清志朗や、その他、亡くなってしまったアーティストは、それ以降、年を取らないので永遠にそのままの姿が記憶に残ります。
色あせることなくカリスマとなり、憧れも永遠に続きます。

私が好きなミュージシャンでこの世を去った方はずいぶん多くなりました。
もう、何十人といます。

DVDでライブ映像を見るのが趣味ですが、その中でも現役では、ストーンズとポールマッカートニーは別格です。

きっと彼らは亡くなってから、もっと多数のファンや評価する人が出てくると思いますが、特にソロで頑張っているポール・マッカートニーはいろんな意味で、地球上でナンバーワンのミュージシャンだと思います。

ジョンレノンに比べて、平凡でありふれた見方をされることが多いポールの評価には断固反論したいと思います。

2000年以降に発売された3枚のライブDVDはどれも素晴らしいものでした。
ビートルズファンにとっては、世界中に今もいる、ビートルズマニアのコピーバンド以外では目にすることができなかった、中期以降の作品を見ることができたのです。

ファン以外にはわけのわからない話ですが、特に感動したのは、今までのライブでも披露することの無かった楽曲の数々です。

そして生ギターでポールが1人で弾く曲が必ずコンサートの中盤にあります。
私が見た、2002年の東京ドームでは、「ブラックバード」を見れました。

2004年のUSツアーではなんと、「アイ・ウィル」が出てきました。

うまく書けませんが、とにかく、ビートルズのライブコンサートは初期の頃だけです。
解散までに残っている演奏映像は本当に少ないので、ライブで見ると鳥肌と感動でシビレまくります。

誰でも思い出の曲があり、それを聞くと当時の記憶が甦ったりしてタイムスリップできます。

私はコンサートで涙する観客の姿にもらい泣きしながら、いつも、
「ポール、生きててくれて本当に嬉しい。ありがとう」
と思っています。

モスクワの赤の広場に何万人も集めて、プーチン大統領とも会談して、ステージで「Back in the USSR」を大歓声の中で演奏する。
ロシアが変わったと実感できる大変大きな出来事だと思いました。

LIVE AID の2回目、Live 8 ではオープニングでU2と合体して、なんと「Sgt peppers・・・」をポールとボノが熱唱していました。

そして 2004年のライブのオープニングは「マジカル・ミステリー・ツアー」です。
驚いたのと、その映像を見ると、観客の喜びが伝わってきました。
まさかの選曲で、嬉しすぎて飛び上がってる人だらけです。

子供の頃の絶対に叶わない夢の1つが。ビートルズの中期以降の曲の演奏シーンを生で見ることでした。
それくらい、どうしても見てみたかったけど、泣く泣くあきらめていた程のものでした。

あまりものレパートリーの多さと名曲の多さに、どれが出てくるのか楽しみで、最後まで本当に楽しめます。

言わずと知れた、 Let it be/The Long and winding road/Hey Jude/Yesterday/All my loving/Cant by me love/I saw her standing there/Get back/and more more・・・・

書ききれない名曲の数々です。
今聞いても、ダサくない、クオリティーの高いコンサートは別格です。
ストーンズのような当たり外れはありません(笑)

最近では I,ve gotta feeling もやりますし、なんと ジョンの Give peace a chance を歌います。

もう一度、生でライブを見せて欲しいと強く願っています。
フィリピンに移住してからでも世界ツアーやってくれたら、きっと日本までコンサートを見に行くと思います。

彼のライブでは、大勢のスタッフやコックさん、運転手まで皆、幸せそうに見えます
もちろん、観客や会場となる国の国家元首まで楽しそうです。
黄色い潜水艦という反戦の象徴を掲げていたのはジョンだけではありません。
ポールには生きている間にノーベル平和賞を上げて欲しいと思います。
関わる人をこんなに幸せそうにできる彼は、常人ではありません。
世界一のエンターテイナーです。

この2004年USAのコンサートのラストは誰もが予想できなかった「プリーズ・プリーズ・ミー」です。
センスも最高です。まいりましたと思わず唸りました。