- バケルノ小学校ヒュードロ組〈1〉おばけきのこマッシュ/鈴木 志保
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- 朝のNHK教育で人形劇になっているシリーズです。テレビの人形劇を甥っ子と見ていて、「これ設定細かくて笑える、絶対深夜仕事だな」と思っていたら脚本が大好きな児童書作家、柏葉幸子さんでした。しんみりするシーンも交えつつ明らかにコミカルテイストなのはなるほど、柏葉さんの仕事です。
主人公のノビローは両親がアフリカに行くため、お父さんの幼馴染の天狗一家にお世話になっています。一家の住むオバケハイツにノビロー達の通うバケルノ小学校もあります。同級生は皆オバケです。
この設定がほんとに多彩に面白いのです。ノビローは優しい子ですがやんちゃもするので一番怒られてもいます。天使のように心優しい河童のサンタ(もちろん好物はキューリ)はゆっくりしゃべるのがかわいい。208歳だけど8歳のときから200年冬眠していたので自分たちを8歳だと思って小学2年生をしている雪男の双子(みんなにはゆきんこブラザーズと呼ばれてます。心は8歳でも昔の人なので語尾はゴザル調)、普段は優しくて美人なのに怒ると顔が物凄く怖くなる担任のオキク先生、などなど出てくる人出てくる人これでもか、というほど背景が盛り込んであって飽きさせません。
この「おばけきのこマッシュ」は、8歳のおばけきのこが学校に行けるようになるまでのストーリー。転校先になじんだノビローは親友のサンタが放課後、自分とちっとも遊んでくれくなったことにがすごく辛くてある日サンタの後をつけいきます。するとサンタは沼の近くに生えているおばけきのこに、その日学校であったこと、勉強したことを教えてあげていました。木から動けないマッシュは学校に強い憧れをいだいているのです。
初めはマッシュにサンタを盗られてしまったように感じて面白くなかったノビローですが、仲良くなってからはマッシュも学校に来られれば一番良いとわかり、お父さんの盆栽にヒントを得てマッシュを鉢に植え替えて学校に連れてきてあげたのでした。
晴れて校長先生の許可ももらってマッシュはヒュードロ組の一員となります。マッシュは丁寧語キャラでこれまたかわいらしいのです。サンタの幼馴染という設定も模様。
ちなみにその後の送り迎えはサンタの仕事になっているようです。











