諸事情により、ブログの更新が遅れてしまったことを、まずは謝ります。 ごめんなさい><前回のブログでしばしの休止宣言をしていながら、まだ旅行のブログを書ききれてなかったので、今から書きたいと思います。ちなみに先に伸ばしてもまたサボってると思われるのがツライので、今回は一気に書こうと思います。 では・・・
第10章 ~代償そして反省~
宴から一晩明けた朝、二人はなぜか同時にベッドから身を起こした。
時計を見てみると午前10時50分・・・チャックアウトは11時完全にやってしまった。
急いでベッドを飛び起きると胸の当たりに違和感を感じた。
そう、二日酔いだ。
昨日は二人ともテンションが上がってしまい、翌日のことなんか1ミリも考えなかった。
その代償が翌日に襲ってきたのだ。
俺 「うえええ きもぢわるいぃぃぃ」
U 「俺はなんだか関節が痛い・・」
朝一番にして満身創痍の二人がこれから向かう先は「梅田」
あのラストダンジョンに戦いを挑むべく昨日は気合をいれたのに、もう勝負は決してしまった。
まぁそんなことを考えてる暇はない、今は無事時間通りにチェックアウトを済ますことが先決だ。
そう言って忘れ物がないように互いに声を出しながら確認をした。
俺 「ケータイ!」 U 「OK!」
俺 「財布!」 U 「OK!」
俺 「思い出!」 U 「この胸に!」
最後に人数確認の点呼を終え、一気に部屋を出てエレベーターのボタンを連打しフロントに着いた。
無事にチェックアウトを終えホテルを後にし、朝のコーヒーの飲むために喫茶店へと入った。
この辺からU君の足には本人いわく「軽い違和感」なるものがあったらしい。それについては後ほど。
コーヒーを飲み終え、弁天町から梅田に向かう環状線に乗り込む。
昨日のこともあったからか、電車が動き出してからなぜか動悸が激しくなった。リアルに救心が欲しくなった。
そしてU君は眼球がバタフライを泳ぐイキオイの眼差しで足をさすっている。
そして電車は大阪駅のホームへと入っていった。
第11章 ~Daydream~
梅田についた俺たちは、早めの昼食を取ることにした。
「腹が減ってはいくさは・・・」というがこの時点ではまだ戦う事を諦めていなかったのである。
俺 「とりあえず今日は地下から攻めよう」
U 「ほう いきなり地下ですか・・・敵の死角から攻め込むわけですな・・」
梅田の地下はよく迷宮だとか言うけれど、いちおう大学時代は関西に住んでいたので、
梅田の地下は頭に入ってたのである。
俺 「ふぉっふぉっふぉ 俺についてきなさいww」
U 「あなたの背中についてゆきます・・」
10分後・・・・
俺 「確かこの辺においしい・・・」
U 「ふむ 何かいい店があるのですね」
俺 「まっかせんしゃいw」
20分後・・・・
俺 「え・・・っとこの先は・・・・」
U 「たかひろ氏・・・まさか」
俺 「皆まで言うな」
さらに10分後・・・・
俺 「ふぇぇぇ 迷ったよぉぉ(心の声)」
U 「ここに入ろうか・・・」
俺 「あ この店だ! 全然気付かなかったよ~(ふぅ バレてないな)」
お店に入った瞬間U君の視線に耐えられなくなり、俺は言い放った・・・・
俺 「迷ってました すいませんでした」
U君は何も言わず俺の肩をポンポンと叩いてくれた。
なんて優しいやつなんだ・・・くっそ 目から汗が出てきやがる・・!ww
テンパってたのでどんな店に入ったかわからないまま席に着いた。
どうやらカツ丼のお店らしい、色んな種類のカツ丼がメニューに書いてある。
俺 「じゃあチーズカツ丼で」
U 「俺はカレーカツ丼で」
俺 「!? カレー・・・・って」
とりあえずツッコミどころ満載だがここはスルーして食事をすませた。。
