<人生終盤男から若者への伝言>

<人生終盤男から若者への伝言>

日本人の平均寿命は男が81歳。
「健康寿命」は72歳である。
さて、新型コロナの渦中!残りの人生をどう生きるか?
私は70年の人生で学んだ事、感じた事を若者に伝えようと決めた。
私の生き様が、一つでも若者の生きる糧になってくれれば、
目的は達せられた事になる。

【001】からの続き文章になっています。番号順に読み進めてください。
Amebaでブログを始めよう!

【036】「ホテルでH」までの道程

前回、褒め上手になる事と小さな気遣いが出来る事について話した。
それは実戦で鍛えてこそ、価値があるとも伝えた。
彼女作りの旅の中で鍛えていくという事になる。

◆彼女とは性的関係を持つ相手

ある女性を彼女にする事と、仲の良い友達でいる事の間には、決定的な違いがある。
それは性的関係を持つという事だ。
相手を彼女にするという事は、性的関係を持つという事に他ならない。
 
男性のすべての努力は、女性と性的関係を持つ為にあると言っても過言ではない。
男にとってこのハードルは決して低くはない。
あらゆるデートは、相手の女性と性的関係を持つ為に準備されるものだ。

◆ご機嫌取りになるな

これまでユーモアや褒め上手、そして小さな気遣いについて話した来た。
しかしそれだけでは「良い人止まり」で終わってしまう可能性が高い。
むしろ相手を理解し、優しい男になろうとすればするほど、「良い人止まり」になってしまう可能性が高い。
 
これは優しさを、女性のご機嫌を取る事と勘違いする所から始まっている。
いわゆる「アッシー君」がそれにあたる。
ご機嫌取りは、主従の関係に近い卑屈な態度だ。
嫌われたくないという気持ちは分かるが、そんな相手を男として見る女性はいないのだ。

◆男と女の関係にシフト

彼女作りの旅とは、女性と性的関係を持つ為の旅に他ならない。
それには男と女の関係にシフトして行かなくてはならない。
 
男と女の関係とは、性的関係を前提とした関係だ。
ある所から男は自分の立ち位置を、微妙に変化させなければならない。
それは「人格」としての優しさや思いやりアピールから、男として性的関係を持とうとするアプローチに切り替える事を意味する。

◆性欲と罪悪感

実はこの切り替えがうまく出来ない男達がいる。
性的関係を持とうとするアプローチに、罪悪感を持ってしまうのだ。
こういう男達は、自分の性欲に罪悪感を持っているのだ。
 
各いう私も最初は自分の性欲に罪悪感を持っていた事をお伝えしておく。
真面目に生きようとすればするほど、自分の性欲に罪悪感を持ってしまうのだ。
その罪悪感は、個人というより「集合的無意識」に属するものではないかと私は考えている。

◆女性にも性欲がある

その罪悪感が払しょくされたのは、女性にも性欲がある事を知ってからだ。
今思えば当たり前の事だが、当時の私は性欲は男のものと決めてかかっていたのだ。
女性はそんな淫らな考えは持たない、神聖な存在と思っていたのだ。
そう思ったのには理由がある。

◆女性は性を表現できない

女性には女性の立場というものがある。
「私はあなたとHしたいので、これからホテルに行きませんか?」とは口が裂けても言えない。
これを言えるのは娼婦くらいのものだろう。
 
女性は自分の性欲をストレートに表現してはいけないという、暗黙の了承が世間にはあるのだ。
先に登場したフランスの作家、ボーヴォワールの「第二の性」にあるように、女性は自分の性欲を表現しないよう世間から教育されて育つのだ。
これを理解出来れば、性的関係へのアプローチは男がしなければならない事に気が付く。
女性をホテルまで導くのは男の仕事なのだ。
 
さらに面倒なのは、「ホテルでHしましょう!」と言ってはいけないのだ。
ここを「暗黙の了解」で突破しなければならないのだ。
それゆえそこを突破するには、女性を口説く技が必要なのだ。
 
今でも女性を口説く技は、公には評価されていない。
プレイボーイやナンパ師が評価されないのと同じだ。
それは騙す技であり、卑しむべき技だと考えられているのだ。
さはさりながら、全くの知識なしではこのハードルを突破出来ないのだ。

◆順序を踏まないと失敗する

何の知識や準備もなしにこれに挑もうとすると、悲惨な結果が待っている事になる。
ホテルの前に立った時、「馬鹿にしないで!!」と相手の女性にビンタを喰らってしまうのだ。
 
これは相手の女性にその気がなかったからではない。
たとえその気があったとしても、ちゃんと順序を踏まないと、「私そんな軽い女じゃありません!」と怒ってしまうのだ。
ちゃんと順序を踏まないと、女性のプライドが許してくれないのだ。
 
このハードルをすべてクリアするようなアプローチを、男は思い描けなければならないのだ。
はたして経験のない者が、女性とホテルでHするまでの道程を、綿密に計画出来るものだろうか?
 
私も「ホテル」までのアプローチラインを確定するまで、経験と失敗を繰り返した記憶がある。
それはいくつかのハードルをクリアーしないとたどり着けないのだが、どんなハードルが存在するのかさえ最初は分かっていないのだ。
ホテルの門をスムーズに通過するには、それまでに超えておかなければならないハードルが明らかに存在するのだ。

◆男が主導権を握る

女性と性的関係を持つには、二人の関係の主導権を男が握る所から始めなくてはならない。
それまでの「横並びの関係」から、一歩抜け出し「主導権を握る位置」に自分を持って行くのだ。
 
なぜなら女性からホテルに導く事は出来ないから、ホテルに行くには男が主導権を握らなくてはならないのだ。
この「横並びの関係」から抜け出す事が、最初の一歩になる。
具体的には「ホテルまでの道程を頭に描いて、<提案を仕掛けて>導いて行く」という事だ。
 
提案を仕掛けるとはどういう事か。
二人の関係を深める為に、「レストランで食事しよう」と提案する事だ。
「夜景を見に行こう」と提案する事だ。
要するに二人の関係を、リードしていく事なのだ。
その提案に女性が「イエス・ノー」で答えるのだ。
 
この提案をどんどん仕掛けていって、ついにはホテルまで導くのだ。
これが「男として主導権を握る」という関係だ。

◆ステップアップ作戦

デートした二人が良い感じになっても、お互いの物理的距離感はそれだけでは縮まらない。
ホテルでH」する為には、物理的距離感を縮める必要があるのだ。
その為に男は提案をして、その距離を縮めなくてはならないのだ。
 
この「提案を仕掛ける」事を別の言葉で「チャレンジ」とも言う。
チャレンジする事によって初めて扉は開かれるのだ。
チャレンジするから関係をどんどん深くする事が出来る。
 
初デートからホテルでH」するまでの一連の流れを、私は「ステップアップ作戦」と名付けた。
それは4つのチャレンジを順番にクリアーする事によって、ホテルでH」を成し遂げようとする試みだ。
ひとつづつステップアップする事によって、無理なく推し進める事が出来るのだ。
 
チャレンジ1:①手を握る
チャレンジ2:②肩を抱き寄せる
チャレンジ3:③キスをする
チャレンジ4:④Hする
 
このチャレンジは、二人の物理的距離感を縮める為にある。
ひとつづつステップアップする事によって、無理なくホテルでH」を成し遂げる事が出来るのだ。
それゆえ、いきなり「チャレンジ3:③キスをする」にチャレンジする事はお勧めしない。
ハードルが高いのだ。
 
どのチャレンジもそこで「NO」と言われたら、それで終わってしまうリスクがある。
それゆえ「チャレンジ」なのだ。
「ステップアップ作戦」とは、女性からの小さな「Yes」を積み重ねる事によって、ホテルでH」という目的に近づく作戦なのだ。

◆「二人だけの空間」を確保

「ステップアップ作戦」を仕掛けるには、重大なポイントがある。
それは場所の設定だ。
基本的には「二人だけの空間」が必要になるのだ。
 
「二人だけの空間」を確保するには、大都市と地方では状況が異なる。
大都市以外の所では、移動に車を使う。
ほとんどの若者が自分の車を持っているのだ。
 
この車の中は、「二人だけの空間」になりえるのだ。
従って車を使える所では、場所の設定を迷う事はない。
車の中は「二人だけの空間」なのだ。
 
所が大都市で「二人だけの空間」を確保するには、場所の選択が重要になる。
例えば個室があるレストランやカラオケという選択になって来るのだ。
「二人だけの空間」を準備しておかないと、「ステップアップ作戦」は仕掛けられないのだ。

◆リアル動画「ステップアップ作戦」

私が「ステップアップ作戦」を考え出したのは、1970年代の事である。
すでに50年も前の事になる。
もう時代遅れのはずのこの方法を、今でも使っている例を発見して驚いた。
ここで是非紹介したい。
 
これから紹介する動画を撮ったのは、「小橋しゅん」という人である。
彼は「クロージング・テンプレート」という情報商材を販売している男だ。
分かりやすく言うと、女性を口説く指南書を18.900円で販売している、ナンパのプロなのだ。
 
これから紹介する動画はクロージング・テンプレート」という情報商材を販売する為の、宣伝動画にあたるのだ。
動画は全体で55分近い長いものだが、肝は最初の20分ほどになる。
この20分の間に、私が「ステップアップ作戦」と名付けたチャレンジを、次々にこなしていくのだ。
場所はカラオケ店で、動画はその部屋に入る所から始まっている。
 
先にタイムラインを書いておこう。
00:00  タイトル動画
01:55    カラオケ店の部屋に入る
05:05  手相の話をしながら手を握る(チャレンジ1:①手を握る)
07:55  髪型の話をしながら頭にさわり、そのまま抱き寄せる(チャレンジ2:②肩を抱き寄せる)
16:10  ディープキスをする(チャレンジ3:③キスをする)
18:28  カラオケを出てホテルへ
 

 
残念ながらホテルに入る所までは撮影されていない。
しかし、相手の女性の様子から、問題なくホテルの門をくぐった事は想像できる。
ポイントはディープキスをしている時の女性の手の動きである。
その手は男の肩に置かれ、拒否をしていないのだ。
 
もしここで、女性の手の動きが拒否をしていたら、まだ心は落ちていないのだ。
むりやりキスされたという事になってしまう。
それではホテルの門はくぐれないのだ。
 
キスをしたからOKという事にはならないので注意が必要だ。
自分の動きに相手が答えて反応してくれる事が重要なのだ。
女性の心が落ちていれば、必ず反応があるのだ。
それを確認してから、次のステップである「ホテルでH」に踏み出す事が重要だ。

◆「女性が断れないホテルへの誘い方!」

最後に女性が教える「女性が断れないホテルへの誘い方!」を紹介したい。
ホテルに誘われる女性の側として、どう男性に誘って欲しいかを明確に述べている動画だ。
 
女心というのは男はなかなか理解しにくいものがある。
たとえ「Hしても良い」と思っていても、「軽い女と思われたくない」という理由で断ったりするのだ。
ここで男は引いてはいけないのだが、優しい男にこだわると諦めてしまったりするのだ。
そんな駆け引きを制する為には、大いに参考になると思う動画である。
 

◆Hにも相性がある

「ホテルでH」をクリアーすれば、彼女作りの旅は終わったも同然である。
実は順序として、「彼女になって下さい。」と告白してから「ホテルでH」という手もある。
彼女になる事にOKをもらってから「ホテルでH」という順序になる。
しかし、私はその順序をお勧めしない。
 
理由は簡単で、「Hにも相性がある」からである。
それを確認してから彼女に告白するべきだと思うからである。
しかし、Hの相性が分かるようになるのは、かなり数をこなしてからになるので、あまりこだわらない方が良いかもしれない。

◆青春時代を豊かに

青春時代に彼女がいないまま過ごすのは、大いなる損失である。
彼女がいることは、豊かに生きる為の必須条件なのだ。
ほんの小さな勇気だけで、それは叶えられる。
ネット時代、あらゆる情報が調べられるのだから、迷う必要はないのだ。
 
思い起こせば、私の20代は女のケツを追いかける事についやされたと言っても過言ではなかった。
積み重ねた経験だけが頼りであり、それ以外に情報はなかったのだ。
それに比べれば恵まれた環境で、今の若者達は生きているのだ。
 
人生の華は青春時代にあるが、異性の存在のない青春など花の咲かない桜のようなものだ。
そんな老木のような青春時代を送ってはならない。
 
とっとと異性を探しに旅立って頂きたい。
青春は失敗さえも美しい!
 
