きょうはまず49%のネガティブな話。
一時期、ツイッタ―で話題になったようなんですが。
世界経済のシェアを年度ごとに面積のGIF動画で表したもの。
これ、体感的に世界経済の中で、
日本がどういうポジションへと変化しつつあるかを
認識できる。
誤解しないで欲しいのは
だから経済を勃興させなきゃならんと言いたいわけではなく。
縮小していく日本(避けられない未来)を、どのようなビジョンで
100年後、200年後、それこそ曾孫、玄孫の世代までに
幸せにソフトランディングさせられるかなあ、ということ。
URL: vimeo.com
いまの10代や20代には、縮減してく日本を、
それでも愛情をもって抱きしめながら、暮らすことと文化を
楽しんでほしいし。
いま生まれている世代、2020年を中心として前後20年ずつの
40年間に生まれた世代がもっともキツイ時期を過ごすはず。
勝手な個人的な直観だけど。
ユーラシアのどん詰まりの行き止まりの島で、数万年、
あらゆる宗教と、西から来る文化を、絶妙に消化&昇華しながらやってきた能力を
・・それは細部と本質にこだわるオタク的消化&昇華能力だけど。
昔でいえばトランペッター近藤等則さん、今ならメディアラボの伊藤譲一さんが言ってる。
ほんとうのメルティングポットは、アメリカじゃなく、この日本列島。
その意識を、再び、自分たちと世界に向かって開いていってほしいと思うわけさ。
面白いことに「おれら世界からちょっと遅れてるよね~」と感じたときこそ、
不思議なことに日本人は能力が全開になる。
実は、これから、ある意味、それが成功するしないに関わらず、
21世紀22世紀の社会制度のラボであり実験場に、日本は、なる。
だって、どの国よりも先進国症状の進行は早いからね。
で、あればクールJAPANなんかではなく、
僕ら自身が、そのホットな渦中に入って行ったほうがよかないか。
「極東」FAR EASTと言われ、何でだろう?と思ったガキの日々。
欧米中心の世界地図を見たときの「あ、世界のイナカなんだ」と知ったときのショック。
でも「ジャパン アズ ナンバーワン」といわれた有頂天な日々も、もう30年ほど前だ。
どうも50代以上は、その幻想を引きずっているけど、
もうとっくに、ほんとは経済や技術、制度で言えば、中国や韓国のみならず
アジアを追いかける立場にあることを知らないように思う。
冷静に等身大に見ること。ありのまま。そのまま。
自分とまわりをよく観察し、沈思する「見」の時期に来ているのだ。
「見」けんを、始めろ。
ちなみに政治家など公人には肖像権はない。トランプさん、ありがと。