カツ丼とカツカレーをwwwww
帰りの電車は19時半、まだまだ時間があるということで地上に出てみることにした。
外を歩いているとなにやら賑やかな場所を発見した。
日本一億万長者が出る宝くじ売場・・・・俺たちは夢を求めて足早に売り場に向かった。 そこには5億円の札束が積んであった。そしてその5億円を写メる人が群れをなしていた。おれはテンションが上がって、売り場へ直行した。
「バラ10枚!」 なんてチキンな買い方だw いや1等でも3億だから夢が膨らむには違いないw
そうして俺がニヤニヤしていたら、U君が鋭い眼光で売り場の方を睨んでいた・・・
俺 「ま まさか・・・勝負に出るつもりか・・!!」
U君は意を決したかのように売り場へと吸い込まれていった。そして売り場の女性にこう言い放ったのだ・・・
「バラ10枚!!」 チキンブラザーズ結成の瞬間だった。
夢を買った俺たちは一度休憩をすることにした。目的は・・・・語り合うためだw
宝くじを買った人なら9割がたするであろう「3億あたったら何する?」というベタな会話を繰り広げた
U君は「引越しして、パーティーして国内を旅行する」
俺は「社交ダンス習って、飛鳥2で世界一周する」
という何とも普通な夢を延々と1時間くらい話した。二人とも満足気な顔でカフェを後にした。。
さて時刻も15時をまわり、まだラストダンジョン大阪駅を攻略していない・・・行くかw
第12章 ~最後の戦い~
まずはスタート地点を決めた。場所はホームの上の「時空の広場」 昨日のようにコントをしてる場合じゃないw
とりあえず昨日行けなかったルクアを攻めようということで一致した。
店内に入ると綺麗な内装で、オシャレな品物が売っていてまさに都会のデパートといった感じでした。
しばらくエスカレーターを登っていると、壁面の液晶画面に世良公則が映っていた。
このとき男2人はその顔を見るたびに世良ソングを熱唱していた。そこそこのボリュームで。
そうしているうちに最上階。そこでは「北海道物産展」が行われていた。
俺 「いやいや 大阪まで来て北海道って・・・wウズウズ」
U 「そうだよね 俺たちは大阪を満喫しに来てるんだから・・・ウズウズ」
俺 「まったく・・ウズウズ・・困ったもんだよ」
店員 「プリンの試食はいかがですか~?」
2人 「いただきます」
俺たちが北海道物産展が好きということが宿敵・梅田にバレていたようである。
敵ながらあっぱれなトラップに我々は自ら引っ掛かりにいったのだ。
そして何も考えずに北海道を満喫していると時刻は17時近くになっていた。
なんと1時間ものあいだ北海道旅行をしていたのだ。
電車の時間まであと2時間半、我々は急いで大阪駅の攻略に向かった。 その時・・・・
U 「ぐっは!!!!!」
突如U君が足を抑えて顔を苦痛に歪ませていた。
俺 「どうした!痛いのか?朝から歩き方変だったけど」
U 「わ・・わからぬ! 違和感はあったが急に痛みへとレベルアップしやがった!」
この道中U君が怪我をしたりなどの場面はなかったし、どこかにぶつけた記憶もない・・・・
ん?記憶・・・・?
俺たちの記憶がないときのケガ・・・・マッコリパーティーの時だ。
多分彼はベッドの上で踊り狂ってたときに、何かの拍子でひねったのであろう。
まぁそんなことをここで議論してる暇はない、とりあえず大阪駅の攻略が先だ。
もちろんU君の足を気遣ってなるべく階段を使わないルートを選択しなければならない。
俺 「U君 行けるか?」
U 「あなたの背中についてゆきます」(本日2回目)
数々のエスカレーターと時折階段を交えながら俺たちは大阪駅を歩く!迷う!歩く!迷う!迷う!!