【037】につづく

【035】褒める技を磨く

前回、食事デートについて話した。
いわゆる「デート」の定義は、男と女で違いがある事も述べた。
「女性目線」を理解しないと、交際は続かないとも話した。

◆第一印象の再確認

女性を食事デートに誘う事が出来たら、前回会った時の第一印象が正しかったかどうかを確認しよう。
良くも悪くも多少のズレはあるものだ。
大切なのは二人で会った時の印象なので、今回の方が正しい事になる。
 
特に女性は髪型や服装が変わると、ガラリと印象が変わるので気を付けなければならない。
「あれっ、ちょっとイメージ違うな…。」
相手もそう思っているかもしれない。
心構えとしては多少の違いは当たり前と覚悟しておく事だ。
 
食事デートの目的は「彼女を作る事」なのだから、その為に何をしなければならないかは自ずと見えて来る事になる。
①まず相手の事を良く知る。
②自分の事をちゃんと伝える。
③お互いの「有り」を確認出来たら次のデートの約束をする。
食事デート中にやるべき事はこの3つだ。

◆女性のファッションを褒める

さて、食事デートで会った時、最初にしなければならない事がある。
前回も話したが、必ず女性のファッションを褒めるのだ。
女性は相当の投資をし、準備して来る。
「頑張って決めたデート服、何が何でも褒めてほしい!」これが女性の本音なのだ。
ならば、ここは男として大いに褒めなければならない。
 
所が日本人は褒めるのが下手だ。
褒める文化がないのだ。
いざ褒めようとしても 「ありふれた褒め方」しかできないのだ。
そんな褒め方をされたところで、女性は喜ばない。
悪く言えば「媚びてくる男」と誤解されかねないのだ。

◆褒める技

褒めるという事は、相手を良く見ているという事に繋がっている。
相手に興味を持ち、意識しているからこそ褒める事が出来るのだ。
所が相手を良く見ただけでは、褒める事は出来ない。
「褒める事」は一つの「技」なのだ。
「技」は学習しなければならない。
欧米人は社会環境の中で、日常的に褒める技を見て育つので、自然と学習する事が出来る。
しかし、日本にはそんな環境がないので、「技」は学習しなければならないのだ。
女性を褒める技を学習しよう。
 
少し話は変わるが、テレビ番組で「食レポ」が行われている。
食べた料理の味を、レポーターが言葉で解説するのだ。
「うまい。」としか言えないレポーターは失格である。
 
どう「うまい」かを言葉で相手に伝えるには、「味」を表現する言葉を学習していなければならないのだ。
例えば、弾力がある・みずみずしい ・ちりちり・つぶれやすい・歯ごたえがある・口ざわりがよい・口どけがよい等々。
これは偶然出て来る訳ではなく、「味」を表現する言葉を学習していてこそ、出て来る表現なのだ。
「うまい」と思う事と、それを言葉で表現する事は別の事なのだ。

◆褒め上手になる

同じように、相手を可愛いと思う事と、それを言葉で表現して相手に伝える事は別の事なのだ。
日本には「褒め方を学ぶ」という文化がない。
「褒める事」を「オベンチャラを言う」というような、ネガティブな解釈をしがちなのだ。
しかし、恋愛に限らず仕事でも「褒める」という事は重要な役割を果たしている。
 
この「褒める」という武器を持っている者と、持っていない者では人生の歩みに大きな違いが出て来るとお伝えしたい。
それはちょっとした事ではない。
あなたが時間をかけて学ぶべき事なのだ。
日本人は褒めるのが下手だからこそ、「褒める」という武器を持った者は優勢に事を運べるのだ。

◆褒める事を学ぶ

ではどうやって褒める事を学べばよいのだろうか。
若い女性がどう褒められたいかを、自分で告白している動画を見つけた。
<「〇〇を褒めて!」オンナが喜ぶ上手な服装の褒め方>

 
女性が自分で、こう褒められたいと言っているのだから、疑念の余地はない。
昨今の女性達は堂々と自分を表現している。
女性の本音が分かるのだ。
検索すれば「女性の褒め方」はネット上にいくらでも転がっているのだ。

◆小さな気遣い

もう一つ「食事デート」で会った時、やってほしい事がある。
「小さな気遣い」だ。
これは前記事<【023】恋は第一印象で決まる>の中の<◆Ⅲ小さな気遣い>ですでに述べた事だ。
 
女性がバックや荷物をもっていたら、すかさず「ここに置けるよ」とエスコートするのだ。
コートを着て来た相手には、「ここに掛けられますよ」と案内するのだ。
これをやるには、「事前の読み」が必要だ。
バックはどこに置けるのか、コートはどこに掛けられるのかを事前に調べておくのだ。
女性はこの「事前に調べておく」事を直観的に感知し、それを「好意」と受け取るのだ。
 
この「小さな気遣い」を仕掛けられた女性は、「この人優しい!!」と思ってしまうのだ。
「この人、特に私を気遣ってくれている。」と思うのだ。
女性は特別扱いされる事によわい。
特別扱いが大好きなので、その相手の事は忘れないのだ。
 
「小さな気遣い」をするという事は、相手を大事な女性として扱うという事になる。
これを女性は敏感に感じとる。
女性がファッションを始め様々な自己投資をしている目的は、「大事な女性として扱われたい」という思いにあるのだ。
所が実際に「大事な女性として扱われた」経験は、決して多くはないのが現状だ。
なぜなら日本の男達は、女性への気遣いがほとんど出来ないからだ。
それは各人の問題ではなく、「男尊女卑」の封建的な文化がいまだに色濃く残っているからだ。
 
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が、“女性蔑視”発言で辞任する事になった。
戦前生まれの男としては、当たり前の事を言ったつもりだろうが、“女性蔑視”発言とマスコミに煽られてしまったのだ。
 
テレビを見ていて私は、「この程度で辞任かよ!」と思ってしまった。
戦後生まれの私の中にも、「男尊女卑」の封建的な文化が残っているのだろう。
私の親父は亭主関白だった。
私も心情的にそれを受け継いでいる事は間違いない。
しかしそれが“女性蔑視”に繋がっていると考えた事はなかった。
「男女平等」は当たり前の事だが、世代によってとらえ方が微妙に違うのかもしれない。
 
話を戻そう。
女性への気遣いが下手な男達の中で、「小さな気遣い」が出来るという事は優位に働く事になる。
女性は「小さな気遣い」をされると、「大事な女性として扱われた」と感じ、相手を「優しい人」と評価する事になるのだ。
これをやらない手はない。
問題はこの「小さな気遣い」を習得するには、「相手の行動の先を読む」という修行がいるという事だ。

◆3つの技を磨く

さて、これまで彼女作りで必要な3つの技について話してきた。
まとめてみよう。
①ユーモアのセンス
②褒め上手
③小さな気遣い
 
この3つの技を磨いていけば、女性から「脈あり」をもらう事は難しくない。
この技を磨いてから彼女を探すのではなく、彼女を探す過程でこの技を磨いていくのだ。
なぜなら実戦で鍛えた技しか役には立たないからだ。
本や動画でいくら学んでも、それだけでは役に立たない。
 
若手漫才師が絶対受けると思って仕掛けたネタが、まったく受けずに撃沈する事はよくある事だ。
同じように女性を相手にしながら、実戦で鍛えたしか役には立たないのだ。
それゆえ最初は失敗する事を覚悟しなければならない。
 
もしこの3つのを自在に操れるようになったら、あなたはホストクラブのホストになれる。
女心を自在に操れるようになっていくのだ。
今自分がこう言えば、相手はこう動くと見えてくるのだ。
それは分かると言うより、見えると表現した方が良い感覚だ。
しかしそれは危ない境地であり、知らない方が良い世界だ。
 

◆3つの技の習得の場

彼女を作る事は、将来に向けての良い学習の機会となる。
女性と長く付き合うには、いくつかの技を習得しておかなければならない。
いずれあなたも女性と一緒に暮らす日が来る。
その為の学習をするには、彼女という存在が必要なのだ。
 
最初から生涯の伴侶を探そうとする事はお勧めしない。
様々な人と交わってからでないと、全体が見えてこないのだ。
何よりも男としての自分を理解するには、様々な女性と付き合ってみるしかないのだ。
相手次第で思わぬ自分が、ひょっこり顔を出す事があるものだ。
 
人生は始まったばかり。
女性を吟味するにも、経験がなくては話にならない。
自分の技を磨くと同時に、経験値を上げて行こう。
 
女性という未知との遭遇が、人生を豊かにしてくれるのだ。
 
【036】につづく

【034】「食事デート」に誘う

前回、人生を楽しむ肝はユーモアにあるとお伝えした。
人間関係を損なわずに自分の本音を伝えるには、「第三者なりきり話法」が有効だとも話した。
ユーモアは群れで生きる、人類の知恵なのだ。

◆ラインで最初のお誘い

一度会った人とラインのやり取りを始めるのは難しくない。
そしてやり取りが進むと、最初のイメージと少し違って見えて来る事も珍しくはない。
第一印象は大事だが、それですべてが決まる訳ではないのだ。
 
二人だけで会ってみたら、まるで印象が違っていたという事はよくある話だ。
グループで話す時は控えめだった女性が、二人だけで話し始めるとしっかり自己主張してくることは多々あるのだ。
大切なのは当然二人だけの時なので、それは会ってみるしか確認の方法はないのだ。
 
「彼女を作る旅」では、まずお互いを再確認する必要がある。
二人だけで会ってみなければ、分からない事があるのだ。
その為のベストチョイスが「食事デート」という事になる。
なぜ「食事デート」なのかと言うと、ゆっくり話が出来るからである。
目的はお互いの印象を再確認するする事なので、落ち着いた雰囲気の店が良いだろう。
 
食事デート」は時間がほぼ決まっている。
最悪、お互いが「ナシ」だと分かっても、食事している間くらいは我慢できる範囲なのだ。
逆に意気投合したら、デートは続く事になる。
 
もっともライトな誘いは昼食であろう。
軽いノリで気軽に会う事が出来る。
女性も気軽に応じてくれる可能性が高いのだ。
 
逆にあなたの一押しの女性なら、雰囲気のあるレストランを予約する事になるかもしれない。
ファッションもバッチリ決めた、いわゆる「デート」になるのだ。

◆男女で違う「デート」の定義

所で、最初に二人で会う時、それは「デート」になるのだろうか?
デートを固く説明すると「男性と女性が、日付や時間、どこで何をするかなどを決めて行うこと」という事になる。
その意味で食事デート」は「デート」になるが、ここは男女によって差がある事を理解しておこう。
 
多くの女性にとってのいわゆる「デート」とは、「交際がスタート」してから相手の男性と一緒に過ごす時間だと考えているのだ。
その意味で最初に食事をする事は、いわゆる「デート」には入らない事になる。
女性にとっては「交際がスタート」してはじめて、いわゆる「デート」が始まるのだ。
ただしこれはあくまで一般論なので、実際には各人の考え方という事になる。
女性がある男性との「交際がスタート」したら、当然他の男性とは付き合えない事になる。
しかし、「交際がスタート」する前だったら、他の男性と会う事も問題ないのだ。
これは当然男性側にも適用される事になる。
誰かと「交際がスタート」していなければ、他の女性と会う事に問題はないのだ。
 
あなたの好みは脇に置いておいて、会える人とはすべて会ってみよう。

◆会える人と会ってみる

ラインのやり取りをする中で、あなたがユーモアをもって「気になっている」攻撃を繰り出したとしよう。
気になっている」攻撃とは<【032】「気になっている」の使い方>で説明したやり方だ。
 
「彼氏として脈あり」と思ってくれる女性だけを拾う方法なのだ。
逆に彼氏として脈なしと思っている「友達止まり」の女性をを切る事が出来るのだ。
 
「私はあなたの事が気になっています。」
まずこのフレーズをユーモアをもって相手に伝えるのだ。
 
そしてその後に食事に誘うのだ。
その結果「あなたに脈あり」の女性しか誘いには乗ってこない事になる。
それで良いのだ。
 
「もし、誰もいなくなったらどうしよう。」と不安になるのはもっともである。
しかし、ここでブレてはいけない。
誰もいなくなったら、また探せばいいだけなのだ。
 
「彼女作りの旅」は、あなたを「脈あり」と思ってくれる女性を探す旅なのだ。
「脈なし」は即切って、手を出してはいけない。
最初のうちは、これがなかなか納得できないのだが…。
 
ここを乗り切る為に、まずあなたの好みは脇に置いておいて、会える人(脈あり)とはすべて会ってみよう。
外見が多少気に入らなくても、会ってみるのだ。
何人かと会えれば、それが自信に繋がって行く事になるからだ。

◆やってはならない「友達扱い」

さて、ラインで気になっている」攻撃を繰り出した結果、「脈あり」の女性しか誘いには乗ってこない事は説明した。
この状況の中で食事に応じてくれた女性は、いわゆる「デート」のつもりで意気込んで来る可能性が高い。
「気になっている」と伝えているのだから、当然の成り行きである。
その時、「友達扱い」されるとその女性は残念な思いをすることになる。
 
「友達扱い」とはなにか?
それは「恋愛対象」として扱ってくれないという意味だ。
例えば食事をして「割り勘」なら、「友達扱い」という事になる。
男なら一押しの女性に「割り勘」はありえない。
ここは恋愛対象なのだから当然男が払うことになる。

◆「恋愛対象」として扱う

デート」のつもりで意気込んで来た女性は、「恋愛対象」として扱ってくれる事を期待してくるのだ。
その為ファッションやヘアスタイル、メイク、ネイルアートまで、可能な範囲でばっちりと決めて来る事になる。
女性は相当の投資をし、準備して来るのだ。
アメリカ人なら会った時必ず女性を褒める。
「オー、ビューティフル!!」
それは女性がした努力への、当然の報奨なのだ。
褒められた女性は、その一言で努力が報われるのだ。
 
美人と会って「綺麗ですね。」と単純に褒めても効果はない。
努力してバッチリと決めて来た時に褒めるのだ。
なぜなら誰でも努力の結果を知りたいから、評価を聞きたいと思うのだ。
 
その評価を下せるのがあなたなのだから、ここで褒めない手はない。
思いっきり褒めて、相手の心を掴むのだ。
ここで相手の心を掴めるかどうかが、今後のカギを握る事になる。
 
女性は会うまでに相当の投資と努力を、陰でしている事を忘れてはならない。
それが理解できれば「食事デート」の場所選びを、どこにするのかが見えて来る。

◆「食事デート」の場所選び

ラインで気になっている」攻撃を繰り出した結果、あなたに脈あり」の女性と「食事デート」をする事になる。
つまり、女性は自分好みの男性からお誘いを受けた事になるので、当然期待をしてやってくるのだ。
 
