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☆tomorrow is another day☆

はじめまして。
2013年11月に第一子で男の子を出産予定のママです。
2013年9月に8ヶ月検診で口唇口蓋裂の疑いを診断されました。
診断を受けて…これから控えている出産についてや、この病気についての事、日々の様子など書いていこうと思います。

私の息子は左口唇顎裂という先天異常を持って産まれてきました。


息子に口唇裂があることは妊娠8ヶ月のエコー診断の際に産婦人科の先生から告げられて知りました。

病院から帰ってすぐにインターネットで口唇裂について調べました。

そこに現れた痛々しい画像をみて正直とてもショックを受けました。


 口唇裂とは、生まれつき上口唇いわゆる「うわくちびる」が割れている状態です。その程度はさまざまで、上口唇にわずかにくぼみがみられる程度(不全唇裂)から、鼻の穴の奥の方まで割れているもの(完全唇裂)までさまざまです。そのため、通常連続しているはずの口唇の筋肉(口輪筋)も同時に割れています。また口唇のみならず、鼻の変形も伴います。人によっては、見かけ上は割れていないのに、筋肉だけ割れている状態(痕跡唇裂)のこともあります。一カ所だけ割れている状態(片側唇裂)が多いのですが、 2 カ所が割れている状態(両側唇裂)のこともあります。


なぜ、このような先天異常がおこるのか‥

 今だ明確になっていない部分も多いのですが、一般に環境因子と遺伝因子が考えられているそうです。
環境因子としては、例えば妊娠中の精神的ストレスや感染症、服薬、栄養不足などがあげられます。また、遺伝因子の関与も指摘されていますが、今のところ特定の遺伝子が解明されているわけではないとのこと。

口唇裂は体表面に生じる生まれつきの疾患のなかでは、比較的頻度の高い疾患で、日本では、 500 ~ 600 人に 1 人の割合で出生するといわれているそうです。

原因は明確ではありませんが500人に1人の先天異常。


なんでお腹のこの子が‥‥何がいけなかったのか‥。

まだ見ぬ我が子…五体満足で産んであげれない申し訳なさに涙が溢れました。

仕事から帰って来た主人に告げ、2人で一緒に泣きました。

なによりも子供の成長を楽しみにしていた主人。

思いもよらぬ宣告にショックはかなりのものだったと思います。

あなたの子をちゃんと産んであげられなくてごめんね‥。


その日から楽しみだけだった妊娠生活に不安が加わりました。

元気に産まれてきてくれるだろうか?

きちんと愛情を注げるだろうか?

口唇裂はエコーで分かったけど見えない口内はどのくらいの症状で生まれてくるのだろうか?

母乳やミルクはちゃんと飲めるだろうか?

産まれてきてこの子はちゃんと祝福されるだろうか?

考えると沢山の不安が出てきました。

不安が押し寄せて1人隠れて枕を濡らした夜もありました。


そんな中、インターネットを通じて同じ口唇裂の子供を持つお父さんやお母さんのブログを拝見させていただきました。

日々奮闘しながら沢山の愛情を注いで育てていらっしゃるお父さん、お母さんの姿。

なによりも産まれてきた子供達の本当に可愛い笑顔。

術後、綺麗に治って元気な子供達の姿。

ブログを通して色々な情報を知ることができ、出産までの間にこの疾患について勉強し、今の医療技術の高さであればある程度はきちんと治せることを知ることができたことで少しずつ前向きに出産に挑む事ができるようになりました。


私達ならきっとこの子の全てを受け入れて乗り越えれる。
だからこの子は私達夫婦を選んで産まれて来てくれるんだと…。



そして、平成25年11月。

陣痛が始まってから21時間。

3280g、51cmの元気な男の子が産まれました。

彼の元気な産声を聞いた瞬間。

無事に産まれてきて良かったぁ。
可愛~い♡
素直にそう思えました。

出産前までの不安が吹っ飛びました。きっともう大丈夫。


あれから3ヶ月、息子もすくすく成長して6キロを超え昨日口唇の手術を無事に終えることができました。

小さな体で全身麻酔で手術をうけて…初めはぐずりましたが、術後しっかり母乳を飲んでくれて無事に私達に笑顔をみせてくれた息子。

この事を忘れないように…拙い文章ではありますが私が息子を出産して感じた事や日常生活をありのままを綴っていけたらと思います。

どうか暖かい目で見守ってください。