監査法人ともめ、その監査法人を解任した事を発表した結果、ありえないほどに売り込まれている。


18万円⇒55,400円

PBR 0.42倍 時価総額 83億円


前期のBS、今期のBS 今期予想などの数字面だけを見るとマジか?と思うほどの急変ぶりだし、スマートグリッドだのマレーシア案件だの先日のFOIを彷彿とさせるヤバさ感はないとは言えない。


しかし、日本風力開発とFOIを同列に語るのはあまりにも安直すぎるような気がする。


(追加)会計監査人の異動及び一時会計監査人の選任に関するお知らせ


を読む限り、会社側の言い分にも一理あるような気がするし、百歩譲って、多少、何かあったとしても、そもそも粉飾決算=破綻 企業価値ゼロというもんでもないのではないか?と思う。粉飾の内容、質の問題だろう。


 浮気と結婚詐欺(FOI)を同列に語っているようなもんじゃないか?


風力発電の是非はともかかく、これまで、風力発電の雄として実績を残し、エコの中核銘柄として同社を買っていたファンドがなりふり構わずガンガンと投げ売っているのはアホじゃないか?

悪意をもって粉飾をするような会社の社長は保有株を少しずつ売却するはずなんだけど、過去、数年間、塚脇社長は1株も同社株を売却しておらず、僕は、本件はシロではないか?と思う。


昨年末に同社が行ったファイナンスの際に提出している書類が結果的に「虚偽記載」、という事になれば、それなりに法的な問題も出てくるので、会社としては、監査法人の解任をして返り血を浴びてでも過去決算は訂正しない、という方針を決めたんだろう。まさか、ここまで株価が下がるとは想定せずに。



また、筆頭株主の塚脇社長は会社の株を個人借入の担保として質権設定していたために、この急落で担保権の強制執行されてしまい、恐らく、今日時点では全株売却されてしまったのではないか?と思われる。かなりかわいそうな気がする。 主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ


プロパストや福井コンピュータなど、株価急落で担保株を安値で処分され、また、それをIRしなければならない社長さんは相当ツライだろう。泣きっ面にハチとはまさにこの事だろう。


株主総会は6月30日 どうなるだろうね?