男はそれに応えなければならない。
どう応えるかというと、「洒落たレストランを予約する」という事になる。
この「洒落たレストランを予約する」という行為が、あなたの誠意なのだ。
あなたは「恋愛対象ですよ」とアピールできるのだ。
ここで舞い上がって「帝国ホテルのレストラン」などを予約してはならない。
最初のデートには重すぎるのだ。
それはプロポーズレベルの場所なので、逆に引かれてしまう事になる。
あくまで「洒落たレストラン」レベルをチョイスしよう。
 
そして店が決まったら、女性に店名を伝えよう。
女性は行く店に合わせて、洋服を選びたいと考えているからだ。
フォーマルな感じの店に、ジーパンでは行きたくないのだ。
それではとても恥ずかしい思いをする事になるからだ。

◆自分の「モテ度」を知る

さて、あなたが一押しの女性を相手にここまで来る事に、特に疑問はないだろう。
しかし、自分がさほど乗り気はしなくても、女性が積極的に興味を示して来る場合もあるのだ。
これをスルーしてはならない。
会ってみよう。
 
何よりも自分の「モテ度」を知る為には、絶好の機会なのだ。
自分がどのような感じの女性に興味を持たれるかは、女性に聞いてみるしかない。
そこには自分が思っている自分と、女性から見える自分にギャップがある事を知る良い機会なのだ。

◆女性目線で自分を見る

女性目線で自分を見られるようになるのは、相当修行を重ねてからになる。
前に、「清潔感」の話をした。
「清潔感のない人は女性に嫌われる」という。
それは良くわかる。
問題は「女性目線の清潔感」を理解できるかどうかだ。
それは男性目線とは違っているのだ。
 
余談になるが、女性は男性の手を見て、「この手で私は抱かれるのね。」と思うという。
抱かれる女性にとって、自分の肌に触れる男の手は気になる所ではあろう。
しかしデートで食事をしながら、そんな事を思っているとは、男には想像できない。
肌に触れられる女性ならではの感覚と言える。
 
この話を聞いてから、私は自分の手にコンプレックスを持ってしまった。
私の手の指は、不細工で短い。
どう見ても「抱かれたい男の手」ではない事は明らかだ。
しかし、いまさらどうしようがあるというのだ。
それはただ現実を受け入れるしかないのだ。

◆「未知との遭遇」最初の一歩

女性とうまく付き合うには、この女性目線を理解する必要がある。
男とは違う目線で物事をみているのだ。
もしあなたに興味を持った女性がいたならば、どこに興味を持ったのか、確かめてみる価値は充分にあるのだ。
 
女性と言う生きものは、同じ人類ではあるが、立場が違う。
立場が違うと住む世界が違う。
ものの見方も違ってくるのだ。
 
前記事<【012】人は女に生まれない、女になるのだ>で紹介した『第二の性』を思い出して頂きたい。
「女」としての特質は、社会で育っていく中で教育され、感化されて段々「女」になって行くのだ。
それは男の育ち方とは、まったく違っているのだ。
この違いをしっかり理解しないと、男女関係はうまくいかない。
 
男と女が付き合うという事は、この違う世界がぶつかり合う事でもあるのだ。
「未知との遭遇」と言っても過言ではない。
お互いの理解なくしては、続きようがないではないか。
 
彼女を作る事で、あなたは「未知との遭遇」の最初の一歩を踏み出す事になる。
それはとてつもなく価値ある一歩なのだ。
女性と会わずにその一歩を踏み出す事は出来ない。
 
機は熟した。
恐れず「食事デート」に誘おう。
 
【035】につづく

【033】人生を楽しむ肝はユーモアにある

前回、「気になっている」の使い方について話した。
彼女をつくるには「友達止まり」を切るという選別をしなければならない。
「脈あり」だけを拾い上げる為の黄金の武器が、「気になっています。」というフレーズだと伝えた。

◆ラインのやり取りはユーモアを忘れずに

ラインのやり取りをする時に、心がけて欲しい事がある。
「ユーモア」だ。
日本人は真剣になると、「深刻」になってしまう癖がある。
「真剣と深刻」は一見似ているが、まったく違うものだ。
この「深刻さ」は、実は心の「病気」なのだ。
治療薬はユーモアのセンスであり、ジョークを言える知性であり、いつも笑いを忘れない余裕なのだ。
 
【教訓】
 笑いのない関係は行き詰る
 なぜなら息詰まるから。(笑)
 
オヤジギャグをやれと言ってる訳ではない。
ラインのやり取りは「ユーモア」をベースにして、関係を築いて行かなくてはならない。

◆「ユーモア」を持つ

もしあなたが「ユーモア」のセンスがないと思うなら、今から身につけなくてはならない。
これは人生で絶対必要な事なのだ。
相手が彼女であれ、恋人であれ、妻であれ、誰かと関係を持つなら「ユーモア」のセンスは必要な事なのだ。
 
それは性格の問題ではない。
「ユーモアを持てるような性格ではない」と言うのはどういう事だろうか。
「ユーモア」を持てないなら、「深刻さ」という病気にかかっている事になる。
「心の病気」は治さなくてはならないのだ。
 
長く良好な関係を保つ為には、「ユーモア」をベースとした関係を築かなくてはならない。
「ユーモア」は人間関係のクッション材として、必要な事なのだ。
 
「深刻」になりがちな人間関係の解毒剤として、「ユーモア」のセンスを持つことを心がけよう。

◆許せない癖

「なくて七癖」という言葉がある。
いかに癖がないように見える人でも、良く観察すれば、七つぐらいの癖はすぐに見つけられるという意味だ。
この「相手の癖」に気づくのは、かなり関係が深まってからだ。
男女間では多くの場合、結婚して子供が出来てからという事になる。
 
どうしても許せない癖を見つけたとしよう。
例えばそれを「爪を噛む癖」としよう。
「あなたには爪を噛む癖が有ります。私はどうしてもそれが許せないので、直してください。」
こう真正面から相手に向かって言ってはならない。
これでは相手のプライドを逆撫でしてしまう事になる。
 
相手が感情的になったら、直せるものも直したくなくなってしまうのだ。
そこで「爪を噛む癖をやめて欲しい」というメッセージを、ユーモアを交えて相手に伝えるのだ。
この相手の感情を逆撫でする事なく、メッセージだけを相手に届ける事が重要なのだ。
 
なぜなら自分を変える事が出来るのは、自分しかいないからだ。
誰かに命令されたり、強制されて変えるものではない。
たとえ恋人であれ、夫婦であれ無理強いできるものではないのだ。
受け取ったメッセージを生かすも殺すも、その人自身の判断なのだ。
他人に出来る事は、感情を交えずにメッセージを相手に届ける事だけなのだ。
 
この感情を交えずにメッセージを届ける時に必要なのが、「ユーモア」のセンスという事だ。

◆「第三者話法」

このような時、私が良く使うのが「第三者話法」の発展版だ。
「第三者話法」はビジネスで使われる販売テクニックだ。
営業マンでこれを知らなかったら、勉強不足という事になる基本の販売テクニックだ。
 
例えばテレビショッピングで「第三者話法」が使われている。
販売者はいかにこの商品が素晴らしいかを、懸命にアピールする。
しかし、所詮売りたい為の営業トークと受け取られ、すぐには信じてもらえないのだ。
そこで登場するのが、有名タレント達だ。
「実は私も使っているが、本当に素晴らしい商品なんですよ!」と、中立の第三者として商品を褒めるのだ。
この「中立の第三者」の言葉を借りるのが「第三者話法」と呼ばれる販売テクニックなのだ。
 
売りたい販売者ではなく、中立の第三者」が商品を褒めている所に、説得力があるという事だ。
テレビを見ていると、出来レースだという事は一目瞭然だ。
しかし、この有名タレント達が褒めるなら、信じてみようと商品は売れていくのだ。

◆「第三者なりきり話法」

私が良く使う「第三者なりきり話法」は、この「第三者話法」を応用したものだ。
例えば「爪を噛む癖」を、妻を相手にどう伝えるかを説明しよう。
「爪を噛む癖をやめて欲しい」と、ストレートに相手に伝えてはならない事はすでに述べた。
そこで登場するのが「善意の第三者」だ。
 
商品の販売では中立の第三者」だったが、今回は「善意の第三者」なのだ。
この「善意の第三者」から、「爪を噛む癖をやめたらどうですか?」と妻に提案させるのだ。
はて…、「善意の第三者」はどこにいるのだろうか?
勿論、そんな人はいない。
これを自作自演でやるのだ!
 
まず「善意の第三者」になりきろう。
一種の演技と捉えた方が分かりやすいかもしれない。
「善意の第三者」になりきって、妻にこう伝えるのだ。
「あなたの愛する旦那様が、爪を噛む癖をやめて欲しいと思っているようですよ。夫を愛する妻として協力してあげたらどうですか?」
これをジョークを言うように伝えるのだ。
 
言われた相手は、最初唖然として言葉を失う事になる。
やがてジョークを理解して、メッセージを受け取る事になるのだ。
 
難しいのは、ジョークを言う事ではなくて、それを受け入れる環境なのだ。
ユーモアのない環境では、なかなか繰り出せない技だ。
 
いちどこの「第三者なりきり話法」が成功すれば色々と応用が出来る。
「あなたの愛する旦那様が、ホッケが食べたいと思っているようですよ。夫を愛する妻として食べさせてあげたらどうですか?」
ちなみに私はホッケが好きなのだ。
 
このように「善意の第三者」は言いたい事を言えるのだ。
これが成功しだすと、必ず相手からも逆襲されるので、覚悟の上で使って頂きたい。

◆ユーモアは一服の清涼剤

生活の中でのジョークや「笑い」は一服の清涼剤であり、息抜きなので必ず必要なのだ。
これは結婚と言う長い付き合いにおいても、まったく同じ事だ。
深刻な二人が長い人生を共に暮らす事など、想像すらできない。
それは不可能だ!
 
「深刻さ」は心の病気なのであり、病気の二人は長くは続かない。
あなたが長い結婚生活を決心するなら、解毒剤として「ユーモア」のセンスを必ず持っていなくてはならないのだ。
だから今気づいたのは良い事だ。
これから「ユーモア」のセンスを磨けば良いだけなのだから。
 
それは難しくない。
人間にはその才能が最初から備わっているのだ。
サルは笑わない。
知性がないからだ。
「笑う」には知性が必要なのだ。
人間は赤ちゃんでも笑うのだ。

◆ユーモアの必要性

ユーモアの大切さは、テレビを見ていても良くわかる。
番組の出演者の中に、必ずと言って良いほど「お笑い」タレントが入っている。
 
これは偶然ではない。
笑いのない番組は、見ていて疲れるのだ。
ニュースや報道番組まで「お笑い」タレントが進出している。
番組の中の「笑い」は一服の清涼剤であり、息抜きなので必ず必要なのだ。

◆笑いは知性から生まれる

「お笑い」タレントはバカな事をやって人を笑わせるので、知性が低い人達と思われているが、騙されてはいけない。
笑いは知性から生まれるのだ。
 
明石家さんまの笑いが、どれほどの知性から生まれているかを想像して頂きたい。
話の4手、5手先を読んでいる事は間違いない。
彼は「笑いの勝負師」なのだ。
将棋の棋士が20手先を読むのと同じ事を、明石家さんまはしているのだ。
話の先を読めるから、笑いを取る事が出来るのだ。

◆自分の「ネタ」を持つ

最後に私が使っている「ネタ」を紹介しよう。
まず会話の中で「ボケ」をかますのだ。
 
それが受けない時、スベッた時こういうのだ。
「アッ~~、…受けない。(~_~;)」
手で顔を覆って、大げさにうつむくのだ。
 
「ボケ」をかまして受けない時は、これで乗り切れる。
30年使っている、鉄板の「ネタ」だ。
 
何か提案して、相手が乗って来ない時もこれが使える。
例えば下心で女性を誘った時。
自分:「こんど二人で温泉行こう!!!( ^)o(^ )」
相手:「…、 …。(-.-)
自分:「アッ~~、…受けない。(~_~;)」(大げさにうな垂れる。)
 
こんな具合だ。
自分なりにアレンジして使ってみて頂きたい。

◆人生を楽しむ肝は、ユーモアにある

笑いにまぶして本音を伝えるという事は、昔から行われていた。
それは生活の中から生まれた、人類の知恵なのだ。
 
人間関係を壊さずに本音を伝えるのは簡単ではない。
そこに「笑い」を持ち込んだところに、人類の知恵があったのだ。
 
猿が毛づくろいを行って群れを維持するように、人間はユーモアのセンスで関係を築いてきたのだ。
今やテレビ番組は、お笑いタレントがいないと成り立たない状態にある。
良く見ればユーモアを磨くチャンスは、いくらでも転がっているのだ。
 
長い人生にユーモアのセンスは、絶対必要なものなのだ。
それを理解すれば、学びは自ずから生まれる事になる。
 
人生を楽しむ肝は、ユーモアにあるとお伝えしたい。
 
【034】につづく

【032】気になっている」の使い方

前回、答えはすでに出ているからデートに誘うのは難しくないと話した。
お勧めは、誘いに乗ってくれる相手と会ってみる事だ。
そして「友達止まり」の関係には手を出すなと警告した。

◆「彼氏として脈あり」を探し出す

ラインでデートに誘う時、気を付けなければならない事がある。
目指すのは「彼女」なのだから、「彼氏として脈あり」とみてくれる女性を探し出すのだ。
このポイントをずらさないで、女性を見て行こう。
 
