22時にバイトを終え、バスで家に帰るために、店から少し離れたバス停へ向かったときの出来事。


その日は初出勤だった。
外も、ぼくの身体も冷えきっていた。
冷えた手をポケットに突っ込みながらiPodで音楽を聞いていた。
○ックスジャパンの
Born to be freeを…。

口には出さずに唄ったよ。
(↑なんかへんな言い方だけど、わかるよね?)

初出勤だったけど、かなり手応えがあったから、かなりアゲアゲだった。

ウキウキな状態でバス停に向かってると、前からマダムがハイヒールをコツコツといわせながら歩いてきた。

おしゃれな帽子を被ってた。

ぼくは、そのおしゃれな帽子を見て、
欲しいぃーーっ!!
と思った。


ぼくとマダムが近づくにつれ、正体が明らかに…。

実はマダムは…。





























パンチパーマだった。

ー(・∀・)ーえぇーっ!!

健全な男の子の、一瞬の恋心を返してぇ~(笑)


かなりショックだったね。
疲れてたのかなぁ~。




何はともあれ、最近やけに仕事がたのしいっ
アルバイトだぁい\(^-^)/

「いらっしゃいませぇ!!」「ありがとうございまぁす!!」
「あいよぉ~!!」

の連発ねq(^-^q)
はりきって行くぜ~!!
先日、弟の卒業式だった。
にいちゃん、ねえちゃん、ぼく が卒業した中学校。
3年ぶりに母校へ行ってきました。
外装、廊下、体育館、教室。
昔と全く変わらなかった。
ただ…。




担任はいなかった。
前田先生…。
下の名前が同じだったから、すごく仲がよかったよ。
お父さんみたいだったなぁ。
昼食の時間、先生のところに行って愛妻弁当を
ジーッ
と見るのが日課だった。
そのたびに先生は
先生のお箸でおかずをくれたっけ。

学校一、人気のある先生だった。
みんな、先生のことが大好きだった。
もちろん、ぼくも大好きだった。


そんな先生の姿がなかったことには、かなりショックだった。


いろんな思い出を浮かばせながら、弟の晴れ舞台を見た。

懐かしいなぁ。
ぼくもあんなだっけかなぁ
なんて思った。


卒業式の終盤、クラス毎に生徒が退場するんだけど、そのとき生徒たちが担任に感謝のメッセージを述べた。

その一人一人の声がすごくふるえてた。

いろんなことを思いながら卒業するんだなぁと想うと、なんだかぼくも切なくなったね。


卒業生が真ん中の通路を通るんだけど、泣いてるコがいたね。

こっちも泣きしそうになるくらい想いが伝わった。



そうして
卒業式は幕を閉じた。



終わりは始まり。
弟にも、弟の友達にも、この世間の荒波に負けず、しっかりと先を見据えて頑張ってほしいと思う。

お兄ちゃんの願いでもあるから。