窪美澄「私は女になりたい」
赤澤奈美 業平公平 佐藤直也 植本夏子 玲 柳下 成宮 下田 箕浦
今年読んだ物語で間違いなくナンバー1です。最高に面白かった。
深読みというか勝手な妄想をしてみる。
始めて2人が駅の近くの焼き鳥屋で飲んだ日
「結婚はだめになりました」
「元彼が忘れられない、と言い出したんですよ・・・・・」
と言った公平の言葉は実はウソだったんじゃないかと
美容皮膚科の院長、年上の美しい女医に憧れて偶然を装ってチャンスを狙ってたのでは?
その後のタクシーの中でのことや彼女のマンションでの行為も全部作戦のうちで計画通りに上手くいったのだ。
婚約中の遊戯のつもりがだんだん本気になってしまい婚約者に自分から解消を申し出たというのが真実だったりして
そうでなきゃ植本夏子があこまで激しい報復に出るのは不思議だなと
「全部うまくいってたんです。両家の挨拶も済んで、後は結婚式を待つだけってときに、彼女がそんなこと言い出して」
「結婚は取りやめにしたい、僕と距離を置きたい、と。前の彼氏とやり残したことがある、って」
ホントに植本夏子がそう言ったのならペンキぶちまけとかクリニックの前で待ち伏せとか強気なことできるのかなと思ったワケ
赤澤奈美と植本夏子が喫茶店で話し合う場面では
「ちょっとした行き違いがあっただけです。私は公平と結婚するつもりでいます」と植本夏子は言ってる。
実際は若い二人に婚約中の迷いがあった、ってことなのかな。
佐藤直也がすべて仕組んだのではないか?という妄想もしてみた。
美しく若い女医と生涯最高のプレイを楽しむために
そう、若かりし自分の母役が赤澤奈美で縁側のカーテンの隙間から覗き見た母と交わってた若い男役を業平公平にやらせ
そして自らの母と交接するという欲望を追体験するために
「思春期になったとき、僕のマスターベーションのイメージはあの薄汚い男の上で腰を振っている母の姿だった」
「僕は母のあの姿に欲情していた。誰と寝ていても、頭の中にはその母の像があった」
そうとう倒錯してるな佐藤直也さん
もしこの作品が映像化されるとしたら一番重要な人物になりそう。映画化期待してます。
赤澤奈美さん役は誰がいいかな?