当然の事として、誘い方が重要になる。
「彼氏として脈あり」を拾って、友達止まり」を切るという選別をしなければならないのだ。
この選別は簡単ではない。
 
「私は彼氏として脈ありですか?」とは聞けないからだ。
たとえ聞けたとしても、「彼氏として脈あり」とハッキリ答えてくれる女性はまずいない。
なぜなら「私は彼氏として脈ありですか?」は、男性側の思いを何も伝えていないからだ。
先に女性の気持ちを聞くという事になってしまうのだ。
「先に女性の気持ちを聞く」、これはありえない。

◆最初のリスクは男が取る

最初のリスクは男が取らなくてはならない。
「私はあなたの事が気になっています。」と先に伝えるのだ。
これを男性が言うからこそ、女性はその申し出に答えられるのだ。
「実は私も…。」と応じられるのだ。
 
これは非常に重要な事だ。
「男性が提案し、女性がYesかNoで答える」
私は、これが男女関係を進める為の鉄板のパターンだと思っている。
 
男性は女性にどんどん「提案」し、その関係を深めていくのだ。
「提案」しないという事は、先に進む気がないという事になる。
二人の関係を深めようとはしていない事になるのだ。

◆女性は誘われたがっている

デートに誘うとは女性に対しての「提案」に他ならないのだ。
デートに誘われたからこそ、女性はYesかNoで答える事が出来るのだ。
誘われなければ、そもそも答えようがないのだ。
 
多くの女性は誘われたがっている!
例えば3人の男性から誘われるからこそ、その中から自分の好みの男性を選べるのだ。
誰も誘ってくれなかったら、惨めの極みという事になる。
女性にとって最大のリスクは、誰にも誘われない事なのだ。
 
この女性の立場をしっかり理解すれば、デートに誘うプレッシャーはなくなる。
「女性は誘われるのを待っている!」
そう思い込もう。

◆ラインでデートに誘う

さて、肝心の誘い方について。
「彼氏として脈あり」を拾って、友達止まり」を切るという選別をしなくてはならない
 
私が勧めるラインによるデートの誘い方はこうだ。
「私はあなたの事が気になっています。」
まずこのフレーズを相手に伝えるのだ。
 
そしてその後に食事に誘うのだ。
「おいしいレストランがあるので、一緒に行きませんか?」
実際はもっと砕けた形でのやり取りになるが、基本はこれだ。
先に相手に思いを伝え、それから誘うのだ。
 
これは「ラインでデートに誘う方法」を教えているサイトでは、やってはいけない誘い方とされている。
まずは気軽に会えるように、軽く誘う、プレッシャーなく誘う事が推奨されているのだ。
それには自然な流れで、気が付いたら食事に来ちゃいました、という感じがベストという事になる。
その意味で「気になっている」表明は、当然プレッシャーになるから、やってはいけないのだ。
 
私はそれを承知の上で、あえて「気になっている」表明をしなさいと言っている。

◆友達止まりに手を出すな!

「ラインでデートに誘う方法」を教えているサイトの目的は、あくまでデートに応じてもらう事だ。
デートが出来れば成功なのだ。
しかし、今回の目的はあくまで「彼女を作る事」であって、デートが目的ではない。
勿論、デートもしないで「彼女を作る事」は出来ないので、デートに応じてもらうのは第一歩と考えてしまいがちだ。
 
まずは①多くの人とデートして、その中から②彼女候補を選び出し、③育成して最後に④彼女になる一人を選びだす。
この流れを仮に「育成法」と呼ぼう。
この「育成法」は挫折しやすい。
 
理由は簡単で友達止まり」が入ってくるからだ。
前回何度も忠告したように「友達止まりに手を出すな!」と再度言いたい。
「彼氏にするつもりはないけど、友達として食事位なら付き合ってあげてもいいわよ。」
これは美人な娘、可愛い娘に断然多い。
もしデートしたら、あなたは好きになってしまうのだ。
<上記サイトより写真転載>
前回話したテラスハウスを思い出して頂きたい。
小室安未とデートして、好きにならない自信があるだろうか?
あの「仏頂面」でも、男は好きになってしまうのだ。
笑顔を見せられたら、あっと言う間に魅せられて好きになってしまうのだ。
これは「片思い地獄」の始まりだ。
 
彼女作りの旅で最大の難関は、あなたがモテない事ではない。
友達止まり」の可愛い娘を好きになってしまう事だ。
「片思い地獄」に落ちる事こそ、最大のリスクなのだ。

◆「片思い地獄」に保険をかける

私は20代のやんちゃな青春時代を送っている時、「片思い地獄」に保険をかけていた。
勿論、保険会社が扱う保険ではない。
多くの女性と付き合っていると、必ず可愛い娘と出会う事になる。
ここで「片思い地獄」に落ちないように保険を掛けるのだ。
 
その保険とは「必ず二股をかける」というものだ。
相手が一人だと、夢中になってしまう確率が高くなる。
そこで二股、三股、四股とかけるのだ。
体験上、股まではいけると確信している。
彼女が4人いれば、簡単には心を奪われないのだ。
 
なぜここまでして、「片思い地獄」を避けるのだろうか。
それは、たとえナンパの猛者でも、好きになってしまっては負けだからだ。

◆「片思いの旅」は険しい

彼女を作る旅は、単に確率の問題だ。
10人会ってダメなら、20人に会えば良いだけなのだ。
いずれあなたを「脈有り」と思ってくれる人と出会う事になる。
それは必ずやってくるのだ。
 
最大のリスクは「好きになってしまう事」だ。
誰かを好きになってしまったら、彼女を作る旅は、確率の問題ではなくなってしまう。
 
ここの違いをしっかり理解して頂きたい。
特定の相手がいない時は、「彼女作り」は単に確率の問題なのだ。
10人でだめなら、100人に会えば良いだけなのだ。
 
しかし誰かを好きになった瞬間、確率の問題ではなくなってしまう。
好きになった相手しか彼女にはなれないからだ。
 
これは「好きな相手を振り向かせる」という、「片思いの旅」になってしまうのだ。
「片思いの旅」は「彼女を作る旅」とはまったく違う、恐ろしく険しい旅なのだ。
 
この相手が友達止まり」の可愛い娘である可能性は非常に高い!
そして「友達止まり」を攻略できる可能性は、限りなく低い。
「片思い地獄」の始まりだ!

◆心を決めるタイミング

彼女を作る旅の最大のリスクが、「好きになってしまう事」とはなかなか理解しにくい。
「好きになったからこそ、彼女にしたいのでは?」そう思ってしまう。
ここには微妙なタイミングというものがあるのだ。
片思いに陥らないように、相手の思いを確認しながら、相手の「有り」を確認しながら心を決めていくと言う事だ。
 
実は女性は、この微妙なタイミングを掴むのがうまい。
例えば「彼氏として脈あり」男性が5人いたとしても、自分から積極的にアプローチしたりはしない。
そのうちの3人からお誘いがあって初めて、ターゲットを絞るのだ。
自分に興味を示さなかった二人はここで脱落する事になる。
 
誘われた3人とデートすると、当然1番、2番と評価が出る事になる。
しかし、ここでも心を動かす事はしない。
デートした3人の中から、好意を打ち明けられて初めて心を決めるのだ。
つまり、男性に「好きです。」と告白されてから心を決めるという事だ。
 
ここにはリスクがない。
相手が好きだと言っているのだから、それに応えるだけなのだ。
片思いのリスクを避けたいのだ。
女性はリスクを取りたがらない事を理解しよう。
 
しかし、最近の女性は自分から告白する事も珍しくはないようだ。
あのテラスハウスの中でも、女性からの告白が多発していたのだ。

◆育成法ではなく消去法

「片思い地獄」に落ちない最良の方法は、「脈なし」には最初から会わない事だ。
もうすでに一度会って、お互いの第一印象は分かっているのだ。
口には出さなくても、彼氏として「有り」か「なし」かは決まっているのだ。
この「脈なし」は速攻消去した方が良い。
 
その最たるものが友達止まり」なのだ。
友達止まり」は彼氏として脈なし」なのだから、速攻消去しなければならない。
しかし、ただ食事に誘ったのでは、「食事くらいなら…」と、もれなく付いてくるのだ。
この友達止まり」をブロックする為に必要なのが、「私はあなたの事が気になっています。」というフレーズなのだ。
 
もしあなたが「彼氏として脈なし」ならば、気になっています。」と言われた後で食事に応じるのは、リスクが伴う。
デートに応じれば「彼氏として脈あり」と誤解されるからだ。
そうなると面倒くさい事に巻き込まれるので、「友達としてなら良いですよ。」と言う返事になる。
 
「友達としてなら良いですよ。」は速攻消去だ。
これは彼氏として脈なし」の返事なので、未練を持ってはいけない。
「もう一度会えば相手の気持ちが変わるかもしれないのに。」と思う気持ちを未練と言う。
 
逆にあなたを「脈有り」と思っている人が、あなたに気になっています。」と言われたら、喜ぶ事になる。
多少強引でも、誘い方が下手でも、必ず応じてくれるのだ。
要はこの「脈有り」の人をリストアップする事が大事なのであって、他はすべて消去する事になるのだ。
 
この「消去法」こそ、「彼女獲得」の最速パターンなのだ。
「脈なし」は最初に切る!
これを忘れてはいけない。
気になっています。」というフレーズは、「脈あり」だけを拾い上げる為の黄金の武器なのだ。

◆女性はこのフレーズを見逃さない

気になっています。」というフレーズはラインのやり取りの中で、なるべく自然に伝えた方が良い。
例えば「昨日、テレビを見ていたら、君の事を思い出してしまって。気になっているんだと思う。」
こんな感じでさりげなく言った方が良いのだ。
なるべく重くならないように、さりげなく言うのだ。
 
女性はこのフレーズを決して見逃さない。
どんなにさりげなく言っても、思いは伝わるのだ。
なぜなら、その為に女性は多くの投資をしているからだ。
 
そして待っているのだ。
男性からの「気になっている」フレーズ。
これを見逃す女性はいない。
 
あなたを「脈有り」と思っている女性は、誘われるのを待っているのだ。
必ず出会いは訪れる。
答えはすでに出ている。
誘い方は下手でも良いのだ。
勇気をもって答えを聞きに行こう。
 
【033】につづく
 
 

【031】答えはすでに決まっている!

前回、相手を知る為の質問「あの人のこと、どういう人だと思います?」について話した。
そして直感は、実はあてになると伝えた。
さらにSNSをチェックすれば、相手の性格を読み取れるとも話した。

◆彼女に出来るのは一人

街コンでは次々に相手が変わるので、なかなか相手を深く知るのは難しい。
しかし、その分多くの人と出会えるので、そちらの方が価値があるのだ。
お互いに顔を合わせて、話をした事が大事なのだ。
 
お互いが悪印象を持たなければ、ラインの交換まで漕ぎつける可能性は高い。
そもそも、ラインの交換すらしない相手なら、まったく見込みはないので、それはそれでOKなのだ。
彼女に出来るのは一人なので、他はすべてさよならする事になる。
最初の出会いで大切なのは、可能性のある人を漏らさずリストアップする事だ。

◆目印を一つ身に着ける

所が交換したラインの数が多ければ多いほど、顔と名前が一致しない可能性が高くなる。
ましてや、その人の趣味や家族構成などの大切な情報も、記憶だけでは補え切れなくなってくる。
必要であれば、誰がどんな趣味かくらいはメモしておいた方が良いかもしれない。
 
あなたが気になった相手からだけしか、連絡がないとは言い切れないのだ。
ノーチェックの相手からラインが届いたら、慌てる事になる。
ラインの交換で、相手の趣味を間違えて憶えていたら、それだけでドン引きされる可能性は高い。
 
それは相手も同じで、ラインをもらっても、「あれっ、どの人だっけ?」と迷ってしまうのだ。
よほどキャラが立っていないと、なかなか記憶に残りにくいのだ。
その為に、なにか目印を一つ身に着ける事をお勧めする。
 
例えは良くないが、胸に黄色いハンカチを入れておくなど、相手の記憶に残るような事をするのだ。
そうすれば、「黄色いハンカチを持っていたのが僕です。」と言えるのだ。
髭があったり、茶髪だったり目印は何でも良いのだ。
 
あるいは必ずサッカーの話をして、「サッカー男子」と印象づけても良い事になる。
要は「ああ、あの人ね。」と思い出してもらえればOKなのだ。

◆答えはすでに出ている

さて、街コンも終わり手元には、数人の女性とライン交換した記録が残る事になる。
ここからいよいよラインでデートに誘う事になる。
ネットで、ラインでデートに誘うには?」と検索すると、沢山のサイトがヒットする。
しかし私が見た所、本当に参考になるサイトは極わずかだった。
 
と言うよりも、ラインでデートに誘うのは難しくはないのだ。
なぜなら、答えはすでに出ているからだ。
あとはその答えを聞きに行くだけなのだ。
 
試験はすでに終わっていて、あとは合格か不合格かを聞きに行くだけなのだ。
つまり、相手の女性はすでにあなたが「有り」か「なし」か決めているのだ。
「なし」と判断した女性に、どんなうまい誘い方をしても「なし」は覆らないのだ。
 
逆に「有り」と判断した女性なら、誘い方が下手でも必ず応じてくれるのだ。
ここを間違ってはいけない。
誘い方がうまいと、「なし」が「有り」に変わるわけではないのだ。

◆人生で「選ばれる」という事の大切さ

目的は彼女を作る事にある。
そして彼女に出来るのは一人だけだ。
その一人を探す旅なのだ。
 
勿論、理想はある。
誰でもより可愛くて性格の良い娘を彼女にしたいのだ。
しかし、相手にも選ぶ権利があって、必ずしも自分の理想の娘を彼女に出来る訳ではないのだ。
男に理想があるように、女性にも理想があるのだ。
 