そうして大阪駅をほぼクリアしたと自分に言い聞かせながら、俺たちは何とか目的を完遂した。
そこには満身創痍の三十路男2人の姿があった。
第13章 ~安堵そして別れ~
疲弊し切った俺たちは大阪での最後のカフェタイムをしようと店を探した。
色々見て回ってから、どうせ最後なんだしゆっくり寛ぎたいということでグランヴィア大阪のティーラウンジに決定した。
静かな店内、ちょうど良い温度の空調、最高の環境だった。
座り心地のいいソファに腰を沈め、おもむろにメニューを見る。
「コーヒー・・・・・せ 1000円?」
「ほ ほう や 安いじゃないか・・・」
まぁ最後だし、この環境だし1000円のコーヒーくらいバチは当たらないだろう。
U 「じゃ 俺紅茶で」 まったくオシャレな奴だ。疲れきった体に心地よい温度とソファ 2人は睡魔に襲われながらもしっかりお代わりをして店を後にした。
さて、次はお土産とお弁当を買いに行こう。
今回のお土産は・・・
俺 母親用の「551の豚まん・焼売・肉団子」
あとは「面白い恋人」←ミーハー乙
U 家用の「551のセット・クラブハリエのバームクーヘン」
あとは「面白い恋人」←ミーハー乙www
とりあえず売り切れが懸念されるバームクーヘンと肉団子を探しに大阪駅の地下を徘徊した。
まずはバームクーヘン。残り2個でギリギリセーフ!次は俺の肉団子。
551の肉団子は数量が限定されていて売り切れることもしばしば。2店舗で売り切れてて3店舗目でGET!
残るは買うのがちょっと恥ずかしい面白い恋人だけだ。
駅の売店で発見して、顔をうつむき加減でレジに向かう。 面白い恋人GETw
あとは弁当だ。
一般的には駅弁をチョイスするのだろうが、俺たちは違う。
デパ地下の美味しいお弁当は夜になると一斉に値引きして安くなるのだ。
そこで店内を1周してお互いに買う弁当を決め、電車の中で発表することにした。
お互いに「これは!」という弁当を購入し、そろそろ時間なので改札に向かう。
ホームに立つとそこには帰りのサンダーバードが俺たちを待っていた。
電車に乗り込み、発車の合図を待つ。しばらくすると静かに動き出した。
窓に映るのは俺たちが愛し、苦しんだ大阪の夜景。帰り道はいつも寂しくなるもんだ。
そういった表情で窓の外を見ている俺にU君が肩を叩き、目をつむってただ頷いた。
「よし また来よう」 そう心に誓った。
最終章 ~終わりなき旅路~
しばらく電車に揺られ、俺たちはお弁当発表会を開催した。 「牛めしと色んなおかずが入ったお弁当」
完全に一目惚れで購入 「第一印象から決めてました///」
隣のU君にドヤ顔を軽く見せ評価を待つと、そこには微妙な表情をしたU君。
そしてU君がおもむろに袋から弁当を取り出した。
「牛めしと色んなおかずが入ったお弁当」
スーパーもろカブりだった。。。
だがこんなことでめげている場合じゃない。
俺たちは全く一緒のお弁当を互いに
「へぇ~そのお弁当そんなのも入ってるんだ♪」
「じゃあこれあげるよ~ 俺こっちちょうだい♪」
と目を潤ませながらお弁当タイムを楽しんだ。
お腹も膨れたし、完全に睡眠モード突入! 起きた頃には福井県に入っていた。
そこには一面に銀世界が広がっていた。
急に現実に戻された感じではあったが、雪を見て帰ってきたかとちょっとホッとした。
そして電車は金沢へ着いた。
改札を抜け、駐車場に向かうとき俺たち2人はなぜか無言だった。
そして俺の自宅に向かう道中もそれは続いた。
家の前につき、ドアを開ける俺。 お疲れ様を言おうとしたときにU君がそっとつぶやいた・・・・・
「次は 東京な・・・・」
俺たちの旅は終わらない
完