やっと念願かなってヘルタースケルター見られました。
母と見ていたので所々oh…って思ったりもしましたが物凄かったとしか。
以下感想でかなりネタバレなので興味ある方でネタバレダメな方はここでブラウザバックお願いします。
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初っぱなからものすごい色彩でした。
真っ赤な部屋、沢山の写真に大きな鏡。りりこの部屋は魅力的で孤独なイメージでした。
キラキラと言うよりギラギラ、美しい自分への執着。
寺島しのぶさんに水ぶっかけたところからoh…ってなりました。
セックスシーンはさすがに母と見ていたのでちょっと恥ずかしかったんですが、沢尻の美しいスタイルと矯声には息を飲みました。
シーンが進んでいくにつれてテンションの上がり下がりの激しい不安定なりりこに翻弄されていくマネージャーはすごい。一言、すごい。
雑誌の表紙、CM、ドラマ、モデルにタレントなんでもこなすりりこは可愛かったしかっこよかったし、でもどこまでも孤独でした。
妹ちゃんの元へいって二人で話している姿を見て涙が溢れました。
手紙をもらったりりこは何を思ったんだろうとか、わざわざ会いに来た理由は。と、考察していくのも楽しかった。
きっと彼女を心から愛せるのは妹ちゃんだけなんじゃないだろうか。そう思いました。孤独な彼女の光に見えました。
時代や流行の移り変わりの早さは恐ろしいもので、18歳という若さで出てきた注目の新人。
いつも一人で注目を浴びてきたのに。なんで二人なのよ、から、りりこよりこずえがいい?と。
焦りと繰り返される手術と自分が美しいことへの執着。ボロボロに崩れていくりりこの悲痛な叫び、幻覚、幻聴、一人の女性を追い詰めることなんてこの世界では容易いこと。
普段感じている恐ろしさとは別な恐ろしさを私は感じました。
happyでもbatでもないendでした。
ラストの笑みが脳裏に焼き付いてしばらく離れないような気がします。
今回ヘルタースケルターを見て、沢尻の美しさと演技力の高さを再確認しました。
実は数ヵ月前、というか半年前くらいにL et Mという携帯での配信の動画が、DVDで出ていたので見ていたんですが、昔から変わらず沢尻エリカという女優が好きでしたので、最高の作品でした。
両極端なエルとエムそのどちらも沢尻エリカが演じ、その二人の世界は二人の知らないところで繋がっているという面白い話でした。
彼女の何が面白いって、自分の感情、そのときの心境を隠すことなく表にだす子供というよりガキのような素と、演技になると一変してその女性を見事すぎるまでに演じきってしまうプロ意識。
いつも笑顔振り撒いて当然、人当たりよくて当然みたいな世の中で自分を出している彼女を嫌いになるどころか、もっと好きになりました。
……いつのまにか沢尻大好き日記みたいになってるのでそろそろ終わる。