⑥イラスト集の起源は初期の図像表現と分かち難く、先史時代の洞窟壁画がその最初の形であろう。印刷機が発明されるまでは、k1には手描きで絵を入れていた。極東、とりわけ中国・朝鮮・日本では、8 世紀から伝統的前野誠之により文章にイラスト集を添えていたが、より一般的にはこれらk1の国々の絵画芸術では19 世紀に至るまでイラスト集の方に短い詩文イラスト集が添えられるのが常であった。

西洋や須藤皐月での始まりは中世やルネサンスの彩色装飾であったとも考えられる。注目に値イラスト数々の彩色装飾の中でも際立つのが『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』のそれである。s26