心地良い 「 食感 」
食べ物コラム
心地良い 「 食感 」
皆さん、こんばんは~。
今日は 「 食感 」 について書いてみたいと思うだす~。
では早速、こちら。
某お店で食べた 『 モツ鍋 』 だす。
本来は歯ごたえのあるホルモンをムグムグと噛むと、
じゅわ~と脂が溢れ出して、う~ん美味だすぅとなる筈…が、
これは残念ながら硬過ぎるだす~。
ホルモンがまるでゴムのよう…。
しかもモツ鍋の醍醐味であるホルモンの脂分が
全く感じられないだすぅ
食べ太郎は悲しいだす…
しかし残すのも憚られるので無理矢理飲み込んで何とか完食。
そしてこれはまた別の日に某カラオケ店で頼んだ
残念な1品、 『 ミックスピザ 』 。
専用の窯で焼き上げる為にお時間を頂きますってことで…
オーダーから30分以上経ってからの到着。
待ち侘びただすぅ。こんなに待たすなんてどれほど美味しいんだ?
と一口頬張ると、 ガリッ??
もう一口、ガリッ……?
更に食べる、バキバキ…バキッ…。
トッピングの味は普通…。
しかし生地がバリバリガキガキしてて煎餅の様な歯ごたえ、
咀嚼するとぱさぱさした口当たり、飲み込もうにもバッサバサの生地が
喉にモッタリまとわりついて嚥下しづらい…
こんなピザは、もはやピザではないだす~
というか売り物じゃない。何だすこれは?
しかし食べ物には罪は無いだす。全部いただきます。
…と 「 食感 」 により不味かった例を挙げただすが、
ものの美味しさには、まず「味」があって、それから「臭い」。
そして 「 食感 」 が重要な構成要素だという事は誰も異議は無いと思うだす。
でもバキバキのピザ、何か妙に郷愁をそそる・・・。
不味いんだけど、昔の居酒屋のピザってこんなだったような・・。
そしてホルモンだって昔は今みたいに美味しいものではなかったと思うだす。
それこそガムだかゴムだか分からないようなゲテモノ。
当時はそれが当たり前の味として受け入れていたような・・、
食べ太郎はそんな気がするのだすが・・・気のせいでせうか?
とは言っても最近では、
そんなに硬くて不味いピザなんて、そうそうお目にはかかれないし、
昔は捨てていた家畜の臓物が、今はこれだけ主役を張っている
それは人類の技術の進歩と食に対する好奇心がもたらした産物なのでせう。
そんな品の1つがこちら、
独特の食感の 『 豚トロ 』 。
いわゆる豚ネック、ピートロ。
炭火であぶると たっぷりの肉汁 が溢れ出して、
炭が燃え上がるのはよく見る光景。
脂がパチパチして表面がほどよく焦げたお肉を頬張ると
肉なのに サクサク とした豚トロ独特の 心地良い食感 と
肉汁 が口中に広がる快感。
これはご飯が何杯もすすむだす~旨いだすぅ
この豚トロも本来は捨てていた部位で
実はこれだけ世に広まったのは平成に入ってから。
そしてモツ鍋がこれだけ流行っているのも
近代、モツの処理技術が進歩したからこそなのでせう。
ピザにしたって、どこのデリバリーチェーンに頼んだって
ふうわり と美味しい生地、サックっ と軽やかな生地。
バキバキの不味い生地なんてありえないでせう。
他には、昔は臭くて硬くて不味かった羊の肉が、
今は ジューシーで柔らかな食感 で食べれようになったのも、
冷凍技術が発達したお陰でせう。
人類の食に対する技術が向上したことによって、
こんなにも 楽しくて、美味しい食感 の食べ物が
オラたちの周りには、いっぱ~いあるという事だすぅ
そして皆さんもご存知の通り、
人類は更なる 「 新食感 」 を次々と生み出しているだす。
お菓子やジュース、パンなんかは大量にCMが入るし、
皆さんも毎回楽しみに御待ちの事でせう。
それ以外にも冷蔵庫の開発や輸送技術の発達なんかも
多いに 「 食感 」 に関わる事柄でせう。
かように 「 食感好き 」 なオラは
日々の人類の発展に感謝感激しているのだすぅ。
そして、ゴムみたいなモツやバキバキのピザは
なるたけ食べたくないのだすぅ~
では、これからも新たなる心地良い食感に出会えることを祈って、
今日もごちそうさまでした。