人生で「選ばれる」という事の大切さを、今あなたは体験しようとしているのだ。
あなたを「選んだ」女性の中から、あなたが彼女を「選ぶ」事になるのだ。
つまりお互いに「有り」「有り」でないと話は先に進まないのだ。
 
それは簡単には見つからない。
理想が高いほど、お互いに「有り」「有り」にはならないのだ。

◆誘いに乗ってくれる相手と会ってみる

私のお勧めはこうだ。
あなたの理想は脇に置いて、あなたの誘いに乗ってくれる相手と会ってみるのだ。
実はその相手こそ、今のあなたの実力を示していると言っても過言ではない。
ここが出発点だと思えれば、充分会ってみる価値はある。
 
何もその相手を彼女と決める事はないのだ。
デートをしてみるという事に過ぎない。
経験を積み重ねる事で、実力は増していく。
これは確かな事だ。
 
女性に対する「慣れ」そのものが実力アップなのだ。
女性にはすぐわかるのだ。
女性慣れしているかどうかが。
「慣れ」が「ダレ」に繋がらなければ、好感度アップになってくるのだ。
 
つまり最初からうまく行くと考えずに、経験を積み重ねるという気持ちで会ってみよう。
女性を誘う経験値が低いと、思わぬ所でつまづく事がある。
それが理想のタイプだったら、泣くに泣けない。
 
とりあえず経験を積もうという相手なら、リラックスして対応できるのだ。
失敗も客観的に見る事が出来る。
うまく行かなくなった時、心のダメージが少ない方が立ち直りが早いのだ。

◆友達止まりの関係

一つ注意する事がある。
特に可愛い娘に多いパターンなので、穴に落ちる可能性が高いのだ。
 
「彼氏にするつもりはないけど、友達として食事位なら付き合ってあげてもいいわよ。」という女性だ。
ハッキリと最初にそう言ってくれれば分かるが、誰もそんな事は言わない。
それは誘った男側が気が付かなくてはならない事なのだ。
彼氏にはなれない、友達止まりの関係だ。
こういう女性に手を出してはいけない。
穴に落ちるからだ。
 
この「友達止まり」に男が気が付くのは、実は難しい。
誘いに応じてくれると、「脈あり」と思ってしまうのだ。
周りから客観的に見ていると、女性が本気でないと分かるのだが、当の本人にはそれが見えないのだ。
 
そしてズルズルと会っているうちに、男は本気になってしまうのだ。
こうなると片思いの始まりで、「片思い地獄」に落ちる事になる。
特に相手が可愛いと男は本気になりやすいので、絶対に避けなければならないパターンだ。

◆友達階層の男

あなたを「彼氏として脈あり」とみてくれる女性と、「友達として食事位なら…」の「脈なし」女性を明確に見分ける必要がある。
可愛い娘と「友達」になれると思うと、「脈なし」でも一歩前進のように考えてしまうが、そうではない。
この女性にとってあなたは「男」ではないのだ。
 
「彼氏となれる階層」の男と、なれない「友達階層」の男が存在する。
「友達階層」の男が、「彼氏となれる階層」にステップアップするのは簡単ではない。
「友達止まり」には手を出すなとハッキリ忠告しておきたい。

◆テラスハウス軽井沢編

この「友達階層」の男が、「彼氏となれる階層」にステップアップしようと悪戦苦闘した記録映像がある。
「テラスハウス軽井沢編」だ。(ネットフリックスで見られます。)
 
初期メンバーの小室安未(こむろ・あみ)はめちゃくちゃ可愛い!!!
<上記サイトより写真3枚転載>
19歳でエイベックスモデルというのもうなづける。
 
この小室安未に3人の男が玉砕する記録映像だ。
周りから客観的にみていると、彼女が本気でないと分かるが、夢中になった当の男達にはそれが見えないのだ。
 
小室安未は「あなたはナシよ!」と強烈に伝えているのだが、夢中になった男達には「ナシよ!」が全く伝わらないのだ。
「友達階層」の男達が、ステップアップ出来ずに玉砕する姿を、観客として客観的に見て頂きたい。
 
この可愛い娘にまずアタックしたのが新井雄大(あらい・ゆうだい)19歳だ。
この新井雄大の申し出に小室安未はこたえてドライブに行く。
しかし、友達とのトークで、「テラスハウス軽井沢編」のメンバーの中に小室安未の「有り」な男はいなかったと告白している。
つまり小室安未にとって「彼氏候補」となるような、男はいなかったのだ。
 
この行きたくもないデートに、仕方なく付き合った時の小室安未の冷たい「ナシよ!」態度をご覧頂きたい。
こんな露骨な「ナシよ!」態度をされても、夢中になった男には伝わらないのだ!
新井雄大は「ナシよ!」にまったく気づいていない!!!
 

 
ここで見せた小室安未の「仏頂面」は、記録する価値がある。
「仏頂面」でも可愛いのだ。
結局、新井雄大は片思いの恋にやぶれて立ち去っていく。
 
その後に小室安未にアプローチしたのがスノーボーダーの中村貴之だ。
小室安未の可愛さに魅せられた中村貴之は、デートに誘う。
これにも応じた小室安未だったが、その態度は新井雄大の時と同じ冷たい「ナシよ!」だった。
この小室安未が中村貴之の事を聞かれて、答えたのが「親戚のおじさん」だった。
「親戚のおじさん」では、最初から勝負にならない。
 
31歳の中村貴之は髭を剃ってまでアタックしたが、小室安未の心は動かなかった。
「友達階層」の男が、「彼氏となれる階層」にステップアップするのは、簡単ではない事を思い知ろう。
努力では埋められない壁があるのだ!

◆最初のイメージは変わらない

この事から学ぶべき事がある。
最初に持ったイメージは、簡単には変わらないと言う事だ。
同じ家に住んでいる「テラスハウス」だからこそ、自分のイメージを変えるチャンスはある。
「友達階層」の男が、「彼氏となれる階層」にステップアップする可能性はあるのだ。
毎日顔を合わせるのだからこそ、チャンスはあるのだ。
 
しかし、我々はせいぜいラインのやり取りしか出来ない環境で出会う。
ここで自分の第一印象を変えれる可能性は、低いと考えるべきだ。
ラインのやり取りでは、簡単にイメージは変わらないのだ。
 
そうであるなら、ラインでやるのはアタックではない事が分かる。
第一印象で自分を「有り」と思ってくれた人を洗い出すのが重要な事だと分かるのだ。
自分が気に入った女性にアタックする事ではない事を理解しなくてはならない。
 
男は気に入った女性にアタックする事が好きだ。
たとえ玉砕しても、アタックしてみたいのだ。
その気持ちは良くわかるが、目的は玉砕ではなく、彼女を作る事だ。
 
そして彼女を作る事であなたは、男として成長する。
男として成長する為にも、まず彼女を作ろう。
その成長したあなたなら、これまで諦めていた可愛い娘とも勝負できるようになるのだ。
 
「なし」が「有りかも」に変わっていくのだ。
成長には時間と手間がかかるという事だ。

◆美人の悩み

最後に小室安未について一言。
スタジオメンバーの山里亮太が運営する「山チャンネル」で、小室安未は性格が悪いとそうとう叩かれた。
テラスハウス軽井沢編で見る小室安未は、冷血漢と思えるほど男達に冷たい。
 
これだけ見れば、確かに性格が悪そうに見えてしまう。
しかし、逆に小室安未の立場で映像を見て頂きたい。
 
まったく「ナシ」の男達に誘われて、同じ屋根の下で暮らす者として義理で付き合っているのだ。
「あなたとは義理で付き合っている」とは言えないから、「ナシ」を態度で伝えるしかないのだ。
ここで「仏頂面」でなく笑顔を見せたら、「脈あり」と思われて、ますますアタックされる事になる。
それでは自分も困るし、相手に間違ったメッセージを伝える事になる。
小室安未にしてみれば、「あなたはナシよ!」をどうすれば伝わるのか悩む事になるのだ。
 
「あなたはナシよ!」をどうすれば伝わるのか?
これが美人の悩みだ!可愛い娘の悩みなのだ!
 
最も簡単なのが、冷たい態度だ。
美人は冷たいと言われるのは、暖かく接すればすぐ勘違いされるからだ。
「あなたはナシよ!」が伝わらないのだ。
モテる者の悩みは、世間にはなかなか理解されない。

◆友達止まりに手を出すな!

彼氏にはなれない、友達止まりの関係に手を出してはならない。
「彼氏にするつもりはないけど、友達として食事位なら付き合ってあげてもいいわよ。」
可愛い娘からのこの誘惑に手をだすと、片思いの恋におちいってしまう。
 
狙いはあくまで第一印象で自分を「有り」と思ってくれた女性なのだ。
「有り」と思ってくれた女性のリストアップこそ、最も重要なミッションなのだ。
ラインはそれを洗い出す為のツールという事になる。
答えはすでに出ている。
勇気をだして確認しよう。
 
【032】に続く

【030】相手を知る方法

前回「好きなタイプは?」と聞く時の女性心理について話した。
また、「好感度が上がる!」好きなタイプの答え方を紹介。
「好きな芸能人は?」と聞かれて答えてはいけない「NG芸能人」も10人紹介した。

◆相手の性格を探る質問

今回は目の前の女性が、どんな性格なのかを探る為の質問を紹介する。
外見で相手を判断するのは、誰でもやっている事だが、それはあくまでも見た目の判断に過ぎない。
 
実際にどんな性格なのかを判断できる方法があったら、それは大いに役に立つに違いない。
例えば自分の好みが「おっとり系」だとして、それをルックスだけから判断するには無理がある。
相手に色々質問して、だんだん分かってくるのが性格の部分だ。
 
しかし、なかなか本心で答えてくれる事は少なく、理想的な答えや当たり障りのない答えになる事が多いのが現実だ。
それは、自分に振り返ってみれば分かる事で、自分の欠点が分かるような答え方はしないのだ。
出会って間もない相手には、思いっきり盛って良く見られようとするのが普通なのだ。
 
従って、お互いに自分の本性を隠しての会話となってしまう。
これでは答えは聞いても、どこまで本心なのかわからないままだ。

◆あの人のこと、どういう人だと思います?

そんな時に役立つのが、たった1つの、この質問なのだ。
「あの人のこと、どういう人だと思います?」とこれだけだ。
あの人とは共通の知りあいになるが、街コンにおいては、差し詰め芸能人という事になるだろう。
つまり「カトパン(加藤綾子アナウンサー)って、どういう人だと思いますか?」となる。
 
こんな質問でなぜ相手の性格がわかるのだろうか?
それは質問の答えの中に、本人の性格が隠されているからなのだ。
これはメンタリストDaiGoが教えている事なので、心理学的裏付けがあるのだ。

◆他人の評価は自分の評価

多くの人は第三者のことを表するとき、気づかぬうちに自分のことを重ね合わせて答えてしまう傾向があるという研究結果があるのだ。
例えば、「疑り深いタイプの人」が第三者のことを表すると、答えは、こうなる。
 
「見た目はすごく明るそうだけど、実際は心の壁が高そうな気がする。」
「相手が信用できるかな……って、疑っていそう。」
これは第三者のことを評価しているように見えて、実は自分の性格が表れているという事なのだ。
 
又、「がんばり屋」さんの答えはこうなる。
「意外と努力家じゃないかな。」
「ああ見えて、がんばっているんじゃないかな。」
 「がんばっているところを見せないタイプだと思う。」
このように「がんばり屋」さんはがんばっているところを人に見せずに、きちっと成果を出して周囲の役に立ちたいと考えているのだ。
 
他人を評価しているように見えて、実は自分の内面を告白しているというのは、腑に落ちるものがある。
誰でも自分の価値観で回りを評価している。
この価値観の根底にあるのが、性格なのだ。
 
「疑り深いタイプの人」は、優しくされても裏があるのでは、と勘ぐってしまうのだ。
そうすると「この人優しそうだけど…、何か裏が…。」となってしまうのだ。
 
これはある意味恐ろしい事だ。
あらゆる質問の答えは、自分の内面の告白を含んでいると言う事だからだ。
この事実を知れば、おいそれと質問に答えられなくなってしまう。
 
自分の隠している本性を見られてしまうからだ。
誰でも他人に知られたくない本性の一つくらいはあるものだ。
しかし逆に考えれば、この方法で相手を見抜く事も出来るようになるのだ。

◆他人の酷評 わが身に返る

要はネガティブな評価をする人は要注意という事になる。
「じつは性格キツそうだよね」
「影で悪口を言っていそう」
 「要領よくやって評価されるタイプだよね」
 
このように他人を酷評する人は、周りに一人くらいはいるものだ。
 
話している本人は、まさか自分の事を話しているとは思っていない。
他人を酷評する事で、自分はそうではないと言っているつもりなのだ。
要領よく周りをごまかせていると思っているのだ。
 
「基本的に人物評が悪口多めの人は、性格が悪いと見て間違いありません。」
あのメンタリストDaiGoが、そう言い切っている。
 
--- 気を付けよう 他人の酷評 わが身に返る  ---

◆女性は性悪?

余談になるが、前回<◆NG芸能人とは?>で10人の女性芸能人を上げた。
女性陣からは、美しすぎるし、可愛すぎると酷評されているのだ。
メンタリストDaiGoの言葉を借りれば、女性の多くは性格が悪い事になる。
 
女性が本能的に持つこのダークな部分を、男達はほとんど理解していない。
なぜなら女性は決してそのダークな顔を、男には見せないからだ。
 
男が女性のダークな顔に気づくのは、結婚して10年も経ってからになる。
時すでに遅しではあるが、これは個性ではなく女性の本能に根差していると、私は思っている。
女性は本能的に他の女性を酷評する事によって、ライバルに勝とうとしているのだ。
女性と嫉妬を、ほぼ同義語に感じるのは私だけではあるまい。
 
つまり、このダークな顔は多かれ少なかれ女性であるなら皆もっている部分なのだ。
女とはそういう生きものなのだと、諦めるのが肝心という事になる。
女性による、他の女性への評価が「辛い」のは、ここに根があるのだ。
相手が芸能人でも、女はライバルなのだ。

◆直感の「この人いいかも……」を信じる?

