【036】「ホテルでH」までの道程
前回、褒め上手になる事と小さな気遣いが出来る事について話した。
それは実戦で鍛えてこそ、価値があるとも伝えた。
彼女作りの旅の中で鍛えていくという事になる。
◆彼女とは性的関係を持つ相手
ある女性を彼女にする事と、仲の良い友達でいる事の間には、決定的な違いがある。
それは性的関係を持つという事だ。
相手を彼女にするという事は、性的関係を持つという事に他ならない。
男性のすべての努力は、女性と性的関係を持つ為にあると言っても過言ではない。
男にとってこのハードルは決して低くはない。
あらゆるデートは、相手の女性と性的関係を持つ為に準備されるものだ。
◆ご機嫌取りになるな
これまでユーモアや褒め上手、そして小さな気遣いについて話した来た。
しかしそれだけでは「良い人止まり」で終わってしまう可能性が高い。
むしろ相手を理解し、優しい男になろうとすればするほど、「良い人止まり」になってしまう可能性が高い。
これは優しさを、女性のご機嫌を取る事と勘違いする所から始まっている。
いわゆる「アッシー君」がそれにあたる。
ご機嫌取りは、主従の関係に近い卑屈な態度だ。
嫌われたくないという気持ちは分かるが、そんな相手を男として見る女性はいないのだ。
◆男と女の関係にシフト
彼女作りの旅とは、女性と性的関係を持つ為の旅に他ならない。
それには男と女の関係にシフトして行かなくてはならない。
男と女の関係とは、性的関係を前提とした関係だ。
ある所から男は自分の立ち位置を、微妙に変化させなければならない。
それは「人格」としての優しさや思いやりアピールから、男として性的関係を持とうとするアプローチに切り替える事を意味する。
◆性欲と罪悪感
実はこの切り替えがうまく出来ない男達がいる。
性的関係を持とうとするアプローチに、罪悪感を持ってしまうのだ。
こういう男達は、自分の性欲に罪悪感を持っているのだ。
各いう私も最初は自分の性欲に罪悪感を持っていた事をお伝えしておく。
真面目に生きようとすればするほど、自分の性欲に罪悪感を持ってしまうのだ。
その罪悪感は、個人というより「集合的無意識」に属するものではないかと私は考えている。
◆女性にも性欲がある
その罪悪感が払しょくされたのは、女性にも性欲がある事を知ってからだ。
今思えば当たり前の事だが、当時の私は性欲は男のものと決めてかかっていたのだ。
女性はそんな淫らな考えは持たない、神聖な存在と思っていたのだ。
そう思ったのには理由がある。
◆女性は性を表現できない
女性には女性の立場というものがある。
「私はあなたとHしたいので、これからホテルに行きませんか?」とは口が裂けても言えない。
これを言えるのは娼婦くらいのものだろう。
女性は自分の性欲をストレートに表現してはいけないという、暗黙の了承が世間にはあるのだ。
先に登場したフランスの作家、ボーヴォワールの「第二の性」にあるように、女性は自分の性欲を表現しないよう世間から教育されて育つのだ。
これを理解出来れば、性的関係へのアプローチは男がしなければならない事に気が付く。
女性をホテルまで導くのは男の仕事なのだ。
さらに面倒なのは、「ホテルでHしましょう!」と言ってはいけないのだ。
ここを「暗黙の了解」で突破しなければならないのだ。
それゆえそこを突破するには、女性を口説く技が必要なのだ。
今でも女性を口説く技は、公には評価されていない。
プレイボーイやナンパ師が評価されないのと同じだ。
それは騙す技であり、卑しむべき技だと考えられているのだ。
さはさりながら、全くの知識なしではこのハードルを突破出来ないのだ。
◆順序を踏まないと失敗する
何の知識や準備もなしにこれに挑もうとすると、悲惨な結果が待っている事になる。
ホテルの前に立った時、「馬鹿にしないで!!」と相手の女性にビンタを喰らってしまうのだ。
これは相手の女性にその気がなかったからではない。
たとえその気があったとしても、ちゃんと順序を踏まないと、「私そんな軽い女じゃありません!」と怒ってしまうのだ。
ちゃんと順序を踏まないと、女性のプライドが許してくれないのだ。
このハードルをすべてクリアするようなアプローチを、男は思い描けなければならないのだ。
はたして経験のない者が、女性とホテルでHするまでの道程を、綿密に計画出来るものだろうか?
