「微妙」
今回も禁煙などに必要な
自己コントロール法を心理学上
からヒントを見つけ出したいと
思います。
2012年の「オバマ再選」の鍵を握っていたのも人間の行動心理
から来るものだったようです。
選挙戦の勝敗は「浮動票」を得ることができるかどうかです。
「民主党支持だからオバマに投票したいけど、選挙には行かない
かも…」
忙しくてそんなことを思って
しまうのはどこの国の人々も
同じようです。
その結果「行くつもりだった
のに、用事ができて
行けなかった」のような人々は
多くいます。
このような選挙に行くか行かないかの「微妙な人たち」の票を
集められるかどうかで、命運が
別れてしまうのです。
民主党側は、まずデータを
使って、この「微妙な人たち」が多く居住する地域を特定。
そして、住民に
あるアンケートを
取りました…
・選挙の日、
何時に投票しますか？（時間）
・その日はどこから投票所に
行きますか？（場所）
・直前にはどんな予定が
ありますか？（直前の予定）
このたった３つの質問をする
だけで、「微妙な人たち」の
頭の中に「当日の投票に行くまでの過程」を描かせてあげることができ、「なんとなく行かない
原因」を取り除くことが
できるというのです。
そして、この戦略が浮動票獲得に
つながり、オバマ氏は再戦することができました。
このように私たちの中で、
ある程度決断できているのにも
関わらず行動に踏み出せない
状態は、私たちに
行動する（している）イメージを描かせることで、行動しない
選択肢を省くことができます。
つまり、まず行動する前に計画や行動目標などを書き出し、脳に
多くの情報をイメージさせることによって、より行動に促しやすくなるということがわかります。
つづく…
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