相手を最初に判断するのに私たちは「直感」を使っている。
しかし「直感を信じますか?」と問われて、即座に「ハイ!」と答えられる人は決して多くはない。
出会いの場においては、「直感的」に相手を判断しているのだが…。
 
心理学の研究では、人が目の前の相手の人となりや、自分との相性を見抜くには0.1秒しかかからないという。
恋愛対象になるかどうかも90秒から4分しかかからないというのだ。
つまり人はほとんどデーターがない状態で、直感的に相手を判断しているのだ。
 
この「直感」はあてになるのだろうか?
心理学の研究では、こうした第一印象での直感は大きく外れることがないと結論が出ている。
つまり、第一印象で「この人いいかも……」と思い始めているなら、その直感を信じて良いという事だ。
 
直感は思い込みに過ぎないと、多くの人が考えている。
「相手のことを理解するには長い付き合いが必要で、人のことを外見で決めつけてはいけない」と教わったからだ。
 
所が心理学の研究では「人を見抜くには時間がかかる」というのは思い込みに過ぎないという。
第一印象での直感的な判断にはほとんど誤りがないと言うのだ。
つまり「この人いいかも……」という直感はあてになるのだ。

◆相手のことを知りたければSNSをチェック!

私達は、相手のことを知りたければ、「直接会ってゆっくり話をしないと、相手の本心はわからない。」と思っている。
おそらく、過去においては正しかったのだろう。
 
ところが最新の研究では、SNSの投稿をチェックした方が直接会って話すよりも相手の性格を正しく判断できるという説が出てきたのだ。
むしろ直接会って話をすることで深まる「親密度」や、親しくなったから悪い人ではないと思いたがる傾向を避ける事が出来るのだ。
直接会うと、逆に客観的な判断が難しくなってしまうのだ。
 
フェイスブック、ツイッターなどの投稿を調べた結果、本人の本当のパーソナリティに近い人格を表現していることがわかってきたのだ。
SNSの投稿は、本人の性格を知る充分な手掛かりになるという事だ。
 
他人のフェイスブック、ツイッターなどの投稿を見ると、いろいろと感じるものがある。
「いけすかないヤツだ」
「この人、いい人っぽそう」
「癒やされる」
「この人は金遣いがあらそうだ」
 
これらの直感的に感じる事は、ほぼ正しいのだ。
「この人いいかも……」と思った人のSNSをチェックしてみる価値はあるのだ。

◆人を見抜くのに特別な才能はいらない!

人の本質を見抜くには、心理学的な訓練も特別な才能も必要ないと、メンタリストDaiGoは言う。
「人を見抜くには特別な才能が必要だ」というのは思い込みに過ぎないのだ。
 
人が本来持っている相手の本質を見抜く能力……「直感」を信じた方が、うまくいくのだ。
無理に相手の心理を深く探ろうとするよりも、あなたの受けた第一印象の直感を信じよう!

◆すべてはここから始まる

自分の好みのタイプが現れると、相手の性格が気になり知りたいと思う。
色々質問してなんとか全体像をつかみたいと思うのだが、なかなか簡単にはいかない。
質問すればするほど、分からなくなるという事も決して珍しくはない。
 
今回、直感が信じるに足ると分かったのは、心強い限りだ。
「この人いいかも……」
すべてはここから始まるのだ。
 
すべての情報収集は、好きになる前にやっておこう。
悲劇を避ける為に、確認しておかなければならない事は沢山ある。
こんなはずではなかったと、後で悔やんでも遅いのだ。
 
好きになってしまうと、妄想が始まる。
相手を理想の人に祭り上げてしまうのだ。
大胆に、かつ慎重に事を進めなければならない。
 
恐れず前に進もう。
失敗でさえ役に立つ。
それが若者の特権なのだ。
 
【031】に続く

【029】「好きなタイプは?」の女性心理

前回、自分を売り込む方法と相手の情報収集について語った。
彼女がなかなか出来ない人は、美容業界の女性にチャレンジしてみよう。
さらに、文化レベルが合う関係の方が、長続きすると伝えた。

◆好きなタイプは?

街コンで会話が進むと良く出てくる質問に、「好きなタイプは?」というものがある。
ほとんどは男性側からの場合が多いが、女性側からこの質問が出る事もある。
女性が好きなタイプを聞いてくるのは、何か意図があると思った方が良い。
好きなタイプは?」と女性が聞いてくる時の、女性の意図はなんだろう。
それを解き明かして行こう。

◆「好きなタイプは?」の女性心理

●女性心理 ① 自分が相手のタイプの範疇に入るかどうかを確認したい。
まず女性からこの質問をしてくる時は、男性に興味を持っているという事だ。
興味のない男性に、この質問はしないのだ。
 
そして自分が男性に興味を持ったとしても、男性の好みの範疇に自分が入っているかどうかはわからない。
そこでそれを確認したいから出てくる質問が好きなタイプは?」という事になる。
その答えの範疇に、自分が入っているかどうかを知りたいのだ。
見込みがなければ即諦めて、他の男性を探す事になる。
 
従って、この質問をした女性が好みなら、答えには気を付けなければならない。
ショートカットの女性に、長い髪の女性が好きだと答えたら、「私はダメだな」と思われてしまう。
 
ここは迎合して、「ショートカットの似合う女性もいいな。」と「あなたは有り」をアピールしておこう。
これを言う時は、ちゃんと相手の目を見て、「あなたの事だよ。」を印象づけよう。
この男性の意思が確認できないと、なかなか女性は先に進めないのだ。
 
女性心理 ② 男性の好きなタイプに自分を寄せたい。
女性は、男性の好きなタイプに自分を寄せて、好印象を獲得しようと考えているのだ。
興味を持った男性からは、当然好かれたいと思う。
その為には男性の好きなタイプに自分を寄せようと考えるのだ。
 
例えば「料理が得意な子が好き」と言われれば、料理を勉強しようとするのだ。
「字の綺麗な子が好き」と言われれば、ユーキャンのボールペン字講座を受けたりするのだ。
努力で自分を寄せれるなら、がんばろうと素直に考えているのだ。
 
従って、この質問をした女性が好みなら、努力で補えない事を答えてはならない。
「背の高い子が好き」と言ってしまえば、背の低い子は対象外という事になってしまうからだ。
努力で補える範囲で答えよう。
 
女性心理 ③ 男性の性格を知りたい
好きなタイプは?」の答え方で、男性の性格を知りたいと考えているのだ。
女性には避けたい男性の性格が存在する。
例えば暴力的だったり、傲慢な男性は避けたいのだ。
 
「あなたは傲慢ですか?」とは聞けないから、好きなタイプは?」の答えから推測するのだ。
男性の答えが「自分だけを見てくれる子が良い」だったら、「独占欲が強い人だな。」と判断する事になる。
 
暴力的だったり傲慢な男性との恋は、悲劇的な結果になるので避けたいと女性は思っている。
女性はこの男性に恋をしていいか判断する為に、男性の性格を知りたいのだ。

◆「好感度が上がる!」好きなタイプの答え方

では好きなタイプは?」と女性に聞かれたら、どう答えれば良いのだろう。
好感度の上がる答え方を、述べてみよう。
 
好きなタイプの答え方 ①「美味しそうにご飯食べる子が好き」(寛大さアピール)
ほとんどの女性は太る事を気にして、食事制限をしたり、ダイエットをしたりしている。
それは男性の多くは太っている女性に興味を示さないからだ。
従って多くの女性は、男性の前では小食を装う事が多くなってしまう。
 
そんな時「美味しそうにご飯食べる子が好き」という一言は女性にとって嬉しい一言なのだ。
デートした時に食事をしても、気を遣わなくていいと解釈できるからだ。
小食を装わなくても良い、寛大な心を持った人だとアピールできるのだ。
 
女性は甘いものが大好きだ。
スイーツを一緒に食べれる子」も有りだ。
スイーツのおいしい店の話は、好印象に繋がるので、ネタを仕入れておこう。
「この店のスイーツ、絶品だよ!」と紹介すれば、「行ってみたい!」と乗ってくるかもしれない。
そうならなくても、スイーツネタは好印象に繋がるのだ。
 
好きなタイプの答え方 ②「素直にありがとうとごめんなさいが言える子」(内面重視アピール)
これはちょっと優等生すぎる答え方なので、相手をみてから言った方が良いかもしれない。
場慣れしている女性なら、「何かっこつけてんの?」と取りかねないフレーズだ。
しかし、「感謝と謝意」を素直に伝えられる人は魅力があるので、ベストアンサーではある。
 
同じような答え方がある。
「自分をしっかり持っている人」
「凛とした人」
「物事をポジティブにとらえる人」
要は「内面重視」で女性を見ているというアピールになるのだ。
 
私なら迷わず「凛とした人」を選ぶ。
この「凛」という漢字には「きりっと引き締まって威厳のある様子」という意味がある。
その漢字の意味よりも、不倫ドラマ「失楽園」で黒木瞳が演じた女性の名前が、「松原凛子」と「凛」の字が入っているからだ。
私の「凛とした人」のイメージには、黒木瞳が演じた「松原凛子」がどうしても思い浮かぶのだ。
 
●好きなタイプの答え方 ③  あえて嫌いなタイプをあげてみる(共感してもらう)
好きなタイプは?」という質問に、逆に嫌いなタイプを答えるのだ。
 
例えば「ぶりっ子は苦手」「友達の悪口を平気で言う子はちょっとな」「普通に浮気をする子は好きになれない」等。
この答え方のミソは、女性の共感を得られる可能性が高い事だ。
「そうそう、私もそう思う!」となる事が多いのだ。
 
実は、女性は他の女性への点数はかなり「辛い」のだ。
「ぶりっこ」が女性に人気がないのは、承知の事実だ。
所が男性には結構この「ぶりっこ」が人気があるのだ。
「ぶりっこ」とは男性に媚びへつらう事なので、男としては悪い気はしないのだ。
このように「ぶりっこ」で男性の人気を取る女を、女性は許せないのだ。
 
この事を逆手にとって「ぶりっ子は苦手」と言えば、「この人は騙されていない!」と共感を得る事が出来るのだ。
 
●好きなタイプの答え方 ④「好きになった子がタイプ」(鉄板フレーズ)
これは鉄板フレーズだが、注意が必要だ。
「ポリシーを持たない男」と取られかねないからだ。
 
まず、女性の知りたい事に、何も答えていない所に問題がある。
興味を持ったから質問したのに、何の情報も得られないのだ。
 
このフレーズを使うなら、過去に好きになった女性の話をしなければ、意味がない。
「今まで3人好きになったけど、共通点がないんだよね。気が付くと好きになっているんだ。」
このように惚れっぽいという事をアピールできればOKだ。
 
良く解釈すると「ストライクゾーンが広い惚れっぽい人」という事になる。
逆に悪く解釈すると「自分を持たない優柔不断な人」と取られかねない事になる。
 
不意打ちの質問にとっさに答えるには使えるが、準備をしていればちゃんと答えられるはずだ。
自分の好みのタイプくらいは、答える準備をしておこう。
はっきりと明確に自分を相手に伝えるのだ。
鉄板のフレーズだが避けるべき答え方だと私は思っている。
 
●好きなタイプの答え方 ⑤ 「黒髪ロング」(相手の外見に合わせる)
質問をした女性が自分の好みのタイプなら、この答え方がベストかもしれない。
要は、「あなたが私の好きなタイプです!」と伝えれば良いのだ。
 
使い方は、質問してきた女性の髪型をそのまま言えば良いだけだ。
「黒髪のロングヘアーの似合う人がタイプです!」
これを相手の目を見て言うのだ。
質問をした女性は不意打ちをくらって、ドキッとする事になるので効果てきめんである。
ある意味告白に近いので、うまくいけばカウンターパンチになり、二人は急接近となる。
 
しかし、場の雰囲気を考えてやらないと、裏目にでて、「空気読めない人」と判断される可能性もあるので要注意だ。
まだ出会いの初期段階なので、二人の世界に入るには早すぎるのだ。
この娘は外せないと思うほどストライクな人にのみ、勝負をかけて使ってみる技である。

◆「好きな芸能人は?」答えてはいけない女性10人

「好きなタイプは?」と同じように「好きな芸能人は?」という質問もよくある。
これを聞く女性の意図は、「好きなタイプは?」の時と同じだ。
●女性心理 ① 自分が相手のタイプの範疇に入るかどうかを確認したい。
この女性の意図を考えると、答えてはいけないNG芸能人がいるのだ。
つまり、美人すぎる芸能人を答えると、「理想が高すぎる人」と捉えられてしまうからだ。
 
女性という生きものは、他の女性は皆、ライバルなのだ。(たとえ芸能人でも)
これは個性ではなく、全ての女性に共通している、動かせざる事実だ。(おそらく本能に根差している)
男にはなかなか理解できないが、「理想が高すぎる人」と捉えられてしまうのは避けたい所だ。

◆NG芸能人とは?

