私が拡張型心筋症になって
もうちょっとで丸5年が過ぎ、
6年目に入ります。
告知の時、
厳しい病状の説明を受けて
自分の余命がどのくらいなのかを伺いました。
ドクターは、明言されませんでしたが、
「今、この瞬間に心臓が止まっても不思議ではないです。」
「よく病院にたどりついたな~という心境です。」
「5年後の生存はないと思って準備されてください」
などなどおっしゃいました。
なので、5年は一つの目標でもありました。
その日を目前に控え
生きているとは思わないで・・
と言われた私が、
先日、東京の病院で完治!と、言って頂きました。
完治の概念のないこの病気のことですから
「完治」の意味は・・?
今、何も言わずに新しい病院に行って心臓の検査をした場合
拡張型心筋症とは診断されない状態に回復してる
と、言うことのようです。
これって凄いことですね!
私は5年前、告知を受けた時
EF=9.6 でした。
そんな私が回復できたのは、
免疫吸着療法という治療の成果です。
今はまだ臨床試験が行われている最中の新しい治療法。
私自身の状態もEFだけで判断しきれない感じはあります。
発病の頃大きく下がった機能が
これからも回復し続けるのか?とか
分からないことも多いです。
でも、でも!
今を生きられていることに感謝です。
そして、新しい治療を受けたことで
一つの治療法が、こうして確立されて行くんだな~
と、おぼろげながら感じることも出来たから。
あとは、
1日も早く希望すれば、誰もが受けられる治療として
全国に広がっていくことを自分の目で見たいし感じたいです!
それが今の私の夢です。