この3日間ほど、人の優しさを感じた事は、今までなかったように思います。
たくさんの人の思いやりに支えられている事が実感できて、これも母の人徳だと思います。

部屋を掃除して、午後にはきれいな祭壇が、母のいつもテレビを見ていた場所に設置されました。
私も、仕事に向かいました。
部屋で泣いているのは終わりです。(遅すぎるけど・・)

そして、明日からまた出張です。
大きなプロジェクトを止めてしまうわけには行きません。
今後の人生において、大変に大きな意味を持つこの仕事にもしがみついていきます。

大阪に戻れば、もう必死に年末まで頑張らないといけません。
毎日を一生懸命に生きていくうちに、母のことを思い浮かべる時間もきっと減ってきます。

自分のことと、ごく周りの人との交流だけで手一杯になるでしょう。
新たな友達も簡単には出来ない年です。

出来るだけ今ある人間関係を大事にしようと思います。

仕事をして、得られるのはお金と経験と言う財産ですね。
特に失敗した経験は、痛くて苦しくて大変ですが、それも人生には必要なスパイスです。

そして、今回のような肉親や、親しい人との別れは、何度繰り返してもつらくて悲しいでしょう。
慣れる事などあるのでしょうか?

親しい人が多ければ、それだけ別れも多くなり、長生きは幸せなはずなのに、長く生きればそれだけ悲しい別れも経験する事になります。

孤独に生きて、誰にも知られないで死んでいく人が増えています。
10年前から比べると、1,5倍近いと聞きました。
なんと悲しい事でしょうか

私はやっぱり人間が好きです。
そして死ぬにはまだまだ早すぎるので、やっぱり、これからも悲しい別れは避けることもできず、きっと会ったこともないTVの有名人や、また時には親しい方、予期せず早く逝ってしまう方、いろんなひとの別れを経験して、また泣いて、少しずつ思い出に変えていくのでしょう。

明日は早く起きて、朝日が昇る頃にはバスの中です。
そして、その後飛行機に乗って、雲の上をどんどん上昇していきます。

天上では、まだ新人で右も左も分からない、母がきっとどこかにいるはずです。
上空1万メートルで、母のことをよろしくお願いしてみるつもりです。

私は地上に足をつけて、また歩き出します。
これから何が起こるかわからない人生をワクワクしながら生きて行きたいです。

親しい人が多いと、つらい別れが多いですが、
楽しいことも、もっと多いのです。

明日が楽しみです
寝坊さえしなければ(笑)


この歌は卒業式でよく歌われたようですが、今の私にぴったりの歌詞です。
武田鉄也の国語力はすごいですね。
歌詞を見ながら聞くと、すごい名曲だと言う事に気がつき、また涙が・・(もう、ええっちゅうねん 朝まで泣いとけ!)

「悲しみこらえて微笑むよりも

涙枯れるまで泣くほうがいい

人は悲しみが多いほど人にはやさしく出来るのだから

さよならだけではさびしすぎるから

愛するあなたに贈る言葉」