では「好きな芸能人は?」で答えてはいけない「NG芸能人」とは誰なのだろう?
探してみた所、ぴったりのサイトが見つかったので紹介したい。
 
サイト名:Smartlog
記事:合コンでの「好きな芸能人は?」の質問で答えちゃいけない女性10人
 
--- 以下抜粋  ---
●合コンで答えてはいけない芸能人① 武井咲
武井咲さんは女性からの評判が良くないです。
男からしたら理解できないポイントかもしれませんが、少し悪女っぽく性格が悪そうだからでしょうか。
感覚的に嫌っている女性が多いですね。合コンで聞かれた時は、好きでも出すのはやめておきましょう。
ちなみに、筆者はすごくかわいいと思っています。
 
合コンで答えてはいけない芸能人② 芹那
もはや言うまでもないかも…。合コンだけでなく、女性の前では好きと言わない方がいいです。
「ダマされる人なんだね…」と思われてしまいます。
聞かれた時だけでなく、あまり触れないようにすることがベストかも。
 
合コンで答えてはいけない芸能人③ 長澤まさみ
ドラマの役柄で悪女っぽいイメージがあるからか、女性からはあまり評判がよくありません。
男性は惚れちゃいますけどね。
「その手の女に騙されるんだ…」と思われます。合コンでは出来るだけで伏せて、言わないようにしておきましょう!
 
合コンで答えてはいけない芸能人④ 北川景子
北川景子さんと言えば、スタイル、ルックス、役柄全て完璧と言える女性ではないでしょうか。
合コンで北川景子さんを答えてしまうと「完璧な女性が好き」という印象を与えてしまいます。
どんなに北川景子が好きでも、合コンでは心に留めておきましょう!
 
合コンで答えてはいけない芸能人⑤ トリンドル玲奈
トリンドル玲奈さんと言えば、嫌いな女性芸能人にも選ばれるほど...。
合コンで答える芸能人としては王道のNGと言っても過言じゃありません。
恋愛対象外どころか論外扱いされてしまう可能性があるため、絶対に答えないようにしておきましょう。
 
合コンで答えてはいけない芸能人⑥ 小嶋陽菜
女の子のファンも多いこじはるですが、合コンではあえてやめておきましょう!
女性の憧れるものを持ち過ぎているため、女性陣から苦手意識を持たれる可能性があります。
好きと答える時は、「笑顔がめちゃくちゃ好きなんだよね!」など、ポイントを答えるようにするのがベスト!
 
合コンで答えてはいけない芸能人⑦ 白石麻衣
美しすぎるし、可愛すぎる...。女性からも大人気な芸能人です。
が、あくまで憧れ。合コンで好きと言うのはやめておきましょう。
白石麻衣さんの名前を出してしまうと「理想高すぎ!」と嫌われます。
あくまでかわいいよねというぐらいでとどめて置くのがおすすめ。
 
合コンで答えてはいけない芸能人⑧ 小島瑠璃子
若い、かわいい、元気、頭いい、話しやすい、細い、ついでに胸も大きい。
男からしたら女神の芸能人、小島瑠璃子さん。
ですが女性に「こいつ理想高すぎ!」と引かれてしまいます。
こじはる同様にポイントを褒めるようにアピールすることがポイントです。
 
合コンで答えてはいけない芸能人⑨ カトパン(加藤綾子アナウンサー)
カトパンは完璧すぎるからNG!「そんな完璧な人が好きなんだ・・・」と恋愛対象から外されてしまいます。
少数派ですが一部の女性は「女性アナウンサー=嫌い」という方程式を持っているので、アナウンサーの名前を出すのは控えた方がいいでしょう。
 
合コンで答えてはいけない芸能人⑩ 佐々木希
「佐々木希レベルの女性が好きだなんて理想高い・・・。こいつは夢見がちな男だな・・・」と思われてしまいます。
合コンで芸能人を聞かれた時は、答えないよう我慢しておきましょう。
--- 抜粋ここまで ---

◆”男と女の間には暗くて深い川がある”

なんと私の大好きな「カトパン(加藤綾子アナウンサー)」が9位にランクインしている!
失礼ながら、これは女の嫉妬と解釈しても良いのではないだろうか。
「答えると女性が嫉妬する芸能人10人」とタイトルを変えるべきではないだろうか。
 
男なら「キムタクがタイプ」と答えられても、「この人面食いだな。」と思う位で、理想が高いとは思わないだろう。
所詮芸能人なので、実際に自分が張り合うわけではないのだ。
理想は高くて良いのだ。
 
そもそも女性は、「相手の理想が高い」となぜ引いてしまうのか?
それは自分が適わないと思うからだろう。
つまり、心の奥底では芸能人でもライバルと思っている事になる。
ライバル心があるからこその嫉妬心という事になる。
芸能人に嫉妬するというのは、男には理解できない事だ。
 
私は個人的には正直に自分の好きな芸能人を答えて良いと思っている。
それは自分についての正確な情報には違いないからだ。
それを「理想が高い」と取るかどうかは、相手の問題なのだ。
 
さて”男と女の間には暗くて深い川がある”という歌がある。
人生終盤になっても、まったくこの川は小さくならない。
未知のままそこに横たわっている。
 
出来ることはボートを出して、漕ぎ出すだけだ。
”ローアンドロー 振り返るな ローアンドロー”
生涯あなたは漕ぎ続ける事になる。
女性と言う川岸に向かって。
 
彼女を作ることは、その最初の一歩なのだ。
たかが一歩、されど一歩なのだ。
 
この最初の一歩さえ踏み出せずに終わる人もいる事を忘れてはならない。
豊かな人生を送るには、欠かせない一歩だという事をお伝えしておく。
 
【030】につづく

【028】会話で自分を売り込む!

前回は会話中のイメージアップについて話した。
会話中、笑顔で大きくうなずくと好印象を与える事が出来るのだ。
人間はポジティブな感情を求めて行動しているので、話題もポジティブなものを選ぶと好感度に繋がるのだ。

◆自分を売り込む

では目的であるデートに向かって、どう会話を組み立てていくのか。
やらなければならない事は2つある。
一つ目は、①自分をアピールし相手に売り込む事だ。
二つ目は、②相手の情報収集だ。
 
重要なのは一つ目の、①自分をアピールし相手に売り込む事なのは言うまでもない。
これが出来るかどうかが勝負の分かれ目なのだ。
気を付けなければならないのが、自己アピールが「自慢話」にならない事だ。
「自慢話」は嫌われるのでNGである。
「自慢話」にならないように気を付けながら、どんどん自分をアピールしていこう。

◆女性の「いい男センサー」

では、女性は何を基準に男性を判断しているのだろうか。
女性の「いい男センサー」は男性のどこに反応しているのだろうか。
それは健康で運動能力が高い男を、女性は好むという事が分かっている。
 
前回も話したが、スポーツの趣味があったら、積極的にアピールしよう。
サッカーや野球、ゴルフでも良いのだ。
例えば地元のサッカーチームに参加している場合、最近の試合の話をするのだ。
仲間がゴールを決めた時の話をすれば良い。
ポイントは、サッカー場を駆け回っている姿を想像させる事だ。
アクティブに動き回っている姿を女性に想像させるのだ。
そこに女性の「いい男センサー」は反応するという事になる。
 
そしてさらにその後の飲み会で、仲間と大いに盛り上がった事を話すのだ。
この仲間がいるというのは、好印象に繋がる。
もし自分が彼女になったら、この仲間達と会えるかもしれないと、想像するからだ。
ちょっと変わった面白い奴がいる事をアピールしよう。
「会ってみたい!」と乗ってくれば大成功だ。
 
二人が付き合う事になると、女性は男性の生活環境に入って行く事になる。
その中で男性に仲間がいるというのは、とても頼もしいのだ。
これは女性に明るい未来を想像させる事になるのだ。
 
ではスポーツをやっていない場合はどうなるのだろうか。
もしスポーツの趣味がなくても、他の趣味でアクティブに動いている事をアピールできればOKだ。
例えば映画鑑賞などインドア派の趣味でも、たくさんの映画館に通っている事を話し、アクティブに動いている事をアピールするという事だ。

◆尊敬と共感を使う

自分をアピールし相手に売り込む為の、別の方法がある。
それは尊敬と共感を使う方法だ。
 
例えば「資格」を取る為に頑張っている話をするのだ。
税理士や宅建のような大きな資格でなくても良いのだ。
WordやExcelなどの利用スキルを証明する「MOS」と呼ばれる資格がある。
「MOS」とはマイクロソフト・オフィス・スペシャリストの事だ。
この資格を取るために「ユーキャン」に通っているという話をするのだ。
これはあなたが絶え間ない「向上心」を持っているという証明なのだ。
この「向上心」を持っているという姿勢が、あなたへの「尊敬」に繋がるのだ。
 
もう一つ、「共感」に繋がるものを紹介しよう。
女性の多くはダイエットに挑戦した事がある。
そこで自分のダイエット経験を話題にするのだ。
必ずしも成功した話でなくても良いのだ。
要は同じ苦労をした経験を語り合い、「共感」できれば良いのだ。
これで親近感が増す事になるのだ。
 
「街コン」は出会いを求めて集まっている。
ここで自分をアピールし相手に売り込まないと、デートに誘うチャンスを逃してしまう。
興味のない相手から誘われても、女性の心は動かないのだ。
後でラインで誘うにしても、ここで興味を持ってもらわないと、勝負にならないのだ。
ここで自分をアピール出来るかどうかが、勝負の分かれ目なのだ。

◆相手の情報収集

ここまでは、一つ目の①「自分をアピールし相手に売り込む方法」について話した。
ここからは二つ目の②「相手の情報収集」について話す。
第一印象が良い女性でも、中身については何も知らない事になる。
 
これから質問しながら、全体像を解き明かして行くことになるのだ。
しかし、まるで尋問するような聞き方をしたのでは、こちらの印象がガタ落ちになる。
当然、「尋問形式」や「上から目線」はNGである。
ここは限られた時間の中で、必要最小限の事を聞くにとどめよう。
 
まずは仕事の事を尋ねよう。
「どんな仕事をしてるんですか?」で大丈夫。
仕事が分かると、その人の生活圏が見えてくる。
美容師とわかったら、「立ち仕事で大変でしょう。」とねぎらおう。
OLと美容師では生活環境が違う。
OLは土日休みが多いが、美容師は火曜が休みだ。
当然男性との出会いは少なく、デートに誘われる機会もなかなかない事になる。
もしあなたが火曜日に休めるなら、ここはブルーオーシャン市場という事になる。
火曜日に休むのは美容師だけではない。
エステサロンも火曜日が休みの所が多い。
美容業界は女性を相手にした業界なので、男性と知り合う機会が少ない。
 
実は私もエステ系の会社に勤めていたが、エステシャンが結婚するのは「佐川急便」の人が多かった。
生活の中で知り合う男性は、「佐川急便」の人位しかいないのだ。
彼女達にとって、アクティブに動く「佐川急便」の男性は、とても魅力的に見えていたのだろう。
女性がその気になったら、恋の進展は速いのだ。
 
このように男性と知り合う機会の少ない職業の女性達とは、一旦知り合うと展開が速い。
競争相手がほぼいないのだから、こちらへの好感度を確認できたら、押しの一手で攻めれば良いのだ。
なかなか彼女が出来ない人は、美容業界を狙ってみてはどうだろうか。
他の職業より成功率が高い事は、間違いないのだ。
 
職業と休日が分かったら、一人暮らしか親と同居かを聞いてみよう。
これを「一人暮らしですか?」と直球で聞いたら、警戒される。
「夜が遅いと、家族が心配するでしょう。」とさり気なく聞くのだ。
通常「いえ、一人暮らしですから。」と答えるが、この問いかけにさえ警戒して言葉を濁す人もいる。
それは相当警戒心が強いか、場慣れしている女性なので、深追いは禁物だ。
こういう女性は追いかけてはダメで、興味を持てば自分から寄ってくるので、それまで放流しておけば良いのだ。
来なければ縁がなかったと諦めよう。
 
限られた時間の中でやる情報収集は、次のデートに誘う為と割り切ろう。
デートに誘うには、何に興味を示すかを知ることが大事だ。
 
趣味や習い事を聞いてみるのは勿論だが、「何かやってみたい事ってあるの?」とストレートに聞いてみるのも有りだ。
「海辺をドライブしたい」と乗ってくれば、すでに「脈有り確定」となるが、そんなに簡単には喰いつかない。
まだ警戒心があるので、一般的な無難な答えしか返って来ないのが普通なのだ。
こんな時私は相手の文化レベルを探る事にしている。

◆文化レベルを探る

最初の出会いで私が大事にしているのは、相手の文化レベルを探る事だ。
日本の社会が「総中流」と言われていても、やはり育ち方で文化レベルが違うのだ。
 
例えば家族でクラシック音楽を聴きにいくような家庭がある。
生活レベルが高く、そこで育った子供は「ハイソなお嬢様」という事になる。
ハイソとはハイソサエティの略で 、上流社会を意味する。
そんな女性をデートに誘うには、それなりの準備がいる。
 
私が学生時代、音大に通う女性をデートに誘った事がある。
デートに選んだのは「品川スケートセンター」であった。
スケートを滑りながら、手をつなごうという下心見え見えのデートではあったが。
所がリンクに降りてみると…。
なんと私よりうまいのだ。
雪国育ちの私はそこそこスケートをこなしていたので、若干の自信があったのだが…。
聞いてみると、家族でたまに遊びに来ていたと分かった。
 
東北の田舎町で育った私には、「ハイソなお嬢様」は手に余るものがあった。
会話の中にも、なんとなく品の良さを感じさせるものが漂うのだ。
それは聞いていて心地よいのだが、同時にギャップを感じさせるものでもあった。
住む世界が違うと思ってしまうのだ。
東京という大都市には、経済的文化的な「上流社会」が存在すると、この時初めて気が付いたのだった。
 
