意識→手放してみる? | 身体能力を極限まで高める【ダンサーのための骨盤重心メソッド】

身体能力を極限まで高める【ダンサーのための骨盤重心メソッド】

◇繊細・しなやか・パワフル・ダイナミックなボディコントロール方法。

◇「一流」と「超一流」を隔てる壁。

ヒトの無意識的な反射・反応を踏まえ、
実践(本番)でパフォーマンスを最大限引き出す
究極のメソッドをお伝えしていきます。

こんにちは!

「こころ・からだ」の繋がりを追求する

たーきーです^^



今回は僕が最近言っている「意識を意識しない」について僕なりに書き出してみます。


良くも悪くも

人の「意識」というものは【一点】に集まってしまいやすいということです。

たくさんの作業を同時にこなすときでも

その場その場で意識する部分や意識の仕方が変わってるはずなんです。

哲学者メルロ・ポンティさんもそういってます。




例えば真ん中(上部)の図形をみたときに

(A)という図形と見ることもできれば

(B)という図形だと見ることもできます。



「(A)という図形だ」とみているとき

「(B)という図形も同時に見える」という同時進行はありえないという話。




もう一つ。


「アヒルやカラス」と見ることもできるが

「ウサギ」とも見える。

が「アヒルとウサギが同時」に見えることはないはずです。

人間の意識が一点に集まりやすいのはこのことから分かってきます。


発展して、

【身体の使い方】でもそうなのではないかと。


ある一定の箇所に【意識】を持ってしまうとそこに過剰にエネルギーを持っていかれてしまう。

部分としての動きは精巧だけども、全体としてパフォーマンスをみたときには粗雑になってしまう。



誤解しないように付け加えると、

「意識を意識しない」は

何も考えないでボーッとしてろ。
もしくは、
勝手に楽しくやっていろ。
ということではない。



「意識を意識しない」を実現するには、
大きく2つの方法があると思われる。

★獲得したい部分的【特定の意識】をひたすら反復練習して、慣れてきたら手放す。(意識しない)

もう一つは、

★【ある特別な1つの意識】を持つと他の個別意識も連鎖的に付随してくるような強力な意識(軸)をもつ。

ということ。



【意識】も【手放す】為にあるんじゃないかと思います。

例えば

初めて「自転車に乗る練習」をするとき、

あれやこれやと試行錯誤(意識)を重ねていくが、
乗れるようになったらどんどん意識を手放して

最終的には何も考えないでも自転車に乗れるようになっているはずです。


逆にそうしないと

子供が小道から飛び出してきた時等

咄嗟の事態に対応ができなくなってしまうから。




実践や現場では【特定の意識】が邪魔になるということ。

初めは【意識】を十分に意識し、感じ、味わったら、

その次は【手放してみる】とうまく行ったりするかもしれないですね♪



ありがとうございました☆