オレは田中みゆきを喜ばせたかった。

平成8年7月14日、二荒神社祭礼の日
その日は8月に山本山高原特設ステージで開催される第二回山本山サンセットフェスティバル、タケカワユキヒデLIVEチケット一般発売の日でした。
フェスティバル実行委員会はお祭り広場にテントを設置してイベントPRの活動をしてました。
そう真っ赤なおそろいのTシャツ着てね。
午後6時、お祭り子供広場は撤収されカラオケ大会の準備がすすめられてるとき
「おい一朗、実行委員会名義でカラオケ入れたから歌ってきてくれ、トップバッターね、超絶歌唱でもいいし爆笑オンチでもいいからとにかく目立ってくれ」
歌う曲はタケカワユキヒデメドレー、ガンダーラ伝説?だったかな?
どう考えても超絶上手くは歌えない、笑いを誘うようなハズシ歌唱演技も無理っぽい、ガンダーラの冒頭を普通に無難に小さい声で歌い始めました。
でも実行委員長を喜ばせたくて必死になってモンキーマジックのパートで「アチョー!」とか叫んでデタラメな英語で無我夢中で歌いました。
会場は盛り上がらなかったけど委員長は笑ってくれた、喜んでくれました。
その日、チケットは4枚くらい売れたのかな?同級生が義理買いしてくれた感じでした。

令和3年3月15日、「シカクニメマイ~その名は森川13号~」千穐楽
初日に続き2回目の観劇
劇団員、みゆき長男とゆーせい君が退団するということでサプライズ!餞別を用意して舞台後に渡してきた。
長男しょーたとウチの長女は同級生なんだ、ゆーせい君も、これも縁だよね。
結局これが彼女との最後の対面になるんだけど、喜んでくれたな
舞台衣装のウエディングドレス姿でね芝居小道具のカザグルマなんて貰ったりしてね

令和3年8月25日、告別式
もう彼女は喜んでくれない
喪主、挨拶
「最後は笑って送ってください」って
しょうーたの声が田中みゆき自身の声に聞こえた
妙演華英信女、なんて彼女らしい戒名だろう
キラキラ戒名だね、なんて同級生と少し笑って

でもやっぱり涙がね、、