、設置する幅・奥行きは、アルピナウォーターよりもやや大きくなります。ただ、高さは、アルピナウォーターよりも低い場所でも設置可能です。
おすすめNo.3 浄水器タイプ
商品名 | 費用項目 | 単価 |
---|---|---|
NEOS-P07CL | 浄水器レンタル料 | 毎月3,500円 ※初期費用0円。使用水量が増えても水道料金が増えるだけでレンタル料は変わりません。 |
水を大量に使う(目安として月48リットル以上)の場合には、NEOS-P07CL が一番安価になると思います。
ウォーターサーバではなく、(卓上)浄水器タイプですので、台所の付近に置き場所が必要です。また、水道分岐工事も必要になると思います。
今回記事に書いた水であれば、ヨウ素・セシウムなどの放射性物質は、ほとんど除去できると思います。
安全な水を手に入れて、安心して生活してください!