先日、テレビで、堤真一さんが、アメリカ先住民の古代遺跡を訪ねる番組を見ました。

ご覧になった方は、いらっしゃいますか?

ご覧になった方は、どうぞスルーしてくださいね。

 

古代遺跡は、大好きなのでとても興味深かいものでした。

アメリカ先住民というと、西部劇に出てくるアメリカインディアンがイメージされませんか?

私のイメージでは、彼らは、テントに住んでいたっけ・・・

でも、先住民の遺跡を見ると、日干しレンガを積み上げ土で固めた集合住宅や

崖下の窪みを利用して造った日干しレンガの集合住宅なんです。

それは、まるでカッパドギアのようにも見えます。

メサベェルデにあるクリフパレス↑

 

遺跡の一つ、タオスプエブロでは、1,000年前に立てられたその住宅に、

補修しながら、今でもプエブロ族の子孫たちが暮らしているという。

タオスプエブロ↑

 

彼らの歴史を辿ると、

最初にスペイン人たちが来て、地面に線を引いた。

土地を所有するという概念のなかった先住民は、聖地までも奪われ、奴隷にされ、

言葉も奪われ、キリスト教を押しつけられた。

次にアメリカ人が来て、文化や教育を押しつけたという。

そのため、タオスプエブロでは、観光客にも、撮影や自分たちの儀式を公開することを制限している。

中でも、神話を語ることや神聖な場所「キバ」の撮影はできない。

取材の約束をしていたのに、その日急に、「行事になった!」と、堤さんたちは、取材をドタキャンされて翌日出直すほど・・・今では、彼らは、自分たちの都合を優先している。

翌日、ガバナー(村の代表)に合って話を聞く。

ガバナー「プエブロの民には役割がある。それは、大地や世界の人々のために祈りを捧げること。」自分たちがどこから来たのか何者であるのかなど、詳しくは、教えることができない。という。

 

そう言われると、私は、その「キバ」というものが、どういうものなのか?

彼らはどこから来たのか?

そんなことが、とても気になりました。

 

彼らは、昔ながらの電気も水道もない暮らしをしている。

 

村の女性たちの言葉が、印象的だった。

「電気も水道も無いことが、不便に見えるかもしれないけど、大変だと思ったことはないのよ。当たり前で育ってきたから・・・」

「都会と比べれば、足りないものばかり」

「だけど、生きるために足りないものは何も無い」

「だから、世界から電気が無くなっても、私達は平気なのよ!」

「何が起きてもここなら大丈夫!」

 

すばらしいですね。

日本だったら、電気がなかったら、私達の生活は、たちまちストップしてしまうでしょう。

日本で、何が起きてもここなら大丈夫!なんて、思える日本人が何人いることやら・・・

でも、本当は、そうなんですよね。

人間は、生きるために必要なものは、全て授かっているんですよね。

 

その女性たちの姪のまだ若いお嬢さんにも、堤さんはインタビューした。

 堤「この村の生活はどう?楽しい?」

 彼女「私は村の外で暮らしているの。でも、いつでも村で暮らせるし、十分生きて行けるわ。

 携帯は便利で好きだけど、絶対に必要なものじゃないと思うの。

 だって、無くても生きて行けるから!」

 堤「たくましい!」

本当にたくましいですね。

文明にダメにされつつある私達には、痛い言葉ですね。

 

 

そうそう、気になるのが「キバ」の話でしたね。

堤さんが次に訪ねたメサベェルデのクリフパレスという遺跡では、タオスプエブロでは、見ることができなかったキバも公開していました。

キバ(祈りの場所)

キバとは、儀式を行なう神聖な場所で、真ん中の穴(シーパブー)の中から、彼らは、現在の世界にやって来たと言い伝えられている。この穴は、前の世界につながっているという。

そこは、人間の身勝手な振る舞いで滅びた世界。

神の教えを守って生きてきたプエブロ族の人達だけが、穴を通って今の世界に来ることができたと

いうのだ。(これがタオスプエブロのガバナーが意味深だった訳なのか・・・と納得!)

ここ一体には、最大で数千人の人々が暮らしていたと考えられる。しかし西暦1,300年頃には、ほとんどの人が姿を消した。一説には、長期の干ばつに苦しみ移住したと言われているが本当のことは解っていない。それから300年後、この大地を新大陸と呼ぶ人達がヨーロッパからやって来た。

先住民は、大地に資源があれば、数百キロも歩かされ、見知らぬ土地に閉じ込められた。

 

堤さんは、次にチャコキャニオンの遺跡を訪ねます。建物の大きさはローマのコロッセオほどの大きさがあったという。

そこは、今まで見たキバよりも、比べ物にならないくらい大きなキバがおよそ40個もありました。

「きっとこの土地でなければならない何かがあったのでしょう」と案内をしていた考古学者でレンジャーの方がおっしゃっていました。

この土地でなければならない何かとは、なんだったのでしょうね。

何か地下の資源と関係があるのかな・・・?

それとも地理的な場所?

 

堤さんは、次に遺跡を残して消えた人々の子孫がが近くの町で暮らしているというサンタクララ・デ・プエブロ自治区を訪ねた。彼らは、存続のためにホテルやカジノを経営している。

カジノは、先住民の人々の暮らしを支える政策で、政府から許可されている。

彼らは2,500人しか残っていない。

神聖な場所で、決して入ることなどできないと言われていたキバに、サンタクララデプエブロ自治区のガバナーが案内してくれた。、↑堤さんとガバナーが一緒に入って祈ったキバ。

大事なことがあるとここで祈りを捧げるのだという。大地のパワーを感じる場所だそうだ。

そこでそのガバナーがこんなことを言った。

「私達は不測の事態が起きた時に大地の恵をいかす智恵がある。

それこそが価値のあるものなのです。

だから子供たちに教えて行くことが大切なのです。

何か起きた時に生き抜いていく方法をね。」

 

重い言葉ですね。

私達は、子供たちに、生き抜いていく方法を教えているでしょうか?

ただ、知識を詰め込む教育ばかり・・・なんか違いますよね。

 

生き抜いて行く方法をあらためて考えさせられた、まんまるでした。

晴れ今日もありがとうニコニコ