私も「ホテル」までのアプローチラインを確定するまで、経験と失敗を繰り返した記憶がある。
それはいくつかのハードルをクリアーしないとたどり着けないのだが、どんなハードルが存在するのかさえ最初は分かっていないのだ。
ホテルの門をスムーズに通過するには、それまでに超えておかなければならないハードルが明らかに存在するのだ。
◆男が主導権を握る
女性と性的関係を持つには、二人の関係の主導権を男が握る所から始めなくてはならない。
それまでの「横並びの関係」から、一歩抜け出し「主導権を握る位置」に自分を持って行くのだ。
なぜなら女性からホテルに導く事は出来ないから、ホテルに行くには男が主導権を握らなくてはならないのだ。
この「横並びの関係」から抜け出す事が、最初の一歩になる。
具体的には「ホテルまでの道程を頭に描いて、<提案を仕掛けて>導いて行く」という事だ。
提案を仕掛けるとはどういう事か。
二人の関係を深める為に、「レストランで食事しよう」と提案する事だ。
「夜景を見に行こう」と提案する事だ。
要するに二人の関係を、リードしていく事なのだ。
その提案に女性が「イエス・ノー」で答えるのだ。
この提案をどんどん仕掛けていって、ついにはホテルまで導くのだ。
これが「男として主導権を握る」という関係だ。
◆ステップアップ作戦
デートした二人が良い感じになっても、お互いの物理的距離感はそれだけでは縮まらない。
「ホテルでH」する為には、物理的距離感を縮める必要があるのだ。
その為に男は提案をして、その距離を縮めなくてはならないのだ。
この「提案を仕掛ける」事を別の言葉で「チャレンジ」とも言う。
チャレンジする事によって初めて扉は開かれるのだ。
チャレンジするから関係をどんどん深くする事が出来る。
初デートから「ホテルでH」するまでの一連の流れを、私は「ステップアップ作戦」と名付けた。
それは4つのチャレンジを順番にクリアーする事によって、「ホテルでH」を成し遂げようとする試みだ。
ひとつづつステップアップする事によって、無理なく推し進める事が出来るのだ。
チャレンジ1:①手を握る
チャレンジ2:②肩を抱き寄せる
チャレンジ3:③キスをする
チャレンジ4:④Hする
このチャレンジは、二人の物理的距離感を縮める為にある。
ひとつづつステップアップする事によって、無理なく「ホテルでH」を成し遂げる事が出来るのだ。
それゆえ、いきなり「チャレンジ3:③キスをする」にチャレンジする事はお勧めしない。
ハードルが高いのだ。
どのチャレンジもそこで「NO」と言われたら、それで終わってしまうリスクがある。
それゆえ「チャレンジ」なのだ。
「ステップアップ作戦」とは、女性からの小さな「Yes」を積み重ねる事によって、「ホテルでH」という目的に近づく作戦なのだ。
◆「二人だけの空間」を確保
「ステップアップ作戦」を仕掛けるには、重大なポイントがある。
それは場所の設定だ。
基本的には「二人だけの空間」が必要になるのだ。
「二人だけの空間」を確保するには、大都市と地方では状況が異なる。
大都市以外の所では、移動に車を使う。
ほとんどの若者が自分の車を持っているのだ。
この車の中は、「二人だけの空間」になりえるのだ。
従って車を使える所では、場所の設定を迷う事はない。
車の中は「二人だけの空間」なのだ。
所が大都市で「二人だけの空間」を確保するには、場所の選択が重要になる。
例えば個室があるレストランやカラオケという選択になって来るのだ。
「二人だけの空間」を準備しておかないと、「ステップアップ作戦」は仕掛けられないのだ。
◆リアル動画「ステップアップ作戦」
私が「ステップアップ作戦」を考え出したのは、1970年代の事である。
すでに50年も前の事になる。
もう時代遅れのはずのこの方法を、今でも使っている例を発見して驚いた。
ここで是非紹介したい。
