かなり久しぶりにblogを書きました。
実は、去年オファーいただきまして
6/23〜演出をさせていただく予定でした。
本来の予定では、3月辺りに詳細発表の予定で、年末年始からは脚本作業を進めて来ました。
しかし、このコロナウイルスの感染拡大の影響を受け
発表を止めておりました。
なので、公表すらしてなかった訳です。
そして
先週、主宰と話をしまして、公演を中止(延期)するという事を決定しました。
まぁ、未発表なのでね
詳細はちと置いておきます。
でもこの舞台、
実は4週間という長い期間劇場を借り
4週連続で4本の作品を上演するという
かなり主宰も気合を入れて、時間と労力、資金をかけてきた企画なのです。
僕はその中の1作品を担当する予定でした。
そんな企画を立ち上げた主宰
公演は6月の後半です。
もしかしたら、もしかしたら
物理的には上演出来るかもしれない
そんなタイミングだという事もあり、
きっとやりたいと思っているだろな。そう思っておりました。
でもね、
舞台を創るってやっぱり時間がかかるもので、稽古は5月半ばから1か月予定していました。
もしかしたら、予定通り5月に入ったら
緊急事態宣言は取り下げられるかもしれません。
でも、安全にはほど遠いのではないかな?
そんな中1か月の稽古をする?
僕は不安でした。
稽古場には電車に乗るでしょう
お芝居ですから近距離で喋ります
同じ小道具や椅子などを使います
窓やドアを開けたまま使える稽古場なんてほぼありません
危険がいっぱいなんです。
じゃあ30分おきに休憩入れて換気
そんな稽古で良い作品なんて作れません
はっきり言って
今、良い舞台(作品)を創るなんて
難しい…もしかしたら不可能かもしれない。
これが、正直な中川の意見、考えでした。
基本的には主宰の方針を大事にしたいけど…
もしかしたら、主宰と口論になるかもしれない
そう思っておりました。
まぁ〜
そんな心配はいらんかったっすわ😁
主宰の口から出たのは
「キャストやスタッフさんを危険な目にあわせられない」
でした。
ホッとしました。
同じ気持ちなんやな。って
主宰としても、団体としても
公演が出来ない。
ましてや大きな企画だった事はかなりの痛手だと思います!
それでも、第一にキャストやスタッフさんの事を考えてくれた主宰には感謝しかありません。
残念な延期という決定の中に
僕は良い仲間に出会えた事の嬉しさがありました。
世の中が落ち着き、
ちゃんと演劇を創れる状態になって、
この舞台企画が上演出来る時には、中川は必死こいて頑張ろう!って思っております。
今、たくさんの役者が
芝居をしたい。って思っていると思います。
劇団や団体、主宰がやるって言ったら、
多くの役者が「分かりました」って言ってしまいます。
だから運営側には
沢山の人の命を守る為の判断をしていただきたいと思います。
コロナに感染する確率
その上症状が出る確率
しかも重症化する確率
確率で考えたら決して高くはないかもしれませんが、
絶対に楽観視してはいけない。
舐めてはいけない。
それが、今の状況です。
元気に生きていさえすれば、
必ずまた芝居は出来ます。
お客様にも観てもらえます。
今は、演りたいという欲求を我慢する事が大事なんちゃうかな。って思います。
演劇って
キャストやスタッフさん、もちろんお客様。
人が居てはじめて成り立つものやと思います。
演劇関係者の皆様には
その辺をしっかり考えて、これからの判断をしていただきたいと思います。
絶対に時は戻りません。
僕はもうこれ以上大事な仲間を失いたくはありません。
お願い致します。
team365歩
中川拓也