優勝は新田 選手
おめでとうございますお年玉お年玉お年玉お年玉

貫禄のダッシュで勝利を………!

グランプリ賞金組はほぼ決まり!

最後の1枚は競輪祭II


5日間お疲れさまでした!



ケイリンメールマガジンを参考に………


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■■ ■■     プロスポーツ発! 競輪メールマガジン
■■■■     第58回オールスター競輪【GI】(最終日編)
■■ ■■      ~燦燦バンクでスピードバトル~
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 「第58回オールスター競輪」は9月23日、5日間に渡る熱戦に幕を下ろした。
激戦を勝ち抜いた9名による決勝戦は竹内雄作が赤板前から果敢に先行。
この3番手を確保した新田祐大が豪快にまくって圧勝。3月の日本選手権に続き、
通算3度目のG1制覇を果たした。

 勝負は赤板ホームで決まったと言っていいだろう。逃げる竹内雄作の3番手は
桐山敬太郎のものかと思われたが、「すごい自分の中では攻めていいものか、
攻めていけないものか悩んだ部分があったんですが。
結果として『ダメでもいってしまえ』という気持ちが、運よくあの位置を取れた」。
攻めのレースに徹した新田祐大が思い切って仕掛けると、
口の空いた桐山に代わって3番手にスッポリ。この時点で勝負はあった。
2コーナーまくりで3月ダービーに次ぐ今年2度目、通算3度目のG1制覇を飾った。
 「準決勝の稲垣さんの先行、村上(義弘)さんの車間切りと
ブロックっていうのが絶妙なタイミングで、してやられたりって感じだったので、
今日も同じような展開になるかもしれないと思っていました。
そうなっても内が今度は空くので、そしたら神山さんのチャンスだと思ってました。
何としても僕がそこを潜り抜けられるように踏み込むしかないって気持ちで頑張りました」
 4コーナー立ち直ってからも「また昨日みたいに神山さんに
抜かれるんじゃないかと思っていたので、ガムシャラで。
まっすぐ走れなかった」と振り返るが、仕掛けた時点で番手の神山雄一郎らを
置き去りにしたスピードは出色だった。「すごい大きな存在」と話す
来年のリオデジャネイロ五輪に向けた成長が競輪での結果にも反映されている。
 「(オリンピック出場そしてメダル獲得のために)コンディショニング、
モチベーションというものを思ったところに合わせるということができるように
なってきたのが昨年ぐらいから。そこからやっと勝ちにこだわりながら、
勝負どころでの勝負というのをできるようになったのがオールスターで
優勝できたひとつだと思います」
 僅差のダービー優勝から一転、3車身差で決めたタイトルは成長の証。
来年のオリンピックまで新田の進化はまだまだ続きそうだ。

 6度目のオールスター優勝を狙った神山雄一郎だったが
新田のスピードの前に完敗。新田の仕掛けに口が空いてしまったが、
離れながらも2着をキープし賞金ランクは3位に。グランプリ出場をほぼ確定させた。
 「新田が強かったですね。(3番手に)追い上げたときも相当なスピードで
離れそうになったし、それから間髪入れずにまくって行ったんで
ちょっと離れてしまった。一番人気になってたんで、何とか2着までには入ろうと。
新田なら前からでも戦えると思ったし、新田の得意パターンになりましたね」

 後ろ攻めからレースを動かした稲垣裕之だったが、最終的に置かれた位置は8番手。
1センターからまくり上げたが、3着までが精一杯だった。
 「運びとしては最悪の展開になってしまった。入られたのも想定外だったし、
一番強い新田に3番手を取られてはダメ。すごいかかりだったし、
あそこしか行くところがなくて後ろには勝負権がなかった。
ハナを切っての3着と届かない3着とでは意味合いが違うし、
反省するとこは反省して。最後のG1(競輪祭)を頑張って戦っていきたいと思います」

 最終ホームを9番手で通過した稲川翔にとって前団はあまりにも遠かった。
 「竹内君の調子がいいし、おのずとあの位置(3番手)は狙いにいこうとしますよね。
(展開的に)しょうがないけど、しょうがないで終わらせないように。
強い選手はどこからでも1着を取りますし、僕もそれでも1着を狙えるように頑張ります」

 竹内を受けて3番手確保するかに見えた桐山敬太郎だったが、
口が空いたところを新田に入られ万事休す。
 「稲垣さんにすくわれるかもと思って内も気にしながらだから空いちゃった。
あそこで来た新田もすごいけど、僕がピッタリ付いてれば新田も
そのまま行っただろうし自分の展開になったと思うと悔しいです。
そこが敗因ですね。仕掛けず(新田ライン3番手に)付いてれば
3着はあったけど、ライン3車でそれはできない。
新田のとこまでは踏まなきゃと思って行ったけど、行けなかったのも力不足です」

 逃げ切り3連勝で初のG1決勝の舞台に立った竹内雄作。
決勝でも主導権を握ったが、新田の脅威に冷静さを失った。
 「ただ先行しただけですね。もうちょっと落ち着いて走れればよかったけど
難しかった。(赤板前に)新田さんが外に見えて合わせないとと思って
踏んだんですけど、バックでビジョンを見たら3番手にいたのが分かって焦ってしまった。
新田さんのまくりに合わせる脚があればいいけど、スピードが足りないですね。
4コーナーまで持たないといけないし、大塚さんにも迷惑をかけてしまった。
いい勉強になりました」

 大塚健一郎はまさかのツキバテ。ハイペースで駆ける竹内の後ろで
余力はのこっていなかった。
 「ニュートラルに入らないまんま。それで(新田を)振ったけどダメでした。
実力ですね。竹内の後ろでいい勉強になった。
でも竹内はよく頑張ってくれましたね。気持ちが嬉しかった」


レース経過
 号砲が鳴って、別線の動向をうかがっていた神山雄一郎が誘導を追う。
新田祐大―神山で前団に収まり、以下の隊列は竹内雄作―大塚健一郎、
桐山敬太郎―渡邉晴智―武井大介、稲垣裕之―稲川翔で周回を重ねる。
 8番手にいた稲垣が青板前の4コーナーから上昇を始めで先頭に出るが、
その上を桐山が切って出てペースを落とす。竹内は新田の外併走から
3コーナーで踏み上げ、桐山を押さえて主導権を握って出る。
3番手に飛び付く桐山だが、踏み遅れて前との車間が空く。
すかさず巻き返した新田が、空いた3番手に入って絶好位を確保し赤板を通過。
逃げる竹内に大塚。新田―神山、南関トリオが続いて、
稲垣は一本棒の8番手で打鐘を迎える。4コーナーから桐山が反撃に出るも、
車は進まずあっさり不発。
 稲垣が最終2コーナー手前からまくりを打つと、新田もほぼ同じタイミングで
3番手から満を持して発進。新田が好スピードで竹内をとらえる。
神山は離れ気味だが、大塚も阻めず神山が新田を追いかけ直線へ。
そのまま後続を引き離した新田が、2着に3車身差をつけて優勝。
まくりで迫る稲垣を半車身凌いだ神山が2着に入り、稲垣3着。




ではまた日本虹日本虹