思うに「芸大」や「音大」は「ハイソなお嬢様」のたまり場と私は思っている。
バイオリンやチェロなどの楽器を極めるには、個人レッスンが欠かせない。
それには相当の授業料がかかるのだ。
アルバイトで学校の授業料を稼いでいる人達には、出来ない事だ。
家庭に経済力があるからこそ、その道を歩めるのだ。
その経済力を基礎にして、文化レベルが培われるのだ。

◆文化レベルが合う関係

私は二人の関係が長く続くには、この文化レベルが合っている事が重要だと考えている。
それは関係の基盤となる「価値観の一致」が、容易になされるからだ。
短期的に相手に合わせる事は、誰にでも出来るが長く続けるには無理がある。
 
「こんどの土曜日、バイオリンの演奏会があるから一緒に行かない?」
「あっ、ごめん。今日パチンコの出る台教えてもらったんで、そこに行く予定なんだ。
この二人に未来があるとは思えない。
 
価値観が違う相手と共にいると、物事がなかなか決まらない。
買い物をするにも、価値観が同じだから、「これがベストだね。」と一致出来る。
この価値観が一致しないと、物事が決められないのだ。

◆豊かさが文化を育む

この価値観の形成には文化レベルが大きく関わっていると、私は考えているのだ。
生活が貧しく生き延びるのがやっとの人が、クラシック音楽を理解するのは困難だ。
別に貧しい人を見下している訳ではない。
豊かである事には価値があると言いたいのだ。
クラシック音楽を理解するには、一定の準備が必要なので、貧しいとそれが出来ないのだ。
理解する為の準備なしには、クラシック音楽の良さを感じる事が出来ないのだ。
 
同じように文学でも、歴史に残るような作品を理解するには、一定の知識が必要だ。
ドストエフスキーの最高傑作「カラマーゾフの兄弟」を読んだ事があるだろうか。
世界の名作中の名作である。
私はかつてこの本を買い、挑戦してみた事がある。
結果は、惨敗!10ページも読まないうちに眠くなるのだ。
 
何度かチャレンジしたが、まったく先に進めないので、負けを認めざる負えなかった。
結局、映画を見て一応の理解はしたのだが、映画を見たからと言って、本を理解した事にはならないのだ。
そもそも私は文学や小説をまったく読まない!
それでいきなり「カラマーゾフの兄弟」はハードルが高すぎたのだ。

◆天才はすぐには理解されない

文学も芸術もそれを理解するには、一定の知識が必要なのだ。
究極の芸術は限られた者にしか理解されないのだ。
天才が理解されるには、数十年の時がかかる。
時代が天才に追いつくのにかかる時間だ。
 
ピカソの描いた絵を見て、本当に感動できる人がどれ程いるだろうか。
彼は天才だ!この絵はすごい!と言うから、そんな目で人々は見るが、はたしてどれだけの人がピカソの絵を理解しているのだろうか。
 
芸術の価値は、民主的な選挙では決まらない。
支持者の数が作品の価値を決める訳ではないのだ。
最初、天才は理解されない。
ゴッホの絵はまったく売れなかったのだ!
時代が天才に追いつくには、時間がかかるのだ。

◆関係の基盤となる「共感の一致」

芸術も文学も生活には必ずしも必要なものではない。
しかしそれこそ人類の豊かさの象徴なのだ。
人類の豊かさが、文化を育んできたのだ。
 
人は豊かな人生を歩む為に、関係を結びともに暮らす。
同じ文化レベルを持つ者同士のほうが、同じ事で共感できるのだ。
同じように共感出来ない相手とは、長くは続かないのだ。
 
私は論理的にではなく、体験的にこの事を理解していた。
うまくは行っていても、何か物足りない関係というものがあるのだ。
この物足りなさ、満たされなさはどこから来るのだろうか。
同じものを見て、「これいいね!」と共感できるかどうかだと私は気づいた。
同じ文化レベルを持つ者同士のほうが、共感できる。」と私は思う。
 
一度自分の文化レベルをチェックしてみる事をお勧めする。
それは人生における豊かさのチェックでもある。
音楽について、絵画について、ダンスについて、文学や詩について。
オールマイティーである必要はない。
興味のあるものだけでも良いのだ。
 
長く続く関係を築くなら、共感できる相手の方が良い。
しかし、その前にとりあえず彼女をゲットしてみよう。
彼女がいる事も豊かさの一つなのだ。
経験を重ねないと、見えてこないものがある。
まずはデートして、彼女をつくる所から始めよう。
 
【029】につづく

【027】会話中の好感度をアップしよう

前回、「イメージ戦略」について語った。
見た目のイメージを良くしないと、「足切り」にあってしまい、そもそも男として見てもらえないのだ。
顔は変えられないが、「ルックスは努力で変えられる」から、もてる男になると決心して努力してほしいと語った。

◆会話するときのイメージ

ルックスが一定レベルを超え、「足切り」にあわないレベルのイメージまで持っていけたら、様々なアプローチが可能になる。
まずは会話するときのイメージを磨こう。
 
これも「イメージ戦略」の一環である。
先ずは「ハキハキした声」と「笑顔」である。
相手に持つイメージの90%は視覚と聴覚から来ると言われている。
視覚の為の「笑顔」であり、聴覚の為の「ハキハキした声」なのだ。
 
「普段はそんな事してないよ。」と言ってはいけない。
ここは大いに「盛って」自分を演出しよう。

◆内面を引き出す演技

役者が演技をする時、どんな方法を使うかご存じだろうか。
例えば「自堕落」な男の役が回ってきたとする。
役者は自分の内面奥深くにある「自堕落」な部分に焦点をあて、それを引き出して表現するのだ。
 
誰の中にも「自堕落」な要素が少しはあるものだ。
普段は出てこない「自堕落」な要素を、ここで大きく広げて表現するのだ。
 
これは「座頭市」で有名な俳優、「勝慎太郎」が語っていた演技の方法だ。
自分の中に全くないものを、借りてきて表現しても、嘘くささが残る。
その点、自分の中にあるものなら真実だから、大きく膨らまして表現しても本物に見えるのだ。
 
私は学生時代、演劇部に所属して舞台に立った事もある。
役を演じる立場からみると、非常に説得力のある話だった。
自分の中にある小さな要素を、必要な時に拡大して表現するのだ。

◆自分を変える勇気

誰の中にも「ハキハキと話し、爽やかに笑う好青年」の要素は宿っているのだ。
そこにフォーカスして、自分を拡大表現すれば良いだけなのだ。
必要なのは自分を変えようという小さな勇気だけだ。
 
今現在表現している自分だけが自分ではない。
表現される事なく隠されている自分も、間違いなく自分なのだ。
今ここでそれが必要なのだから、登場してもらおうではないか。
 
最初は演技でかまわない。
表現を続けていくうちに、だんだん自分になじんでいく。
そしてある日気づく事になる。
「これって、普通に俺だよね。」
 
この世で最も難しいのが自分を変える事だと言われている。
しかし、最初の一歩を踏み出せば、最も簡単な事も自分を変える事なのだと気づく。
何しろ自分の事なのだから、そこには邪魔者がいないのだ。
 
自分をコントロールする技は、生涯あなたの役に立つ。
始めるには丁度良いきっかけだ。

◆ポジティブな感情を湧かせる

さて、自分の好みの女性が現れた時、どんな会話をすれば良いのだろうか?
実は、会話をすることによって、ポジティブな感情を湧きあがらせてくれる人が、好印象を持たれると分かっているのだ。
ポジティブな感情とは「嬉しい」「楽しい」「面白い」「感動」などの感情の事だ。
 
人間はポジティブな感情を求めて行動しているのだ。
ポジティブな感情を湧かせてくれる相手が好印象なのは、当然の事だ。
 
思うに男が美人や可愛い娘を好むのも、ポジティブな感情を求めているからと言えなくもない。
逆に女性がルックスにこだわるのも、ポジティブな感情を求めているからと考える事が出来るのだ。
ポジティブな感情に浸っている間、人は楽しいのだ
 
テーブルの上に綺麗な花を飾るのも、ポジティブな感情を湧き起こすからだ。
朝においしいコーヒーを飲むのも、ポジティブな感情を湧き起こすからなのだ。
私達は知らず知らずのうちに、自分のお気に入りを周りに配置する事によって、ポジティブな感情に浸ろうとしているのだ。
私達は自分をポジティブな感情にしてくれるものを、求めているのだ。

◆ポジティブな話題

そう考えれば会話の方向性が、自ずと見えてくる。
ポジティブな感情を湧き起こす話題だ。
 
そう言われてすぐに思いつくのはペットの話題だ。
ペットの事を思い出すだけで、誰でもポジティブな感情を湧き起こす事になる。
ペットを飼っている人は勿論だが、飼っていなくても可愛い動物は大好きなのだ。
「あなたは犬派、それとも猫派?」
これで良いのだ。
それはとても簡単な事だが、一つ注意しなければならない事がある。
 
話は盛り上がったが、肝心のあなたへの好感度や興味が増えなければ意味がないという事だ。
デートに誘う事が目的なのだから、あなたへの好感度や興味がすべてなのだ。
ペットの話題も、あなたへの好感度や興味が増えるように進めていかなければならないのだ。
 
最もツボにはまるのは、あなたがペットと遊んでいる写真や動画をさりげなく見せる事だ。
「可愛い!」→「見てみたい!」となれば大成功である。
そこまで行かなくても、好感度はアップされる事になる。

◆笑顔で大きくうなずく

好印象を与える話し方を学ぼう。
相手の話を聞いている時、「笑顔で大きくうなずく」事だ。
 
大きくうなずく事は誰でも簡単にできるが、笑顔はどうだろう。
この笑顔には注意がいる。
目が笑っていない人がいるのだ。
この目が笑っていない人は、警戒される。
 
実は自分の笑顔を見たことのない人は多い。
普通、人は笑っている時、鏡をみない。
自分はちゃんと笑っているつもりでも、良く見ると目が笑っていない人が意外に多くいるのだ。
所が相手は笑っている顔が見えるので、目が笑っていないと分かるのだ。
 
この目が笑っていない人は、「本心を隠している」「騙そうとしている」と思われてしまうのだ。
一旦そう思われてしまったら、何をしても好印象にはならない。
警戒心を持たれたら、簡単にフォローは出来ないのだ。

◆「愛想笑い」はバレる

「愛想笑い」というものがある。
たいして可笑しくもないのだが、相手に迎合して笑う事だ。
社会的コミュニケーションの一つとして、それは必要な事だが、はたして目は笑っているだろうか?
ほとんどの場合、「愛想笑い」はすぐばれる。
目が笑っていないのだ。
 
このように「笑顔」はうまく使うと好印象を与えるが、本気で笑っていないとバレて逆効果になる事もあるのだ。
誰も役者ではないのだから、笑顔の訓練などしない。
可笑しい時は笑い、可笑しくないときは笑わなければ良いのだが、世の中それ程単純ではない。
話の流れで「愛想笑い」が必要な時は、意外に多いのだ。
 
そのような時の対応策の一つとして、「面白い事を思い出す」という方法がある。
「自分の笑いネタ」を常に持っていて、「愛想笑い」が必要な時はそれを思い出して笑うという方法だ。
しかし、これはすぐには出来ない。
事前準備をしておく必要があるのだ。
そこまでやるかどうかは各自の判断だが、「愛想笑い」はバレる可能性が高い事を肝に銘じよう。

◆大きくうなずく

もう一つの「大きくうなずく」についてだが、ゆっくり大きくうなずいた方が相手に好感度が増す事が分かっている。
このうなずき方が速いと、神経質に見えるから注意が必要だ。
本気で笑って、かつ大きくゆっくりうなずくとより好感度が上がるのだ。
 
なぜなら笑顔とうなずきは他人に対する興味の現れととらえられるからだ。
笑顔で大きくうなずきながら目を合わせよう。
 
それは「あなたに興味がある」、「あなたを受け入れている」、「あなたの目線で物事を考えられる男だ」をアピールする事になる。
それが親近感を増し、好感度がアップする事に繋がるのだ。
このうなずきを増やすと、親近感が増す事がわかっているのだ。

◆会話で好印象を高める

「笑顔とうなずき」は特別な事ではなく、日常誰でも使っている事だ。
それをもっと相手を意識して大きくやれば良いのだ。
ポイントは「相手にポジティブな感情を涌かせる」事なので、そこを外さなければ良いのだ。
 
初対面の会話は相手の事が良くわからない中で始まる。
話を進めて行くと、最初のイメージがどんどん変わって行くのだ。
相手を誤解しないよう気をつけると同時に、自分をしっかり伝える事も大切なのだ。
 
イメージや態度だけではなく、「自分の情報」を会話の中でしっかり伝えていこう。
ポジティブな会話が続いていけば、好印象の可能性は高くなる。

◆誘いのチャンス

相手が好印象を持ったと確信できたら、「鉄板の誘い」を繰り出すチャンスがでてくるだろう。
決して焦ってはならないが、誘いのチャンスを見逃してもならないのだ。
 
人の心は時間と共に、大きく上下に揺れ動く。
この上に来た時が勝負のチャンスだという事を覚えておこう。
勝負はいつしても同じ結果ではないのだ。
勝てるチャンスのある時に、勝負に出るのだ。
 
好印象も、あなたへの興味や親近感も、すべては勝てるチャンスを作る為のものだ。
商品は売れて初めて売り上げとなる。
デートに誘う事が出来て初めて、すべての努力が報われるのだ。
 
若者よ、必ず努力は報われる!
諦めてはいけない。
 
【028】につづく