私は、youtubeでゲーム実況動画を作って投稿していた。
それは3年程続き、チャンネルを作っては消してを繰り返していた。
そんな調子だから、登録者や再生数は雀の涙程で、ずっと底辺を這いずっていた。
楽しさと辛さがないまぜになり、精神的にも消耗していた。
ちょうど一年程前に、配信に方向転換。
そしてXを使って同じジャンルの方と交流を持つようになった。
最初の頃は、人付き合いが苦手なのもあり、消極的だったが、
やがて、自分を受け入れてくれる人や、自分にフレンドリーに接してくれる人が見つかった。
気づけば自分の中で消極的な態度は軟化していた。
こういった人たちは、やはり狭いコミュニティの中、助け合いの精神でやっていっている。
勿論自分の配信に閉じこもり、交流を持たない人もいたが、
少なくともそういう人もまた、Xなどを使って、些細な交流を楽しんでいた。
そんな中でやはり、積極的なコミュニケーションを行っている人は、
大きくチャンネルが進歩していった。
私からすればうらやましかったが、同時に大変そうでもあった。
働いている時間すら疑う程の熱量で、どうやって時間を捻出しているのかは謎だった
自分はそんな事もできないから、できる範囲で交流をする。
そして、登録者は伸び悩むものの、配信をすれば困らない程度には人が来てくれて、
そして積極的な交流のある人間は30人程になった。
実際友達と呼べるものは、1,2くらいしかいなかった私だが、今では十分満足できる成果だ。
こうして孤独の淵から、生還した私は、隠されていた特性とも呼ぶべきコミュ力を手に入れた。
おしゃべりな性分が生かされ、誰とでも打ち解けられるようになった。
助けてくれた、リアルの知り合いもいた。
youtubeをはじめて、苦しかった日々も今は懐かしい・・・といっても、
未だに登録者は少なく、寂しい感じだけれども、
それでも今はとても幸せで、はじめてよかったと思える。