これから紹介する動画を撮ったのは、「小橋しゅん」という人である。
彼は「クロージング・テンプレート」という情報商材を販売している男だ。
分かりやすく言うと、女性を口説く指南書を18.900円で販売している、ナンパのプロなのだ。
これから紹介する動画は「クロージング・テンプレート」という情報商材を販売する為の、宣伝動画にあたるのだ。
動画は全体で55分近い長いものだが、肝は最初の20分ほどになる。
この20分の間に、私が「ステップアップ作戦」と名付けたチャレンジを、次々にこなしていくのだ。
場所はカラオケ店で、動画はその部屋に入る所から始まっている。
先にタイムラインを書いておこう。
00:00 タイトル動画
01:55 カラオケ店の部屋に入る
05:05 手相の話をしながら手を握る(チャレンジ1:①手を握る)
07:55 髪型の話をしながら頭にさわり、そのまま抱き寄せる(チャレンジ2:②肩を抱き寄せる)
16:10 ディープキスをする(チャレンジ3:③キスをする)
18:28 カラオケを出てホテルへ
残念ながらホテルに入る所までは撮影されていない。
しかし、相手の女性の様子から、問題なくホテルの門をくぐった事は想像できる。
ポイントはディープキスをしている時の女性の手の動きである。
その手は男の肩に置かれ、拒否をしていないのだ。
もしここで、女性の手の動きが拒否をしていたら、まだ心は落ちていないのだ。
むりやりキスされたという事になってしまう。
それではホテルの門はくぐれないのだ。
キスをしたからOKという事にはならないので注意が必要だ。
自分の動きに相手が答えて反応してくれる事が重要なのだ。
女性の心が落ちていれば、必ず反応があるのだ。
それを確認してから、次のステップである「ホテルでH」に踏み出す事が重要だ。
◆「女性が断れないホテルへの誘い方!」
最後に女性が教える「女性が断れないホテルへの誘い方!」を紹介したい。
ホテルに誘われる女性の側として、どう男性に誘って欲しいかを明確に述べている動画だ。
女心というのは男はなかなか理解しにくいものがある。
たとえ「Hしても良い」と思っていても、「軽い女と思われたくない」という理由で断ったりするのだ。
ここで男は引いてはいけないのだが、優しい男にこだわると諦めてしまったりするのだ。
そんな駆け引きを制する為には、大いに参考になると思う動画である。
◆Hにも相性がある
「ホテルでH」をクリアーすれば、彼女作りの旅は終わったも同然である。
実は順序として、「彼女になって下さい。」と告白してから「ホテルでH」という手もある。
彼女になる事にOKをもらってから「ホテルでH」という順序になる。
しかし、私はその順序をお勧めしない。
理由は簡単で、「Hにも相性がある」からである。
それを確認してから彼女に告白するべきだと思うからである。
しかし、Hの相性が分かるようになるのは、かなり数をこなしてからになるので、あまりこだわらない方が良いかもしれない。
◆青春時代を豊かに
青春時代に彼女がいないまま過ごすのは、大いなる損失である。
彼女がいることは、豊かに生きる為の必須条件なのだ。
ほんの小さな勇気だけで、それは叶えられる。
ネット時代、あらゆる情報が調べられるのだから、迷う必要はないのだ。
思い起こせば、私の20代は女のケツを追いかける事についやされたと言っても過言ではなかった。
積み重ねた経験だけが頼りであり、それ以外に情報はなかったのだ。
それに比べれば恵まれた環境で、今の若者達は生きているのだ。
人生の華は青春時代にあるが、異性の存在のない青春など花の咲かない桜のようなものだ。
そんな老木のような青春時代を送ってはならない。
とっとと異性を探しに旅立って頂きたい。
青春は失敗さえも美しい!
【037】につづく























