日興コーディアル証券は上場企業の役職員向けにストックオプションの新手法を開発した。権利行使価格を低く設定することで、株価が割当時から下がっても売却益を出せるようにしたのが特徴。社員の士気を高める手段として、上場企業に導入を働きかけていく方針だ。

(中略)

従来のストックオプションでは、業績向上への動機づけの意味もあり、行使価格を割当時の株価より高く設定している。金融危機後、多くの企業の株価は行使価格を下回って推移しており「8割程度はせっかくの権利を行使できていない」(日興コーディアル)という。

================================================================09/23 日経


「新手法を開発」ってどんな手法なんやろか。っつうか、株価が下がっても利益が出るって、既存株主を馬鹿にしてるよね。


記事では「8割はせっかくの権利を行使できていない」って、株価が下がってるんだから当たり前の話だろう。既存株主は今よりも株価が上がることを前提に希薄化を許容しているのに、株価が下がってもストックオプションを行使すれば利益が出るなんて、ありえヘンと思う。


そもそも役員や社員は株の売却益のために働くわけではなく、逆にストックオプションの利益がないと働けない、というような人は辞めてもらったほうが会社のため、お客さんのため、株主のためだと思う。


一種の使命感や想いをもって働いた結果、会社の業績がよくなり、結果として、株価が上昇して、ストックオプションを売却した時に売却益を享受する、というもんだろう。「8割がせっかくの権利を行使できていない」って??は?本末転倒じゃないのか?


少なくともうちの会社ではそんなSOはないと思う。