今日はフィリピンでは、キアポ教会という有名な歴史ある教会で、黒いキリスト像に触れたら幸せになるとか、健康になるとからしい、「ブラックナザレ」という宗教行事で、キアポ教会周辺は異常な混雑と人々の熱気で、ものすごいことになってるようです。

TVで見たら、まるで、将棋倒しで、けが人続出で、人々は大パニックに見えます。
そこに幸せになるために集まった人々は暴動のような現場で怪我したり、泥棒被害にあったり、どうひいき目に見ても私には、そこに行かない方が幸せに見えてしまいます(笑)

だいたい、日本の大仏さん見るときみたいに、順番並んで、みんなが触れられるようにすれば、こんなけが人でないと思うんですが、やっぱり国が違うと、並ぶのは無理なんでしょうか?
車も全然、道を譲ってくれないから、たぶんそうだと思います。

日本でも宗教儀礼なのか、単なるゲンかつぎなのか、この時期関西では、神社で商売繁盛の神様えびす様を祭る、えべっさんというイベントがすごい人手の中、毎年開かれています。
幸せになるために、紙で作った鯛や小判などを竿にくくりつけて5000円くらいで買って喜んでいます。

この商売いいなあって昔から思っていましたが、竹ざおに紙切れつけて5000円でたくさん売れる、そんなすばらしい商売の場所を譲ってくれるわけがありません。

えびす神社の人々は1年をこの数日間の賽銭箱やおみくじ、その他のほとんど原価の無いものの収入で生活するそうです。
なんとも、おいしい仕事です。10日間準備するとしても、年間350日くらいは休みみたいなもんです。

おみくじなどは年中ありますが、普段はまばらな参拝客しかいません
この究極とも言えるすばらしいビジネスは
永遠に親族で守り続けること間違いありません。

子供の頃から毎年、親と行きましたが、ウチの商売にも、えびす様のご利益はあんまり無かったように思います。



キリスト様は黒人だと言うのも、私には不思議な感じがしましたが、アフリカのすぐ近くの中東生まれだし、黒い方がいても何ら不思議ではありませんね。

マルコムXもそういう説を唱えていたそうです。
白人は冗談じゃないと思うのでしょうか?

神様を信じ、祈り、家族の幸福を願い、教会に足しげく通い、車の中にまで十字架やキリスト像を置き、車に乗ったら胸で十字を切り、事故の無いことを祈り、そこまでするのに、ヤクザでもしないような、危険な暴走運転をするのがフィリピン人ドライバーです(爆)

いったい何を考えているのか?
逆に、それくらい祈らないと事故になる運転をしていると言う自覚なんでしょうか?
それなら、深いですね。(笑)

聖書は古いものですから書き足したり改訂版は出せないと思いますが、教会で長い話をみんな黙って聞いていますから、神父様も、暴走ドライバーや強盗や嘘つきには地獄の未来しか無く、神様はそういうやつらに天罰を与えると毎回言ってもらえないものでしょうか?

最近行きませんが、以前はよく教会に妻と行きました。
見事な歴史建築物としての感動や、なぜか心が落ち着く空間であることを知り、無宗教でも教会が嫌いにはなりませんでした。

聖歌や長い話は一体何を話しているのかよく知りません。
人々に希望を与えている教会ならば、一番大事な命の大切さや、何番目かにとても大事な大事な金を稼がないと苦しい人生になる仕組みや、3番目くらいに大事な道徳なども教えてもらいたいです。

学校にもろくに行ってない方が多いので、実は教会に何度行っても幸せにはなれないと言う悲しい現実には全く気がついていません。

黒いキリスト像に少しでも触れるために人を押しのけ、踏みつけて、われもわれもと押し寄せていました。触れただけで、幸せになれたらいいですけどね。

いい仕事にも就けなくて貧乏なひとが、急に幸せになるっていうのは宝くじかギャンブルくらいしかありません。
私も6億円宝くじ当てたいけど(笑)

まあ、日本でも福娘とか、神社内の競争で決める福男とか、恒例の行事がありますから、日本中にあるお祭りも含めて歴史を大事にすることには賛成です。

世界中みんなそうかもしれませんが、国家と言う単位で人を支配して、一部の指導者層や政治家などだけが良い暮らしをするのは常識ですが、宗教と言うのはまことに便利で、たとえばあるアホな政治家が「自分は神だから言うことを聞け!」と言うと、民衆は反発します。

でも同じ内容でも、ある卑怯な指導者が「今朝、朝の光の中から神様はあらわれて、私の枕元に立たれました、そして、神様はやさしく、こうおっしゃいました。」
とでも言えば、ちょっとは信じる人もいるのでしょう。

自爆テロのボスからは、こんな感じでしょうか?
「今日は、君がこの爆弾を抱いて、あの建物を破壊する番だと、神からお告げがあった。おめでとう。
これで、君は天に昇って神のそばにいけるんだ。よかったね。早く行け」

オウムとかも、そんな感じに見えます。
気持ち悪いです。
いかにそれを、もっともらしく言えるかで、教祖になれるんでしょうか?

世の中の変な宗教や、まがい物組織には必ず口のうまい詐欺師がいて、とんでもない嘘をついて金と人を集めますね。

心が弱ってる人や、冷静になれない人など、獲物を見抜く能力にも優れているんでしょう。
ニュースになってから、被害者の会などの方の話を聞いても普通の人は「何で、それ信じるの?」って思うでしょう。

まあ、オレオレ詐欺もそうだけど。

宗教の悪口ばかり書くつもりは無いんですが、宗教を隠れ蓑にして善人を食い物にしているやつらが死ぬほど嫌いなんですよ。

私は良い宗教家だと言うなら、たとえば日本ならば、この厳しい時代に、賽銭箱や、お布施、縁起物という商品の売り上げをちゃんと申告して納税して欲しいと思います。
それをしない守銭奴が何をほざいても私は信用しません。

橋下さん、やってくれないかな。
宗教法人の税制改革。
一般人並にするだけなんだけど、どうせ、どえらい反対になるんでしょうね。

母の葬儀の時、お経を読んでいただいたお坊さんは大変いい方に見えました。
実際そうだと思っています。
20万円くらいのお布施だったと思いますが、数時間ですからすごい収入です。
恨みは全く無いけど、納税するべきだと思いました。

お金持ちの宗教法人はいっぱいあると思いますし、ちゃんと納税などした上で、いつものように高級クラブで酒を飲めばいいと思います。

納税もしないで遊んでいる坊さんはきっと、こう思っていますす。
「本当は神も仏もいないから、罰は当たらない。信じてるやつらっておめでたいなあ。」

そろそろ本当に、もう少し公平な世の中になっていって欲しいと思います。