11月8日 金曜日
ICUにて術後1日目の朝を迎える
記憶が曖昧なのですが
朝、
『少し体を起こしてみましょう』
と、蒸しタオルを貰って顔を拭いて、ベッドで歯磨きをした。
心電図、鼻に入れていた酸素の管や指先に付けていた酸素量を測る線、血栓予防のポンプも取れた。
ベッドの上で寝たままレントゲン撮影をした。
多分朝イチで血液検査もしたと思う。
夜から気になって看護師さんに聞いていたのは、左の太腿から腹部にかけて、感覚が鈍かった。
脚は動くが表面の感覚が鈍い。
主治医が様子見に来た時にも伝えるが、多分背中から入れている麻酔が効き過ぎてるかなとの事。
午前中に歩行してみて、大丈夫だったら一般病棟に移る予定だけれど、この感覚が鈍いため、歩いた時にカクッとなるのを心配している。
なので、1度背中からの管にストッパーを付けて麻酔を留める。
その後は体を拭いて病院着に着替えたり、一般病棟に戻るための準備が進められていく。
そして、
『歩いてみましょう!』
と看護師さんが付き添ってくれて、ベッドから3〜4メートルを往復。
『十分です^ ^』
傷を庇って、点滴のスタンドに掴まりながらでしたが、意外と歩けるものですね。
その後、点滴用の1本を残して、他の針が2本抜けた。
お水を飲んで良いと初めて常温の水を飲んだ。
少しして、一般病棟に移動の為、車椅子で看護師さんが運んでくれた。
ナースステーションの前まで来た時に、
『少し待っていてくださいね。婦長さんに報告して来ます。』
中から婦長さんが出て来て、ニッコリ
『お疲れ様でした。お帰りなさいませ。』
何故か、急に手術を無事に終えた事に実感が湧き、ジーンとした。
部屋はナースステーションの直ぐ近くの6人部屋で、私は廊下側だった。
隣のベッドは空いていた。
絶食だけど、水お茶はOK
尿管は入っているが便があればトイレに行ってOK
漢方の薬でお腹の調子を整える物。
なるべく動いた方が、腸の動きも良くなり、癒着も予防して、回復も早いと言われる。
背中の薬を1度止めたからか、太腿の感覚が戻る。
再開。
この背中からの麻酔には丸いボタンが付いていて、痛い時にカチッと押したらいいですよって麻酔科の先生は言ったけど、看護師さんはそれよりも効く痛み止めもあるので言ってくださいと。
なので、3回位しか押さなかった。
痛みがあれば点滴に注射を入れてくれる。
飲み薬の時もある。
多分タイミングと痛みをみて選んでくれているんだと思った。
夕方、旦那が顔を見に来てくれた。
家から病院までは車で1時間半弱だが、今の旦那の現場から3時間近くかかるので、申し訳ない。