あたしの大失態。
戒めのために恥さらしで書く。
保護っ子改め、うちの子ふくちゃん。
慢性腎不全、エイズ陽性、貧血あり、推定シニア
シニアとはいえ、室内飼いの子からするとまだまだ若いはず。
多分7歳越えくらいかな。
ということから。
余命がおそらくはそんなに長くはないだろうとの見解から
不妊手術をするにはリスクが高いので、このまま看取りをしよう。
と保護してすぐ決めたわけで。
どっこい、先月。
あろうことか発情が来てしまい。
普段うちの子含め、歴代の保護っ子が誰もやらなかった方法で脱走。
あたしも息子も、どこから脱走したのか最初まったくわからなかったし。
15時ぐらいにお出かけして、必死で捜索してもまったく見つからなかったのに
夜11時半ごろ、ベランダに「ただいま~」とばかりに戻ってきた。
脱走したのはこれ一度きり。
なのに。
なのに。
妊娠してしまった。
元々保護してから、だんだんと食欲が戻って来て
脱走前もすごくよく食べてたからあまり気にしてなかったんだよね。
ところがここ1週間ほどで、あれ?あれ?何か違う気がするよ?とやっと気が付き。
火曜日に受診、エコーで胎児を確認。
もう、真っ青。
「産むにしても、体の状態から考えるとこのまま順調に育つ保証はない。
出産時は人間もそうだけど恐ろしく体力使うから、場合によっては力尽きてしまうかも。
堕胎するにしても、腎不全にプラス貧血があるから、通常のTNRでの手術では対応できない。
術前点滴は必須だし、術中、術後の点滴もいる。血液検査をして貧血と腎臓の数値も確認しないと。
どちらにしてもリスクは高い。決めるのは保護主さんだよね。」
ああ、もう。
ただでさえ短いかもしれない命を、更に縮めるようなことになってしまった。
それもこれも、あたしがうかつだったから。
部屋の隅々まで、それこそねずみも通さないくらいの対策しとかないといけなかった。
どっちにしてもハイリスク。
しかもエイズ陽性。
あたしの責任だ。
産ませてあげる?
それとも堕胎?
終わった今でも書いてて震える。
TNRの時に妊婦猫を手術したことはある。
その時も命の重さに心が痛んだ。
でも、今回は私のせいでこうなってる。
もう吐き気がするほど自分がイヤになる。
ごめんふくちゃん。
あなたにもう少し生きて欲しい。
ふくちゃんはきっと、ベテラン母さんなんだろうね。
何度も出産経験して、きっと立派に育てたんだろうね。
今度も乗り切るような、そんな気はするんだよ。
でも。
ごめん私がそれに賭けることができない。
エイズ陽性の子猫が産まれてきて
その子たちをみんな幸せにしてあげれる自信もない。
何より、ふくちゃんともう少し一緒にいたい。
腎不全って分かって余命2~3か月かもよと言われてたけど
もう保護して3か月。年単位で頑張れそうだな、って思いだしてたんだよ。
ごめんね。
ごめんね。
そうして昨日手術。
結果、6匹の赤ちゃんがいた。
すごいね、猫って。
こんな自分の体がいっぱいいっぱいなのに、6匹もの子を宿して。
さすがベテラン母さん。
どんな子たちだったのかな。
ふくちゃんハチワレだから、ハチワレいたろうな、きっと。
同じとこで保護したきくちゃんはキジトラ長毛だから
キジトラもきっといたろうな、ハチワレ長毛とかいたかもね。
看護師さんに「見ますか?」って聞かれて。
最初は写真だけでいいって思って伝えてたんだけど、見せてもらった。
まだ30日未満だったから、ピンポン玉より少し小さいまあるい子たち。
泣いたってどうにもならないけど、涙が出る。
ただ、ごめん。
ふくちゃんは何が起こってるのか分かってないかもしれないけど
お腹が軽くなったのは分かるはず。
それが何でなのか、猫は分かるのかな。
どうか理解しないでって思うのは人間のご都合主義だね。
そして一夜明けた今日。
お水は飲むけど、まだ夕べから一切食事しない。
今日夕方まで食べなかったら、すごくイヤだろうけど点滴しに行かなきゃ。
またキャリー入れられて、また病院、イヤだろうなイヤだよな。
いつでも食べられるように置いてあげたいんだけど
ウェットフードしか元々受け付けないから、置いておいたら干からびちゃう。
お昼に食べてくれますように。
もうこんな思いはイヤだ。
保護活動続けるなら、こんなこと次は絶対起きないようしないと。
願わくば、この判断が正しかったのだと後でもいいから思えるほどに
ふくちゃんの命がゆっくり続きますように。